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社名に込めた想い ~みちトラベルジャパン~

社名に込めた想い

みちトラベルジャパン㈱の社名の由来を説明させて下さい。この社名には幾つもの意味が込められています。

「歩く道」としての「みち」

日本には、美しく、歴史を刻んだ「道」や「路地」や「小径」があります。そのような「みち」を歩くと、町の風情や歴史の息吹を感じられます。

一方、旅行会社が効率性を追求すると、大型バスで名所を駆け足で回るツアーになりがちです。当社創業者は住んでいた京都で、外国人がバスで名所しか行かないツアーを見ていて、「それでは京都の奥深さが伝わっていない。もっと個人のお客さんが、ゆったりと自分の足で小路を歩いてほしい」と感じました。そんな思いが一つです。最近、アドベンチャーツーリズムが叫ばれていますが、「自分の足で歩いて感じる旅」という意味でその精神は通じるところがあります。

「生き方」としての「みち」

「旅は人生」とはよく言われます。「月日は百代の過客にして、行き交ふ年もまた旅人なり」で始まる「奥の細道」の松尾芭蕉の気持ちはまさにそうだったと思います。奥の細「みち」を進み人生を振り返る。当時の芭蕉ほどの覚悟で旅に皆が出るわけではないですが、お客様それぞれにとって、大切な人との旅、好奇心を膨らませてくれる旅行、自分を再発見する旅行、癒しの旅。。。人生を振り返り、更に人生を意義あるものにするきっかけとなる旅、そんな旅行をお手伝いしたいという思いがあります。その思いは、実際に事業を立ち上げ、多くのお客さんを相手にしてきて、「人生で最高の旅行だった、また来るよ」と言われた時、間違いなかったと実感することができます。

「文化の精神」としての「道」

茶道、武道、華道、香道などなど。日本の伝統文化には「道」が使われます。私たちが伝えたい素晴らしい文化は、すべて、精神でありそれを極めてこられてきた人々の「道」に通じると感じます。この意味の奥行を、これから起業する時点で十分に分かっているとはとても言えませんが、その「道」に対する謙虚な気持ちで、世界の人に伝える一助となれればと願っています。

その他、「路」「未知」・・・

それ以外にも、「大和路、木曽路、出雲路」などに使われる「路・みち」も不思議と日本の素朴な魅力が残る地方が多いです。みちトラベルジャパン創業時に、インバウンドでそのような地域に足を運ぶ人は少なく、今後紹介していきたいという思いも込めました。

また、インバウンド専業の会社を立ち上げるという創業自体が、インバウンドへの関心が低かった2006年当時では、完全に「未知」の世界でした。「未知・みち」も掛けたというのは半分ダジャレですが、未知との遭遇に期待と不安で門出をした時の偽らざる気持ちでもありました。

などなど、いろんな「みち」を包含するために、あえてひらがなにしています。この創業時の思いは15年近く経った今でも色褪せないと信じていますし、今後も大切にしていきます(2023年執筆)。


(以下直訳ではないですが、意訳としてHPの該当箇所を転記します)

Michi as in Path

Most conventional tours are designed to visit one tourist attraction after another and have little time to just walk around the paths in the surrounding area. However, we believe that the real aspects of Japan, whether it is traditional or modern, are many times hidden in those paths. Although, some landscapes have changed with economic development, we know a number of beautiful paths where you can feel the pulse of that city remaining as is. Whether it is a back street alley, a stone-paved path, a country road, or a coast line, we hope you will take time to stroll along them and enjoy the unexpected encounters there.


Michi as in Way of Life

A famous Haiku poet, Basho Matsuo, wrote his Haikus based on the conception that "Life is a Journey". You may say that his representative work, "Oku no Hosomichi (Narrow Road to the Interior)" was his travel account when he walked from Edo (Tokyo) to the northern interior region, Oku. We deeply resonate with his way of thinking, and believe that through a journey, one can reflect on his life and move on. We hope to provide you with a quality journey that can enrich your life.


Michi as in Cultural Spirit

Michi is also pronounced "dou" which means "the way" or "skill". It is used in some Japanese traditional culture activities such as sa-dou (tea ceremony) and bu-dou (martial arts). sa-dou is the way to treat a guest by making tea and bu-dou is the fighting skill that a samurai must learn. However, sa-dou and bu-dou are not just skills. They both place high value on discipline and moral strength which are the basic values of Japanese people that are handed down from generation to generation.

Through your journey to Japan, we hope you will be able to touch the essence of Japanese culture. Whether the purpose of your journey is cultural exploration or a leisure vacation, we can make a difference by cherishing the spirits reflected in our company name. We promise you an enriching travel experience that is enjoyable at your own pace.

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