徳島県に位置するグループ会社「南海MJE」。
MJEからは数名が出向しており、MJEとはまた異なる形で企業に向けてソリューションを提供しています。
具体的にどのような働き方をしているのか?
そして、どのような社員が在籍しているのか?
今回は、元々株式会社南海に在籍し、現在南海MJEにて営業を担当している社員に話を聞いた社内報記事を、再構成してお届けします。
※本記事は、2020年6月に実施したインタビュー内容を元に構成しています。肩書き、業務内容は取材当時のものです。
■南海MJEについて
「地域に愛される100年企業を創る」ことをビジョンに掲げ、地元企業や学校などに対して、情報通信機器の販売・施工・保守からオフィス家具、オフィス用品などの販売を行う企業。
徳島県三好郡東みよし町に本社を置き、1968年設立の「株式会社南海」と、「株式会社MJE」が業務提携を行い、株式会社南海の一部門が分社化する形で2018年1月に株式会社南海MJEが誕生した。
老舗企業が長年培ってきた豊かな経営資源と、ベンチャー企業が持つソリューション技術を掛け合わせることで、四国地域市場での業容拡大を目指している。
詳しくはコチラ(南海MJE 公式HP):http://nankai-mje.co.jp/
■取材協力者 基本情報
森下 和彦(Morishita kazuhiko)
徳島県三好市出身。 2013年に株式会社南海に入社。2018年、株式会社南海MJEの新規設立に伴って転籍。趣味はカメラで、本記事のカバー画像も森下さんが撮影したもの。
◆森下さんのキャリア
大手メーカーに新卒入社。住んでいたのは……
森下さん:ハウスメーカーに新卒入社し、配属先の長野県松本市で10年以上働いてきました。技術職入社で管理課配属でしたので、期間限定で1年だけ部署異動した時を除き、この時は営業に携わっていませんでした。
実父が亡くなった際、母が心配で地元・徳島への異動願いを出したのですが、残念ながらすぐにかなう見込みがありませんでした。
大手企業にはよくあることですが、異動先の事務所の人数を増やすことも、今いる人を異動させることもできない状況であったためです。
30代で地元・徳島へ。営業職へキャリアチェンジ。
森下さん:上記の理由から、思い切って30代で退職し地元に戻りました。
一年ほど色々な職を経験した後に転職活動を行い、その際に①主要取引先に官公庁があり安定性があること、②何より子どもが好きで、地元の学校や役所にビジネスで貢献できること の2点に魅力を感じ、2013年に株式会社南海に入社しました。
■Q1.徳島のどこで働くのか?
三好市にある「本社」、美馬市にある「脇町事業所」、徳島市にある「徳島事業所」の3つに分かれています。
■Q2.事業所ごとに業務の違いはあるのか?
まず、「本社」「脇町事業所」では、すでに取引のあるお客様(企業)への営業提案や、官公庁案件を担当しています。元々株式会社南海が行っていた領域ですね。
既存顧客の中には、各市町村の役所・学校も含まれます。どこかの役所・学校でニーズがあるものは、近いうちに徳島県全域で必要になる可能性が高いため、そのような需要をキャッチアップした場合は、社員間で情報共有をし需要拡大に備えています。
本社は東みよし町と三好市、脇町事務所は美馬市と阿波市のエリアを担当しています。
▽教育に関するプロジェクトは、下記ページでも紹介しています。
一方、「徳島事業所」は、まだお取引のないお客様に対してアプローチを行う、新規開拓営業を担当しています。こちらは株式会社MJEの営業手法と同一です。
※Wantedlyから応募された場合、新規営業をご担当いただく可能性が高いです。
■Q3.どのような心掛けをしているのか?
お客様からの問い合わせに対し、何が欲しいのかではなく、「何をしたいのか」という目的を聞くようにしています。
ヒアリングをした後は、
①適切な商品の紹介
②最適な仕入先を選択
②適正な値段を提示
③必要書類の用意やアフターフォロー
を行います。取り扱っている商品の幅が広いからこそ、単に言われた商品を用意するのではなく、お客様の目的に合ったより良い商品を提供できます。
また、お客様の状況によっては、商品発注業務を事務担当に任せるのではなく、営業担当自身が行うこともあります。
従業員数が多くないこともあり、いち営業担当が「2000社以上の取引先から仕入れた商品の概要」「既存顧客の注文内容」「商品発注フローなどの事務方の業務」を網羅的に把握する必要があります。大変ではありますが、その分、業務全体をコントロールする力が身につきます。
■Q4.大企業と南海MJEを比較して、違いを感じるポイントは?
南海MJEの方が人数が少ない分、営業担当一人ひとりの売上額が、会社全体に与えるインパクトが大きいことが魅力的だと思います。
以前の会社は、支店だけで30名ほどの営業担当が在籍していました。そのため、営業1人がいくら頑張ったとしても、会社や支店全体に与えるインパクトの大きさには限界がありました。
一方南海MJEでは、現在私と同じく既存顧客の営業を担当しているのは6名です。となると営業一人ひとりの責任は当然大きいです。
成果が出ない時は焦りますが、大きな成果を上げた時はその分会社全体で喜べる。この責任は良いプレッシャーだと感じています。
■Q5.森下さんから見た、今後の展望について教えてください
役所や学校は無くなることはないにしろ、人口減に伴い縮小・統廃合が今以上に進むことが予想されます。これまで同様に地域や子ども達に貢献するためには、民間企業など、取引先数をさらに増やし、私たち南海MJE自身がさらに発展していくことが必須だと考えます。難易度の高さは承知の上で、諦めずに策を講じていきたいです。
また、県の人口減・税収減解決のための取り組みとして、県外の事業所を誘致するプロジェクトを代表取締役が中心となって進めています。
徳島県の自然豊かな環境は確かに財産ですが、正直なところ、国土の7割が山岳地帯である日本においては決して珍しい土地ではありません。
「この地でビジネスしたい!生活したい!」と感じてもらうにはどうしたら良いか。地元の人間である私たちも常に考え、お客様との交流の中で案を出していきたいと思います。
▽新規営業についてさらに詳しく知りたい方はコチラ