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カメラの前で話すだけではない。ライブコマーサーの仕事を公開します。
株式会社モノエンでは現在、ライブコマーサーを募集しています。
ライブコマーサーと聞くと、ライブ配信中に商品を紹介する仕事を想像する方が多いと思います。
もちろん、カメラの前で商品の魅力を伝えることは、この仕事の中心です。
しかし、実際の仕事は配信中だけではありません。
商品を知り、伝え方を考え、チームで準備し、視聴者の反応を受け取り、次の配信へ改善する。
配信前・配信中・配信後のすべてを通じて、一つのライブをつくる仕事です。
今回は、MONOENのライブコマーサーがどのように配信に向き合っているのか、その仕事内容を具体的に紹介します。
配信前|まずは、商品を深く知る
ライブ配信の準備は、商品説明を暗記することから始まるわけではありません。
最初に行うのは、商品について深く知ることです。
- どのような素材が使われているのか。
- どんな工程でつくられているのか。
- なぜ、この形や機能になったのか。
- つくり手は、どのような課題を解決しようとしたのか。
- 競合商品や一般的な商品とは、何が違うのか。
メーカーから共有された資料を読むだけではなく、可能な限り実際に商品を使います。
鉄フライパンであれば、実際に料理をする。
タオルであれば、触り心地や吸水性を確かめる。
グラスであれば、光の入り方や口当たりを体験する。
自分で使ったからこそ生まれる言葉があります。
「軽い」と書かれているから軽いと言うのではなく、自分が持ったときにどう感じたのか。「使いやすい」と説明するのではなく、どんな場面で使いやすいと感じたのか。商品の魅力を自分の中に落とし込み、自分の言葉へ変える。
これが、配信準備の第一歩です。
つくり手の背景まで理解する
MONOENが扱う商品には、それを生み出した企業や職人の物語があります。
- 長年受け継がれてきた技術。
- 時代に合わせて重ねてきた改良。
- 地域産業が抱えている課題。
- 商品が完成するまでの失敗や試行錯誤。
ライブコマーサーには、商品のスペックだけでなく、その背景にも関心を持ってほしいと考えています。可能であれば、メーカーや職人へ直接訪問し、質問することもあります。
「なぜ、この商品をつくろうと思ったのですか」
「一番苦労した工程は何ですか」
「お客様に、どのように使ってほしいですか」
そこで聞いた言葉が、ライブ配信で視聴者の心を動かすことがあります。
カタログに書かれていない魅力を見つけることも、ライブコマーサーの大切な仕事です。
配信の流れを、チームで考える
商品を理解したら、ディレクターやメンバーと一緒に配信内容を組み立てます。
- どの商品から紹介するのか。
- 配信の冒頭で、何を伝えるのか。
- どんな実演を行うのか。
- 視聴者に、どのような質問を投げかけるのか。
- よくある疑問に、どう答えるのか。
- どのタイミングで購入方法を案内するのか。
すべてを細かく台本どおりに進めるわけではありませんが、配信の目的と大きな流れは事前に共有します。ライブコマーサーが一人で番組を背負うのではありません。
企画を考える人、配信を進行する人、コメントを見る人、商品を準備する人。
それぞれが役割を持ち、チームで一つのライブをつくります。
配信中|商品説明ではなく、視聴者との会話をつくる
配信が始まったら、準備した内容を一方的に話すだけではありません。ライブコマースの最大の特徴は、視聴者とリアルタイムで会話できることです。
「この商品は、どんな人に向いていますか」
「お手入れは難しくありませんか」
「サイズで迷っています」
「実際に使うところを見せてください」
こうしたコメントに、その場で答えていきます。
同じ質問でも、視聴者によって知りたい理由は異なります。
購入を迷っている人もいれば、初めて商品を知った人もいます。
すでに使っていて、別の商品との違いを知りたい人もいます。
コメントの背景まで想像しながら、相手に合った言葉で伝える必要があります。
話す力だけではなく、コメントを読み、反応を感じ取り、会話を広げる力が求められます。
実演を通じて、伝わりにくい価値を見せる
オンラインでは、視聴者が実際に商品へ触れることができません。
だからこそ、ライブ中の実演が重要です。
商品の大きさを手に持って見せる。
音や動きを伝える。
実際に料理やお手入れをしてみる。
複数の商品を並べて違いを比較する。
言葉だけでは分かりにくい情報を、映像と動きで伝えていきます。
実演が予定どおりに進まないこともあります。
料理がうまく仕上がらない。
道具の使い方に迷う。
想定外の質問が届く。
しかし、完璧に進まないからこそ生まれるリアリティもあります。
失敗をごまかすのではなく、その場で視聴者と一緒に考える。
それもライブ配信ならではの魅力です。
商品を無理に売らない
MONOENでは、すべての視聴者に購入を勧めればよいとは考えていません。
その人の生活や用途に、本当に合う商品なのか。
どのサイズが使いやすいのか。
初めて使う人でも扱えるのか。
デメリットや注意点も含めて、正直に伝えます。
売上は重要です。
しかし、短期的に商品を売るために、誇張した表現をしたり、必要のない人へ購入を迫ったりすれば、ブランドへの信頼を失います。
私たちが目指しているのは、一度だけ商品を売ることではありません。
視聴者が商品やつくり手のファンになり、長く応援してくれる関係をつくることです。
だからこそ、ライブコマーサーには誠実なコミュニケーションを大切にしてほしいと思っています。
チームと連携しながら、配信を動かす
配信中、ライブコマーサーだけですべてを判断するわけではありません。
ディレクターから進行の指示が入る。
コメント担当から、視聴者の質問が共有される。
スタッフが次の商品や実演の準備をする。
配信状況に応じて、紹介する商品の順番が変わることもあります。
視聴者が急増したときには、もう一度商品の特徴を説明する。
コメントが少ないときには、視聴者へ問いかける。
一つの商品への関心が高ければ、予定より長く紹介する。
その場の状況を見ながら、チームと連携して番組をつくっていきます。
配信後|数字と視聴者の反応を振り返る
ライブ配信は、終了ボタンを押したら終わりではありません。
配信後には、チームで振り返りを行います。
- 何人の視聴者が来てくれたのか。
- どれくらいの時間、見てもらえたのか。
- どの場面で視聴者が増えたのか。
- どの商品にクリックが集まったのか。
- どの説明が購入につながったのか。
- どの質問が多かったのか。
数字だけではなく、コメントの内容や配信中に感じた手応えも共有します。
「この説明は伝わりにくかった」
「実演した瞬間にコメントが増えた」
「話が長くなり、視聴者が離れてしまった」
「初めて見る人への説明が不足していた」
良かった点も、改善すべき点も、次回の配信へ生かします。
自分の話し方と向き合う仕事
配信映像を見返すこともあります。自分では分かりやすく話したつもりでも、映像を見ると話が長かったり、専門用語を使いすぎていたりすることがあります。
視線が下がりすぎていないか。
表情が硬くなっていないか。
視聴者の質問に、正面から答えられているか。
商品の魅力ではなく、自分が話したいことを優先していないか。
自分の話し方を見るのは、最初は恥ずかしいかもしれません。
しかし、客観的に振り返ることで、少しずつ伝え方は変わっていきます。
ライブコマーサーは、話す仕事であると同時に、自分自身を改善し続ける仕事でもあります。
視聴者の声を、つくり手へ返す
ライブ配信には、商品の販売だけではない価値があります。
視聴者から届いた質問や意見は、メーカーにとって重要な情報です。
「このサイズが欲しい」
「この色があれば使いたい」
「お手入れ方法が分かりにくい」
「ギフト用のセットが欲しい」
こうした声を整理し、メーカーや商品企画へ共有することで、新しい商品やサービスにつながる可能性があります。ライブコマーサーは、つくり手の言葉を生活者へ届けるだけではありません。生活者の声を、つくり手へ返す役割も担います。
商品と人を双方向につなぐ存在です。
ライブコマーサーの主な仕事
MONOENでは、次のような業務を想定しています。
・配信商品の理解とリサーチ
・商品の使用、検証、魅力の言語化
・メーカーや職人へのヒアリング
・配信企画や進行の打ち合わせ
・TikTok LIVEを中心とした配信への出演
・商品の実演、比較、使用方法の紹介
・視聴者コメントや質問への対応
・ディレクターやスタッフとの連携
・配信データやコメントの振り返り
・次回配信に向けた改善提案
・SNS動画や商品紹介コンテンツへの出演
・公開配信やリアルイベントへの参加
すべてを最初から一人で担当するわけではありません。
得意なことから関わり、配信経験を積みながら、担当領域を広げていきます。
カメラの前に立つ時間だけが、仕事ではない
華やかに見えるライブ配信の裏側には、地道な準備と改善があります。
商品を学ぶ。
↓
実際に使う。
↓
分からないことを調べる。
↓
伝え方を考える。
↓
視聴者の話を聞く。
↓
配信を振り返る。
↓
次の改善を実行する。
この積み重ねが、商品の価値を伝える力になります。
ただ話すことが好きなだけではなく、商品を深く知り、チームで番組をつくり、視聴者の反応から学び続けたい。そんな方にとって、ライブコマーサーは大きな可能性のある仕事です。
カメラの前で商品を売る人ではなく、配信の前後を含めて、商品の価値が届く仕組みをつくる人。
MONOENで、新しいライブコマースの形を一緒につくってくださる方と、ぜひ一度お話ししたいと思っています。