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物流拠点の配置や規模は、荷主となる企業様の物流戦略において最も重要な問題です。
とりわけ全国展開をしている企業様にとっては、運送コストをふまえた効率的な拠点の配置が欠かせません。
拠点づくりを考えるうえで大事なテーマになるのが、「分散か集中か」というチョイスです。
◆「集中」とは
物流拠点の集中(集約)とは、地域の複数の物流施設を統合し、新たに大型の施設をつくることです。
集中することで、在庫削減の効果が得られます。
物流施設が複数に分散していると、各施設ごとに一定の在庫を抱えざるを得ません。
しかし、1か所に統合できれば、全体の在庫が減少します。
また、施設を大規模化することで、自動の機械やロボット設備などの導入がしやすくなり、業務を効率化することができます。
<課題>
一方で、拠点数が減ることで、輸送距離が長くなり、輸送に使う人件費や燃料コストが増える場合があります。
また、配送先の顧客が遠くなり、時間がかかります。
◆「分散」とは
物流センターの分散とは、地域ごとによりきめ細かい施設の配置をすることです。
顧客(小売店や消費者)との距離が近くなり、「当日配送」などの手厚いサービスがしやすくなります。
<課題>
物流施設を分散させると、在庫コストが膨らむ恐れがあります。
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