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花屋から30歳を転機に転職。今後のキャリアを考えたときに、「生涯生きていくことができるスキル」を手に入れたかった。【社員インタビュー vol.4】

―前職は、何をされていたんですか?

當瀬:園芸店で働いていました。花屋ですね。


―園芸店に就職された理由はどのようなものだったのでしょうか?

當瀬:桜の盆栽がきっかけでした。偶然道の駅で発見したものに魅かれて購入したんです。購入したのは夏だったんですが、それが、春になって花をつけた。それに、恥ずかしながら感動してしまったんです。植物って凄いな・・・と。それが園芸店を志したきっかけです。それからネットで調べて、前職の園芸店に入社しました。


―学校では、植物に関わることを学んでおられたんですか?

當瀬:いえ、全く関係ない分野です。大学では、心理学を専攻していました。


―では、心理学を学ばれて、最初の就職が花屋だったんですね。

當瀬:そうですね。
大学の就職活動時は、正直やりたいことが見つからなくて、公務員試験を受けていました。でも、そんな中途半端な気持ちでしたから、当然受かるはずもないですよね。そうこうしているうちに、卒業から2年が過ぎ、そろそろ働かないと…と思い、仕事を探しました。その頃に出会ったのが、桜の盆栽でした(笑)


―園芸店では、どんな仕事をされていたんですか?

當瀬:仕入れがメインでした。


―そうなんですね。仕入れの仕事のおもしろさって?

當瀬:なんというか、安定して売れるものは当然仕入れますよね。でも、それだけじゃなくて、市場をまわって、ちょっと変わったものを見つけて勝負して仕入れてみる。その植物にストーリーをつけて戦略的に打ち出してみる。そうやって店頭に並べて売れたときは、嬉しいですよね。


―転職を考えられたキッカケはなんだったのでしょうか?

當瀬:時間が不規則だったことですね。朝が早くて、夜も遅い。それが曜日によって変わりますから、20代は頑張れたんですが、30歳を迎えて、そろそろ体力的に厳しいと感じて、転職を考えました。
また、仕事としても、仕入れは嫌いではなかったんですが、この先、「これでメシ食って行けるのか」という漠然とした不安もありました。だったら、手に職をつけたい・・・と考え、造園業に辿り着きました。それから、造園業の会社を調べて、色々と見る中で、oh庭yaには、「違うな」という印象がありました。


―実際に入社してみて、いかがでしたか?ギャップはありましたか?

當瀬:ギャップ・・・ですか。正直、入社前はネットの情報がメインですから、逆に「これ」というイメージは特になかったです。ただ、入ってみて感じたのは、「教育がしっかりしている」ということですね。座学研修で基本を教えてもらますし、同行してOJTで教えてくれる先輩の指導も丁寧でした。


―そうなんですね。そうやって指導を受けられて、独り立ちしたのはどのくらいでしょうか?

當瀬:独り立ちした、とは言えませんが、初めて1人で現場に行ったのは12月でした。僕は10月入社ですから、入社3ヶ月目ですね。シラカシという木の剪定でした。
もちろん不安でしたから、午前中が終わった段階で、途中経過の写真を店長に送って、問題ないか確認してもらってから、午後のお手入れを進めていきました。
店長だと半日で終わる現場ですが、丸1日時間をとってもらっていました。結果、丸1日でなんとか終わらせることができました。


―入社されてから今ままでで、つらかった経験は?

當瀬:まだ自分の経験が浅いということもあって、店長が余裕を持ってスケジュールを組んでくださってると感じます。だから、日々の仕事自体で特に辛いというのはないですね。自分の仕事が遅い、というのがふがいないだけで・・・。


―悔しかったことや、大変だったことはありますか?

當瀬:例えば、お客様から「こういうこと、できる?」と追加でご相談いただいても、自分がその作業ができないとき。せっかく期待してご相談をいただいたのに、自分の力不足で技術的にできない・・・とか。それに対して、自分がまだまだ踏み込めずにいるところがあって。それが悔しいですね。でも、限界を超えないと成長しないですから、チャレンジしなければ、と思っています。


―「追加でご相談」というお話がありましたが、どのようなご相談を受けるのでしょうか?

當瀬:これは、自分でも応えることができる内容ですが、お花の育て方です。僕自身、前職が花屋ということもあって、花があると自分も興味があるから、「きれいですね」とお伝えしてしまう。例えば木を切って日当たりよくなったら、「お花、よく咲くようになりますよ」とお伝えすると、話が広がって、相談していただくことが多いです。
育て方だけでなく、たとえば名前を教えてほしいとか、どんな花を育てたら良いか?とか、薄暗いところ・日陰なんだけど、何か良い花ない?とか。そういう会話は楽しいですね。


―この会社、この仕事をやって良かったと思うことを教えてください。

當瀬:oh庭yaという会社は、植木屋ではなく、サービス業として、お客様のニーズに応えることが目的です。でも、僕自身、それがなかなかうまくできていない。でも、その中でも、お客様のニーズと自分のやったことがバチっと合致したなと感じることができたときは、とても嬉しいです。

入社当初は、なかなか切り具合が掴めませんでした。お客様の期待する切り具合と、自分の切り具合を合わせるのが難しかった。そのため、どうすれば良いか先輩に相談して、全体の中のある“いち”部分を完成させて、それをお客様に確認してもらい、コミュニケーションをとり、ご要望とズレがないか、仕上がりの感覚を合わせた上で、全体を進めていくようにしました。すると、「バチ」っと合うことが増えてきて。それから少しずつ自信が持てるようになりました。


―最後に、今後のビジョンを教えてください。

當瀬:oh庭yaの中途採用には、「独立前提社員」といって、oh庭yaのパートナーとして独立する前提で、一定期間、社員として働くことができる、という仕組みがあります。その採用で入社される皆さんは、独立に向けて意志が明確だなと感じます。
でも、正直に言うと、自分は…なんというか…そのあたりのビジョンはあやふやで入社しました。だから、今はまず一人前になることを目標にしています。その先のことは、それから描くことができたらと考えています。


―ありがとうございました。
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