2010年に創業したNLINKSは、メディア運営や採用コンサルティング、営業代行ビジネスなど、さまざまな事業を展開している会社です。今回は、前職で8年間フロントエンドとバックエンドの実務経験を積み、現在はNLINKSで『イエプラ』のエンジニアチームをリードする樋谷さんにお話を伺いました。
樋谷 拓朗(ひや たくろう):1990年生まれ、神奈川県出身。プログラムの専門学校を卒業後、IT企業へ就職。8年間、業務支援システムの開発をおこなったのち、2018年エヌリンクスへ入社。『イエプラ』のエンジニアとして、開発からメンバー指導までをおこなっている。
人柄とスキルの両面から評価する姿勢に魅力を感じ、エヌリンクスへの入社を決めた
――はじめに、現在に至るまでのキャリアを教えてください。
小学生のときに家で初めてパソコンに触れ、「これはおもしろい!」とパソコンに興味を持つようになりました。その興味のままプログラミングの専門学校に進学し、卒業後はIT企業に就職しました。
新卒で入社した会社では8年間、業務支援システムの開発に携わりました。特に印象に残っているプロジェクトは、1年目に担当した図書館の貸出管理システムの開発です。社会人なりたてにも関わらず、関心があったフロントエンドだけではなく、バックエンドの開発も担当しました。2年ほどかけてシステムを完成させることができ、導入後はずっと使っていただいています。実務経験のない状態からフロントもバックも担当するのは大変でしたが、両方に携われたおかげでシステムのスペックに合わせたサーバと、サーバとの連携がいいフロント側の言語を連動して考えられるようになりました。
仕事は充実していたのですが、寝袋を持ち込むほど残業が多く、ある日ふと「なんのために働いているんだっけ」と思って転職しようと決意したんです。そのため、転職先はワークライフバランスを重視して探しました。
――エヌリンクスに入社した決め手を教えてください。
ちゃんと私の人柄まで見てくれているように感じたことです。他社の面接では、今までのキャリアや今後のビジョンなど、どこも同じような内容の質問ばかりでした。しかしエヌリンクスは、趣味や休日の過ごし方など、もっと個人に焦点を当てた質問を投げかけてくれたんです。面接というよりも、会話をしている感じだったので、リラックスしてざっくばらんに話せましたね。「この人だから一緒にやりたい」と思えるかどうかを判断軸にしていると感じました。
また、スキルアップできるポジションを提示されたことにも魅かれました。「未経験者が多いから経験者としてメンバーを引っ張っていってほしい」と。個を重視しながらも私の経験を活かそうとしてくれている、その姿勢に魅力を感じ、入社を決めました。
――重視していたワークライフバランスはどうですか?
遅くとも21時までには帰宅するようにという方針が徹底されているので、ワークライフバランスが整ったと感じています。
バックグラウンドが多様なメンバーに囲まれて、エンジニアとしての視野が広がった
――現在のお仕事内容を教えてください。
チャット不動産『イエプラ』のエンジニアをしています。自ら開発する傍ら、チーム全体を見て技術的なアドバイスをしています。現在、チームのエンジニアは6人。そのうち4人が未経験からエヌリンクスでエンジニアを始めたメンバーです。経験が浅いメンバーには必要に応じてフォローをしています。
フォローをするにあたっての私の方針は、「わからないことがあったら、まず自分で調べる」。なんでも聞けばいいというスタンスだと、エンジニアとして独り立ちすることがいつまで経ってもできないですよね。なので、成長してもらいたいという気持ちを込めて、調べて自分なりに考えた上で質問してもらうようにしています。
未経験からスタートしたメンバーのバックグラウンドは多種多様なので、いろんな考え方があっておもしろいです。新しい発見につながることもあり、エンジニア一本でやっていると得られなかった視点で物事を見ることができるようになりました。
また、仕事のやり方についても視野が広がったと感じています。前職では、フロントに立ってお客さまと直接やりとりをしていたので、こちら側に利益が出る範囲でしかシステム開発にこだわりを持てませんでした。しかし、エヌリンクスでは社内メンバーとのやりとりで仕様を決めます。変な駆け引きをする必要がない上に、自社サービスなので改善の効果が目に見えてわかるため、ちょっとした部分にもこだわりを持って開発できるようになりました。
――前職の経験で活かせていることはありますか?
一番は開発からリリースまでの流れをわかっていることです。新しい機能を追加するときは、なにが必要なのか、どれぐらいの人数でどのぐらいの時間をかけて開発すべきかなどを最初に考える必要があります。しかし、 私が入社した当時はイエプラの営業担当者から「こうしてほしい」と依頼があったとき、二つ返事ですぐに手をつけてしまう傾向がチーム内にありました。チーム内で依頼内容を共有せずに勝手に作業を進めることもあり、あとからバグが見つかるなど、問題が起こるケースもあったんです。
たしかに、Webサイトの開発にはスピードが求められます。一方で、当然ですが品質や安全性も担保しなければなりません。スピードを重視して動けるメンバーは多くいるので、私は主に安全性を考え、チーム全体のバランスをとるようにしています。もう一人か二人ぐらい安全性を主に考える側に回ってくれないかと、チーム全体に考え方の共有もしていますよ。
将来は、エンジニア主体でサービスをつくり、売上を生み出したい
――今後の夢や目標があれば教えてください。
今はイエプラ専属のエンジニアですが、所属している技術戦略室として会社に貢献したいです。具体的にいうと、エンジニアが主体となって新しいサービスをつくり、売上を上げられるようになりたいと考えています。今はまだ他のエンジニアがどういったスキルや関心を持っているのか把握しきれていないので、どんなサービスかは決めかねていて。技術戦略室のメンバー全員でアイデアを出しながら、開発できたらいいなと構想しています。
ただ、ゼロからサービスをつくり上げるためには私も含め、全員がさらに成長しなければならないとも感じています。弊社は100%自社開発のサービスが2つあり、上流から下流まですべての開発工程に携わることができるので、幅広くスキルアップができる環境です。エンジニア全員が力をつけ、「この領域はなんでも聞いて!任せて!」くらいの気持ちになったら、目標が達成できると思っています。
――これからどのような人に入ってきてほしいですか?
相手の目線に立ってコミュニケーションが取れる人ですね。エンジニアはプログラムが組めればいいというわけではなく、仕様を決めるときやチームで開発するときなどに人との関わりも避けられない職業。周りに気を遣えるかどうかは重要だと思います。
例えば、エンジニアが考えていることをそのまま伝えても、わからない人がほとんどだと思います。ユーザーからは見えない裏側のことを話しているからイメージしにくいんですよね。エンジニア以外には馴染みのない用語もありますし。私も普段から心がけていますが、相手が聞き慣れている言葉を使って説明できる人が理想ですね。
技術的な面をいうと、PHPを扱ったことがなくても問題ないと思います。私も前職と開発言語が違ったので最初は戸惑いましたが、エンジニアとしての考え方、人との接し方、ユーザー目線に立つ姿勢は同じなので、今までの経験を活かせる場面が多々あります。培ってきたスキルを活かしながら、新しい言語を習得するのも面白そうだと思っている方と働きたいなと思います。
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