こんにちは。ネットプロテクションズ採用担当です。

「他の会社ってどんな雰囲気なんだろう？」「私って、他の会社でも通用するのかな？」という疑問を持ったことがある方も多いのではないでしょうか？今回は、「Tonashiba」という外部業務斡旋のサービスを利用して他社に駐在し業務をしてきた、総務担当の坂根扶美のインタビューを紹介します。果たして「他社で仕事をする」という経験は彼女にどのような効果をもたらしたのでしょうか。

決まった型がない「総務」の仕事

2018年4月〜5月の2ヶ月間、ポイントサービス「ハピタス」の運営を中心に事業を展開している株式会社オズビジョンさんに、移転プロジェクトの担当として週に一度勤務していました。

そもそも社外で働いてみたいと思ったきっかけについてお話しします。2018年の2月に会員向けサービス企画の部署から、総務に異動しました。ワーキンググループの活動としてNPのオフィス移転を担当していたこともあり、より親和性のある仕事がしたいと思い希望をだしました。またNPではこれまで総務専任の正社員がいなかったこともあり手薄な領域で、会社の弱点を補いたいという想いもありました。

ただ実際に総務の仕事を始めるにあたって、総務に関する書籍などを読んだのですが、内容が薄かったり、会社によって担当している範囲が違うため、なかなか参考にならなかったんですね。とはいえNPにはこれまで専門で担当していた人間がいないこともあり、どこか他の会社の総務を体験して、学んでみたいと考えるようになりました。そんなことを考えて、他社で勤務する経験が積めないかなと探していた時に、上司より「Tonashiba」を紹介してもらい、オズビジョンさんと出会うこととなりました。

業務内容としては先述の通り移転プロジェクトがメインで、総務全般というわけではなかったのですが、自身の経験を還元することができ、かつ組織風土がNPと近いものがありそうだなと思い、参加させてもらうことになりました。NPでも推進しているティール組織として書籍で紹介されたこともあるなど、組織運営でも参考になるのではないかと考えていました。

2社で同時に働いて感じた風土の差異

プロジェクトとして関わったネットプロテクションズの新オフィス風景

オズビジョンさんにて勤務するようになってからの主な仕事は、2ヶ月後に迫ったコワーキングスペース「WeWork」へオズビジョンさんのオフィスを移転するプロジェクトでした。実際にこの領域においては力添えができたのではないかと思いますし、自身にとっても大きな学びになりました。また組織運営において、近い理念を持っているとはいえ、様々なシーンで「NPとは違うな」と思えることがありました。それはどちらが良い悪いではなく、事業特性や規模によってもことなるのだろうなと感じています。価値観が近くても、表出する制度や行動が異なるというのはひとつの発見でした。

週に4日はNP、1日はオズビジョンさんという勤務体系でいると、意思決定基準やコミュニケーションスタイルの差異が際立って感じられます。NPは決済というドメインで事業展開していることもあり、しっかりと吟味しステークホルダー全員の最適解を求めていく傾向にあります。それは社員誰と話していても感じることであり、本質的な思考をする土壌があるのが強みなんだろうと感じます。これはオズビジョンさんでもしっかりと活きましたし、オフィス移転に際しても様々な角度に考えを張り巡らせて、プロジェクトを進めることができました。

NPへの価値還元とこれからのキャリア

オズビジョンさんで勤務させてもらって得たものの一つとして「自信」があります。これまで5年間NPで働いて来たものの、内弁慶になっていて外では一切バリューが出せない人間なんじゃないかという恐怖心があったんです。中途で入ってくる社員が「NPは特殊な風土だ」というのを口々に言うんですね。ただ自分は新卒入社でNPにずっといて他の会社を知らないので、どうもピンと来ませんでした。周りがあまりにそう言うもんだから、危機感だけは募っていき…。そんな不安を抱えながらの5年間でしたが、今回オズビジョンさんで評価いただけたことで、自分の対外的な価値を客観視することができました。

NPではリモートワーク等社外で業務を行った時には、日報を社内掲示板で共有することになっているのですが、毎週掲示すると反響がありました。新卒生え抜きが多い会社という側面はありますが、やはり他社で働いた人間の話を聞くことで、自社の特徴などを改めて捉えられるということができたようです。そのような点でもNPに価値還元ができたのではないかと思います。

これからの時代、オフィス内で働くだけが価値の発揮方法ではないと思いますし、複数の会社に所属する方が、かえってどちらにも高く貢献できる場面もあるかと思います。今回オズビジョンさんの移転が完了し、新しいオフィスに遊びに行ったときに、ものすごく感動したんですね。NPという会社に所属しながら他社の業務でそこまでの感情になれたことは素晴らしいことだし、この感情を自社の仕事に還元できるならそれはとても素敵なことなんじゃないかなと感じます。

実は私、8月末でNPを退職するんです。これは昨年の段階で決めていたことなのですが、そんな社員の希望を聞き入れ、実現できるよう協力してくれたNPには本当に感謝しています。と同時に、一切嫌な顔せずに送り出してくれたメンバーの価値観や会社の風土を目の当たりにし、この会社に入ってよかったなと心底思いました。

NPであれば今後も多様な働き方を実現していけると思いますし、新しい人事制度などもどんどん生み出していっているフェーズなので、様々な仕事に挑戦し、柔軟なキャリアプランを組みたい方にとっては、とても良い環境だと思います。

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