あの頃って言っても、つい最近までですね。
スマホのメール着信をするたびに「仕事のメールかも」「社長からメールだ…」って。せっかく楽しい休日を過ごしているのに一気に現実(仕事のこと)に戻されてしまう。家族もつまらない、自分ももちろんつまらない、憂鬱な気分や苛立ったことをよく覚えています。
でも、今の環境になってからよく分かるんです。
「仕事は選べる。」「仕事相手も選べる。」
私は、家族(私の場合は主人と娘)を第一に考えられて、家族を優先できる環境にいたいなと思いました。そう思いながらもできない職場環境って、今の日本には本当に多くあると思います。
「上司からのメールだからすぐに返信しないと」「私しかできないことだからすぐに対応しないと」
そう思っていたんです。使命感?義務感?よくわからないですが…ただ、バカ真面目に「仕事モード」に突入することが正しいと思っていました。でも、その環境から離れてみる(退社)と、それがとんでもなく思い違いだったということを思い知らされるのです。
私がいなくなったら、代わりの人がいくらでもいる(採用される)わけです。「私じゃなきゃ。」なんてこと、ないんです。必死に仕事優先だったのに、なんだそれ。って思ったこといっぱいあります。
「それって本当に今返さなければならないメールですか?」
「それって本当に緊急ですか?」
それを考える余裕もなく、「上司からだから」「店舗からだから」「取引先からだから」と「奉仕精神」かのように、ありとあらゆる人からのメールに対応する日々。
本当に緊急だったら、電話しますよね。もしくは「緊急」ってタイトルに入れるとか。
相手は、さほど相手のことを考えていないんです。思いついた時にいいたいことを言っている(メールしている)だけ。緊急事態ってその中でも1%もないのに、それに右往左往していた自分だったんです。
それに気づいてからは、もう人に振り回されるのはやめよう、絶対に家族優先の仕事しかしない!と思いました。でも、どうやって?それからは試行錯誤です。そして。。。
今、いる場所は「振り回さない人が社長」「振り回さない人が同僚」「もちろん私も振り回さない」
それが、もう…今まで何だったんだろう????というくらい、自分が自立できるんです。面白いくらいに、今までなかったスキルが蓄積されていくんです。新しい発見です。
休みの日は、仕事のメールが来ることもないし、来たとしても週明けに対応するし、当然の流れですが、家族優先の生活ができています。社内でも家族の話、いっぱいしています。社長も同僚も家族が一番大事。
スマホ、手放す時間。本当に大切ですよ。本当に。子供の表情、見ていますか?パートナーの顔を見て話していますか?以前の自分に言いたいです、ほんと。強制的にスマホが使えなくなる時間ができればいいのにな~と、ずーっとスマホとにらめっこをしている主人を横目にしながら思っている今日この頃です笑
日々、私のように感じながらも抜け出せずにいる方、ここでなら面白いくらいに変わると思います。
長々と失礼しました。