What we do
わたしはメロンパンが大好きです。
毎食メロンパンでもいいと、本気で思っています。(最近は週5個くらいにセーブしています)
しかし、今の世の中でメロンパンの魅力は、あまりにも埋没しています。
わたしはそれが、ずっと気がかりです。
それと同じくらい気がかりなのが、コンゴのことです。
大学1年の頃にひょんなきっかけから、世界最悪の紛争地と呼ばれるアフリカのコンゴ民主共和国の現状を知りました。
それ以来、「何とかコンゴの問題を多くの人に伝えたい」という想いがくすぶっていました。
コンゴは世界でも有数の資源保有国です。
中でも、スマートフォンをはじめとする電化製品を作るのに欠かせないレアメタル「コルタン」の採掘が盛んです。「コルタン」を巡って、コンゴ国内では今も紛争が続いており、第二次世界大戦以降最も多い約540万人の犠牲者を出しています。
この事実は、先進国側にとって“不都合な真実”なので、長年隠されてきました。
「スマートフォンを使うわたしも加害者のひとりかもしれない」。
初めて他の国の問題を“ジブンゴト”と感じ、わたしはコンゴの現状を伝える団体を設立しました。
コンゴ料理を提供したり、ワークショップを開催したり…。でも、来てくださるのはもともと国際問題に関心のある人がほとんど。
「コンゴの現状を変えるためには、少しでも多くの“関心を持っていない人”に伝えることができなければいけないのに・・・」
そんなもどかしさが募るばかりの日々。
いつしかわたしも、コンゴの現状を深く知ることや伝えることに、苦しさを感じるようになっていました。
そんなとき、ある日浮かんだ「メロンパン×コンゴ」という発想。
メロンパンを口に入れると、わたしはいつも自然と笑顔になってしまいます。
「苦しみながらやっていてもダメだ」
そう思ったとき、メロンパンを世界中の人が食べて笑顔になる情景が、頭にパッと浮かび上がってきたんです。
わたしは「コレだ!」と確信しました。
Why we do
10月に開かれたメロンパンフェス2014の報告会
メロンパンフェスティバルにて。メロンパン販売の様子。
そこから「メロンパンフェス」を開催するためのクラウドファンディングを実施。
メロンパンフェスの主旨は、コンゴの歴史や現状をまとめた展示物の間にメロンパンを並べて販売し、有識者のトークやコンゴ人のミュージシャンのライブなどを通して、コンゴのことを身近に感じてもらうというもの。
▼クラウドファンディングの詳細はこちら
【「わたしは、メロンパンでコンゴを救うことに決めました。 | プロジェクト詳細 」クラウドファンディングサイト – ShootingStar(シューティングスター)】
http://shootingstar.jp/projects/854/detail
イベント前日になって大量に発注数を増やすも、当日はオープンから行列が途切れず、閉場一時間前に650個が完売。収益の全額である128,232円を、コンゴで医療活動する日本人女性の働く病院に寄付することができました。
しかし、メロンパンフェスの成功は「メロンパンならコンゴを変えられる!」という夢のスタートライン上へ立ったにすぎません。
わたしはメロンパンとコンゴが結びついたときから、ずっと描いていた未来があります。
それは、“「良いものだから買った」じゃなく「買ったら良いものだった」で回る世界”。
身近な人を大切にすることを疎かにしてまで、誰かのために心を砕いて生活するのはしんどいと思うんです。
無意識に社会貢献ができるような仕組みを作りたい。
How we do
今年(2015年)のフェスは5/5に開催!その理由は……
さて、昨年のメロンパンフェスティバルは語呂合わせで8/9(パクッ)の日に開催しました。
今年は5/5(火・祝)に開催予定です。
真夏の日中にメロンパンフェスをやろうなんてとんでもなく無謀だった!ということを身に沁みて実感しました。
(しかし昨年は奇跡的に台風が接近する前で涼しい日でした)
今年こそは「もっとメロンパンが食べたくなる時期にやろう…」と固く決意したのです。
とはいえ、条件は季節では春、また「パクッ」と同等、もしくは超えるほどのふさわしい日にちを決めなくてはなりません。
ではなぜ5/5なのか?ちょっと考えてみてください
…
………!
みなさん、もうお気づきでしょうか。
5月5日。
そうです、5/5(コンゴ)の日と読めますよね!!!
何で5月5日なのか聞かれたら「コンゴの日だから」。
何でコンゴなの?と聞かれれば、コンゴの現状を伝えるために開催されているから。
ただ、今回の5月のメロンパンフェスはメロンパン一色のイベントにする予定です。
■5月5日(火/祝) メロンパンフェスティバル2015
↓
■6月下旬(予定) コンゴに関するトークショーなどのイベント
というように、コンゴについてのイベントはまた別日に。
メロンパンのイベントに来て楽しかった、で終わるもよし。
目的のメロンパンが全部買えて良かった、で帰るもよし。
そこで、イベントのパンフレットや告知ページから開催のきっかけに興味を持って、後日コンゴのイベントに来てくれたらなお嬉しい。
メロンパンを通じてコンゴ民主共和国の現状を伝えたい
もちろん、運営側の根底には
「メロンパンを通じて世界最悪の紛争地と呼ばれるコンゴ民主共和国の現状を伝える」
という理念があります。
一方で、しつこいくらい何度も言いますが、わたしがメロンパンでコンゴを救うと決めた当初から思い描いているのは
「“良いものだから買った”ではなく“買ったら良いものだった”で回る世界」。
これからは純粋にメロンパンを楽しんでもらうイベントとして継続し、世界中にメロンパン専門店を展開して「メロンパンといえばコンゴ」が浸透したころに、第一回の「メロンパン×コンゴ」感を出していこうと思います。