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【社員インタビュー④】「目に見えるものだけが物作りじゃない」森岡が考えるエンジニアリングとは

みなさんこんにちは!Mellow採用担当の長﨑です。

社員インタビュー第4回目はMellow初期メンバーであり、エンジニア歴7年のキャリアを持つベテラン森岡に、エンジニアリングの考え方についてインタビューします。


―まずはじめに、森岡さんがMellowのエンジニアになるまでの経緯を伺いたいと思います。森岡さんは、いつからエンジニアを目指し始めたのですか?

森岡:遡ると、小さい頃から物作りが好きでした。ノコギリで木を切って組み立てたりなど、工作をよくしていました。中学生以降はロボットを作りたくなって、ロボットに関する研究室があると聞いて岡山大学に入学しました。

―今の仕事はソフトウェアが中心かと思いますが、当時はハードウェアのエンジニアリングに興味があったということですか?

森岡:最初はそうでした。でも、日本にiPhoneが入ってきたことをきっかけに少しずつ変わっていきました。当時、大学3年生だったんですが、アルバイト感覚でアプリを作ってみようと思ってプログラミングを勉強し始めました。実際にアプリの開発をやってみると、物作りの時と同様、“考えたものが形になる”というのは面白いなと感じましたね。

―なるほど。そこから、ソフトウェアの開発を仕事にしたいと思うようになったのですか?

森岡:いえ、その時はまだ仕事にしようとは思いませんでした。ロボットへの興味は強いままだったので、大学院へ進むことにしたんです。ですが、研究室の配属では希望した配属につけず、また、研究の傍らアプリ開発を続けていたので、徐々にソフトウェアへの興味の方が強くなっていきました。ただ、大学院のタイミングでやりたいことが変わってしまったので、就活が上手くいくわけもなく。。

―具体的には、どのように就活をされていたんですか?

森岡:機械系の専攻だったこともあり、周りでは機械系の企業に推薦で就職を決める人が多くいました。僕自身はソフトウェアに関わる仕事につきたいと思っていたので、数少ないソフトウェア系の企業の推薦を受けることにしました。ただ、その企業のOBの方とお話しした際に「合わない」と感じたんです。上下関係が明確で、自分の意見を出し辛い社風は嫌だなと。

―物作り以外に、改めて自分が働く上で大事なものに気づいたんですね。

森岡:はい。でも、気づいた時には、もうベンチャー企業の選考は終わっていて…その時点で受けられる選考の中からは働きたい会社は見つからず、休学することを決めました。

―それは大きな決断ですね。休学中は何をされていたんですか?

森岡:気になるベンチャー企業を見て回ったり、スタートアップの社長とお会いしてお話をさせていただいたりなどしていました。そんななかで、生き生きと心から楽しそうに働いている人たちをたくさん見て、僕も自分でサービスを作ってみようと思うようになりました。

―それは、“起業”ということですか?

森岡:実際に法人を作ったわけではないですが、実家の徳島県に帰って、家に引きこもって開発に励む日々が始まりました。ただ、ツール系のアプリは作ったことあるものの、そのとき作りたかったのがWebサービスでして、開発の仕方も、サービスの始め方も全然分からず、途中で行き詰まってしまったんです。そこで、まずはどこかの会社で勉強する必要があるなと思い、再び上京しました。そんななかでMellowの代表・森口と出会い、森口が当時立ち上げたアプリの会社に入社しました。

―では、森口さんとは長い付き合いなんですね。

森岡:そうですね。今のMellowへジョインしたのも、森口に誘われたことがきっかけでした。当時、僕はフードトラック自体を知らなくて、Mellowも創業したばかりだったので、新たに面白いことができそうだと思い、入社を決めました。

―Mellowの事業は、森岡さんがそれまで興味があったロボットや物作りとは一見違うように思いますが、興味を持ったんですね。

森岡:物作りって、目に見えるものだけじゃないと思うんです。たとえ、最終的な成果物が目に見えなくても、“考えたものが形になる”物作りとしての面白さは変わりません。

―今後、森岡さんがMellowで作りたいものはなんですか?

森岡:人がやるべきこととそうでないことを考えて、人が人である価値を最大化できるようなものを作っていきたいと思ってます。社内のメンバーも、フードトラックの事業者さんも、目の前の作業に追われて余裕がなくなってしまっていることがあるので、まずはそれを解消する。それによって出来た余裕で、各々が考えた実現したいものを、一緒に実現させていきたいと思っています。


―森岡さんはエンジニアリングの仕事をどう捉えていますか?

森岡:エンジニアリングには、“守り”と“攻め”の2つの側面があると思っています。“守り”は、たとえば単純作業を自動化して、より効率的に業務をこなせるようにすることです。規模が小さいうちは、手作業でも自動化でもそれほど大きな違いを感じないかもしれませんが、事業が成長するにつれてその差は確実に膨らんでいきます。小さなことのように見えて、単純作業の自動化は将来的に基盤になる部分でもあるので、土台を固めるという意味で“守り”と言えると思います。

―なるほど。では、逆に“攻め”のエンジニアリングとはなんでしょうか

森岡:技術ベースで、飛躍的に事業を伸ばしていくことが“攻め”のエンジニアリングだと思います。単純に効率化するだけでなく、既存の事業スキームを変更したり、新たな事業スキームを作り出す既存の事業スキームを変更したり、新たな事業スキームを作り出すのが“攻め”のエンジニアリングです。どちらも、エンジニアリングでなくともできることではあるのですが、エンジニアリングの力によって可能性が圧倒的に大きくなると考えています。

―今のMellowでは、エンジニアはどんな役割を担っているのでしょうか?

森岡:出店スケジュールの管理や、売上の管理をする業務システムの開発をしています。お店が移動する特性上、既存のシステムの導入では運用できないところがあるため、自社で開発を進めてきました。まだ一部でスプレッドシートを使っていたりするので、それをシステムに落とし込んでいる最中です。
また、開発とは別で、CRMの導入をもう一人のメンバーが主導して進めていたりします。

−では、どちらかというと土台を固めるフェーズなんですかね?

森岡:そうですね。ただ、一旦の目処は付きそうではあるので、攻めの方に転じていくフェーズに入りつつもあります。というのも、ありがたいことに、開発を手伝ってくれるメンバーが増えていることもあり、開発スピードが上がってきていること、また、業務改善が得意なメンバーも増えて、ごりごり改善してくれているので、明確に事業成長のボトルネックになりそうなところは解消されつつあるからです。
今、Mellowは変化のフェーズにいます。事業と組織の拡大に応じて、いろいろと整理をしていくタイミングでもあります。組織として人を元気にしていくためにも、自分自身が元気に楽しく働くためにも、言われたことだけをやるのではなく、常に自分で考えて行動に移していくことが必要です。Mellowはフラットで自由な社風だからこそ、各々が自走していかなければ組織として成り立ちません。エンジニアに限らず、物事を俯瞰して見ることができて、状況に応じて自らの視点を変えられることが重要だと感じます。


さいごに

最後までご覧いただき、ありがとうございました!私たちMellowは、個性で街を豊かにする事業を展開しています。個人でも開業しやすいモビリティ型店舗向けのプラットフォームです。これまではお店が動かない前提の世界でしたが、これからはお店そのものが動く世界になっていきます。そんな世界にあるべきシステムを、私たちは作っていきます。

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