近年、大手水産・食品会社が安定した業績を残していると感じています。
大手が好調な背景には、品質管理レベルが高く消費者の支持を得ていること、冷凍食品の消費拡大、優秀な人材が集まっていること、さらには資金力を生かした大量買付や大量製造といったことがあるのではないかと思っています。
東京営業所で営業をしていると、場合によっては大手食品会社と競合することもあり、本当の意味で、当社に何が出来るのか自問自答することが多くあります。3年半、お客様とお話しながら得てきた現時点での答えは下記の通りです。
① 三陸で水揚げされる原料(サンマ・イワシ他)を競争力のある価格で供給する。
② 商品開発や製造のスピード・製造ロット(一回の生産量)の小ささ
※ 製造ロットが小さいとお客様のご要望に柔軟に対応が出来ます。
③ 前浜でとれる新鮮な食材(カキ・ホタテ他)を生かし、大量生産の工場では技術的に出来ない味を実現する。
添付写真は、③の例で 当社ブランド 三陸おのやの「三陸産カキのマリネ」です。
https://www.shop-onoya.jp/SHOP/mar068.html
カキは、加熱すると固くなってしまう特長があり、これをふっくら仕上げるため様々な製造工程の工夫をしています。先日、商品開発の専門家の方に試食頂き、この柔らかさは食べたことがないと絶賛頂きました。
今後は、「③の商流をいかに作っていくか」、が当社の存在価値として重要なポイントではないか と考えています。
p.s. もちろん品質管理、や人材育成も頑張っています!