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オフィスの解約とこれから

2020年7月末をもって、カクトク株式会社は池尻大橋のオフィスを解約しました。
現在は完全リモートワークで業務を行っています。

オフィスは一定の機能を果たしていると考えており、一概に不要とは考えていません。
リモートワークがすべてのひと/チームの生産性を上げるわけではなく、
また、チームとしての「熱」をもつには、等しく時間を消費する行為が必要だと考えているからです。
なので、オフィス不要論には慎重な態度を示したいところですが、
COVID-19(以降コロナと表記)の状況と、業務に関わるあれこれのトレードオフを勘案し、2~3ヶ月をかけてリモートワークに移行しました。

■ 業務環境について
カクトクには、もともとリモートワークをしているプログラマーやアシスタントのメンバーがいました.
加えて、都内でもコロナの感染者が発生し始めたことをうけて、全社員をワーク・フロム・ホーム推奨(以降リモートワークと表記)としました。
コロナの状況を反映して「リモートワーク推奨」と「原則リモートワーク」を切り替えてきましたが、
緊急事態宣言を経て、自然とオフィスの利用者が減り、オンラインでうまく仕事をするための暗黙知やガイドラインの整備がすすみました。
そして、最終的には出社するメンバーがゼロになり、リモートワークでの勤務が平常化しました。

■ 業務状態について
会社としては、予実管理や健康状態(なんとなく把握していた調子の悪さ)がわからないことの不安はありました。
しかし、最終的にはメソッドの問題であり、代替手段を調整することで解決しました。

結果的にはリモートワークによって大きく生産性が変わることはありませんでした。
変えないように一人ひとりが頑張ってくれたといったほうが正確かもしれません。
保育園や小学校が休みとなり、自宅保育が続いたなかで業務状態が変わらなかったのは、働き方の効率化に加え、いつも以上にメンバーがコミットしてくれたのだと思います。
ありがとうございます。

■ 行った施策
リモートワーク移行後に初めて実施した3つの施策があります。
いずれもメンバー間のコミュニケーションを促進し、ちょっとした気晴らしになればいいなと考えて実施しました。
1. 業務中に雑談の時間を実施
2. オンライン飲み会を実施
3. 1on1の実施

オフィスで働いているメンバーが、つれだってご飯やカフェに行くことはありました。
しかし、社員の中には遠方に住んでいたり、子供がいるなどしてそうした機会に参加できなかったメンバーがいました。
今回実施した施策によって、これまでよりも逆にコミュニケーションが増えたメンバーがいたのは嬉しい誤算です。
もっと早く実施しておけばよかったですね。
オフィスで一緒に働いていたメンバーに加えて、リモートワーク開始後に採用したメンバーとのコミュニケーションもうまくいっているようで一安心しています。

1on1は以前から予定していたのですが、このタイミングでの開始となりました。
キャリアについてや技術の細かい話など、普段とは違ったカテゴリーについてやりとりができました。

リモートワークによってメンバーの家の電気代や通信費が上がっているので、なにかしら補助ができればいいなと考えています。

■ メンバーへのインタビュー
と、ここまでは現状報告になります。
追加コンテンツとして、営業の出久地さんにインタビューをしてみました。

Q1. 働き方はどのように変わりましたか?
まず、移動が無くなったことで物理的な疲労や満員電車などのストレスが無くなって仕事の生産性は上がりましたね!
時間の使い方も変わって、個人的にはポジティブな要素がかなり多かったです。

Q2. Q1によるポジティブな効果はなんですか?
1日にこなせる商談数が増えた事が営業の生産性という観点では一番大きいと思います。
あとは、リモートワークをメインとしている営業人材を抱えてるプラットフォームサービスでもあるので、オンライン商談をカクトクの人間が推奨してい行っていくことで、企業側に僕らの提供している世界観を少しでもアピール出来たことがポジティブですね!

Q3. Q1によるネガティブな効果はなんですか?
運動不足にはなると思っていたので筋トレは欠かさずやっていました。笑
※ちなみに体重も7キロ痩せました。笑
強いて言うなら社員同士の対面コミュニケーションが無くなってしまったことですかね。
ただその反面、会社がオンラインでの交流が出来るように工夫してくれたりしているので、関係性は変わらずやっていけてると思います。

Q4. 今後のコロナの状況は不確実ですが、状況が好転した場合、現在の働き方を継続したいですか?
はい、そうですね!
これからの時代は、どこにいても個人のパフォーマンスが変わらないように努力していくことが必要だと思っています。
カクトクはオフィスも解約しましたし、先進的な働き方を追い求める会社であってほしいと思っています。

■ 今後について
メンバーへのインタビューの中でも出てきましたが、社員間のコミュニケーションについては今後もよく考えたいと思います。
逆にそれぐらいしか不安要素がなく、業務については滞りなくすすんでいます。
オフィスに集まって「熱」をもって業務にあたり、よりカクトクが発展している、という平行世界があるかもしれませんが、観測が難しいですね。
いまはメンバーの健康面の安全と、新しい働き方へのチャレンジを選択します。

カクトクの提供するサービス群のユーザーには、リモートワークを行っている方が多くいらっしゃいます。
カクトクのメンバーも自らリモートワークで働くことによって、ユーザーに近い状況に身を置き、
よりリアルな、問題解決力のあるサービスを提供していけるように取り組んでいきたいと考えています。

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