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キャリアプランは「ない」200%急成長ベンチャーの社員1号が、いま学生に伝えたいことは山ほど「ある」【社員インタビュー】

「将来やりたいことはなんですか?」―――。

社会へ出るにあたって、そして出た後も、幾度となくそのプレゼンを求められる「キャリアプラン」。

就職面接は言わずもがな、入社後も上司との定期面談や、同期と熱く語らう夜など「自身のこれから」は、社会人のトークテーマとして不可避です。

しかし、自身のキャリアプランを「ない!」と笑顔で断言するのは、株式会社オンリースートリー・経営企画室室長の木皿 朱美(きさら あけみ)

大学2年生の休学中に、インターンとして入社。

インターンMVPを受賞するほどの活躍を見せ、オンリーストーリーの歴代社員第1号となりました。

社員になったあとは、社長秘書、営業部統括などを経て、約1年前からは経営企画室の室長として、オンリーストーリーを支えています。


2期目にインターンとして入社したオンリーストーリーも、現在はや6期目。

その間、変幻自在に肩書を変えながら、常にオンリーストーリーの急成長に貢献してきたあけみさんのエンジンとなったものは、一体なんだったのか。

そして、自身の経験を通して、いまの学生たちに伝えたいこととは。


インタビュアーは、2018年の2月~7月に約半年間、オンリーストーリーでインターンとしてお世話になり、いまは別会社でライターとして活動する藤本が、その大役を仰せつかります。

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大学3年生が、4年生の就活相談に乗る

――あけみさんって、本当にいろんな職種を経験してきてますよね。

木皿:もう本当に、いろんなことをやらせてもらってる。例えば、社長秘書の前は新規事業の立ち上げなんかもやってた。学生と企業をマッチングさせる事業だったんだけど、当時私はまだインターンで、大学3年生だったの。

就活を経験してないし、まだ働き始めたばっかりの20歳そこらの学生が、年上の大学4年生の就活相談に乗ったり、企業の経営者や人事の方に「こうやったら良い学生を採れますよ」ってコンサルしたりしてて。

でもやってみたら、全然うまくいかなかったの。いま思えば、そりゃそうだろって話でもあるんだけど。人材紹介に関するスキルも経験もなかったら、当時はとりあえず「親身に話を聴く」くらいしかできなかった(笑)

――キャリアプランは「ない」と言ってたんですけど、ではこれまで経験してきた職種は、どういう指針で決めてきたんですか?

木皿:その場その場での「Will,Can,Must」が重なったところを、最終的には直感的に選んできた。例えば「営業をさせてください」ってお願いしたときは、てつさん(※オンリーストーリーの代表)が商談する様子を間近で見てたら「私にもできそう!」と思って、「だったら私もやりたい!」とも思ったの。それで実際、会社としてもお金を稼げる組織にならなきゃねということで、営業をさせてもらえることになったっていう経緯だから。

――いまの学生って、営業をやりたがらない人も多いって聞くので、当時あけみさんのほうから「営業をやりたい!」って申し出てたのは、意外でした。(参考:衝撃! 大学生の約9割が営業職を「やりたくない」と回答。理由は?

木皿:実は、私もオンリーストーリーで働き始める前は、営業に対してそこまで良い印象を持ってなくて。だから、営業として働いて、営業部長を務めるようになるなんて、思ってもみなかった。営業って、どうしても押し売りとかしんどいとかってイメージを持ってる人もいると思うんだけど、私はてつさんが商談する様子を間近で見たり、実際に自分が営業として働いたりするなかで、その先入観が払拭されていったの。

――具体的には、どういう認識に変わったんですか?

木皿:営業っていうのは、お客さんが困っているときに、それを助ける術を提供する人なんだなっていう認識かな。特にオンリーストーリーの場合は、営業支援の会社として、いろんなクライアントの商材を売っているから、たくさん手札があって、そのなかから相手に合ったカードを差し出すイメージ。

自分たちの売りたい商品を売るんじゃなくて、本当にお客さんのためを思った提案ができるから、むしろいまは、私は営業は楽しいものだなって思ってる。もし営業に対してネガティブなイメージを持ってる学生さんがいたら、営業は本当は楽しいものなんだよってことを伝えたい。

――実際に営業をする前と後で、180°印象が変わったんですね。

木皿:ちなみに、オンリーストーリーには18個のクレド(企業の信条)があって、今年の9月に改訂されたんだけど、そのクレドの18個目が「はたらくを、たのしむ」なのね。

▲オンリーストーリーのクレド18個


木皿:私、無理やり与えられた仕事に熱中するっていうことが、どうしてもできなくて。だから、そのときどきの私の興味・関心やフェーズ、役割に合わせて、いろいろな仕事を経験させてもらっているいまの環境は、本当にありがたいなと思ってる。


「キャリアプランの有無」と「モチベーションの有無」は別

――あけみさんを見ていると、「キャリアプランが明確かどうか」と「仕事を楽しめるかどうか」っていうのは、全く別の話なんだなって思いました。

木皿:だから「将来こうしたい!」っていう目標を持っている人は、もちろんそのままその目標に向かって走ってもらったらいいんだけど、私みたいに「こうなりたい!」っていう明確なビジョンがない人も、ちゃんと社会でやっていけるよっていうことを、いまやりたいことがなくて悩んでる学生さんには伝えたい。実際に私は毎日楽しく働かせてもらってるし、働くなかでまた見えてくるものがあったり、なんらかのやりがいを見いだせたりすることもあるから。

――それはすごい多くの学生さんが、勇気づけられる言葉だと思います。

木皿:でもやっぱり、隣の芝生は青いじゃないけど、ビジョンとか明確なキャリアプランとかを持ってる人を、実はうらやましいなって思ってたこともあるの。とは言え、たぶん私はこれから先も、キャリアプランを持たずに、本能的に道を決めていくと思うんだけど。

木皿:ただこの前、てつさんが逆算思考のメリットのひとつを「何年後までにこうする必要があるから、きょうはこれだけのことをしないといけない!」って、1日を有意義に過ごすための良い意味でのプレッシャーとして使えるって話を朝礼のときにしてて、それはたしかになって思った。

――時間の有限性を感じる手段として、逆算思考を活用するってことですね。

木皿:だから、個人のキャリアプランを立てるのとはまた別の話で、自分のエンジンにするための「こうしたい!」って想いは大事だなと思った。それで、私のモチベーションになる「こうしたい!」って想いはなにかなと言語化したときに出てきたのが、「てつさんを勝たせたい」だったの。これインタビューで言うの恥ずかしすぎて、本当は言いたくなかったんだけど...(笑)


「私だからこそ」できること

――では最後に、これからの21卒採用に向けての、あけみさんの意気込みを聴かせてください。今回、オンリーストーリーの21卒採用では、あけみさんは一次面接の担当者を務めるんですよね?

木皿:そう。私から人事責任者のれなにお願いして、一次面接をやらせてもらうことにした。というのも、去年の20卒採用のときは、私はいまの経営企画室じゃなくて、営業部長をやっててたんだけど、全然余裕がなくて、採用に対してほぼ傍観者みたいな感じだったの。ただ、今回20卒として入ってきてくれた6人が、みんなすごい優秀な良い子で。

――ぼくもてつさんのFacebook投稿を見ましたけど、今年の新卒採用でもすごい優秀な学生さんと出会ったんだなっていうのが伝わってきました。

▲オンリーストーリー代表・平野のFacebook投稿


木皿:代表のてつさんや人事のれなを中心にして、会社がこれだけ仲間集めに本気でコミットしてるのに、私はそこの力になれていないことを、すごい反省した。てつさんなんて、会社が50人規模になったいまでも、最終面接の学生1人ひとりに対して、2時間とか3時間とかかけてるの。だから、今年の21卒採用は私もできる限り関わっていこうと思ってる。

――今回のあけみさんの21卒採用へのコミットの背景には、そんな思いがあったんですね。

木皿:それで、どういう形で関わるのがいいかなと考えたときに、オンリーストーリーが採用のときに一番重視するのは、カルチャーフィットで。私はオンリーストーリーの社員としては一番始めに入社して、インターンの時期から入れると、いま6期目の会社にもう4年以上もいることになるの。

――会社のほとんどの酸いも甘いも知ってますね。

木皿:学生さんに会社の価値観を伝えたり、カルチャーフィットしているかどうかを見たりするのは、私だからこそできる部分もあるのかなと思って。それで、一次面接の担当をやらせてほしいってお願いした。今年の仲間集めは、私も本気でやっていく。これは、オンリーストーリーに興味を持ってくれた学生さん限定に伝えたいこと(笑)

――入念なキャリアプランがなくても楽しく仕事はできるし、営業も実際にやってみたら楽しいしっていう話は、たくさんの学生さんのこれからの就活の参考になると思います!そして最後には、あけみさんの21卒採用に懸ける想いも、ヒシヒシと伝わってきました。本日はどうも、ありがとうございました!


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企画・写真:伊東 実咲
文:藤本 けんたろう

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