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『最新技術と共に、成長できる環境。』”思い出を彩る”卒業アルバムで日本のモノづくりを牽引する高浜工場課長にインタビュー

いつもマツモトのWantedlyをご覧いただきありがとうございます。広報担当です!本日は、卒業アルバム制作の製造工程を担う高浜工場の富岡さんにインタビュー。長いキャリアの中で感じた企業の成長や、モノづくりに対する想いに注目です。

ー まずは富岡さんのこれまでの経歴を教えてください。

高校を卒業して、専門学校に通っている時にアルバイトとして入りました。卒業した高校の近くに工場があり、卒業アルバム制作をしている会社だと認知はしていまして。もともとは地元で働きたいと消防士を目指していたのですが、思い出を形として残せるところに魅力を感じたことが大きく、そのまま正社員として登用して頂きました!アルバイトからのキャリアを合わせると今年で27年目になります。

ー ものすごく長いキャリアですね!アルバイトではどんなお仕事をしていましたか?

当時はすごくアナログな作業が多かったので、写真の現物をシートに張り付けてデータに置き換えるような工程がありました。アルバイト時代は写真についている指紋を水に浸したスポンジで拭き取り、乾かす作業や現像室でデータに起こすためのフィルムを交換するという作業を担当していました!



ー マツモト社で正社員になろうと思った決め手はどんなところにありましたか?

アルバイトで入ったばかりの時から先輩社員の方が気にかけてくれることが多く、とにかく人が温かかったです。工場までバスで通っていたのですが、田舎なので1時間に1本しか出ておらず・・。そんな時に「送ってあげるよ!」と言ってくださったり本当に思いやりに溢れていて、10代の僕でもとても居心地がよかったのを覚えています。仕事だけの関係ではなく人との繋がりや接し方など職場の雰囲気が好きでしたね。

ー 実際入社してからはアルバイト時代との変化はありましたか?

正社員になってからは、判子を印刷機にかけて転写して印刷する”オフセット印刷”など実際に機械を扱う仕事が増えました。当時の技術では、写真の色をそのまま出すのがなかなか難しく・・ありのままの思い出として残すために、『どのようにすれば上手く再現できるか?』ということを印刷の方と話し合うことに1番時間をかけていましたね。

ー アルバイトでの経験が、専門的な領域にも活きてそうですね・・!

そうですね!この作業はアルバイト時代にやっていた後の工程だったので、どのような流れで制作されているのかなどはキャッチアップできていました。作業ひとつひとつが繊細で専門的なのでゼロベースでのスタートではなかったことは、かなり大きかったと思います。



ー 富岡さんが入社した当時から現在、技術はどのように変化しましたか?

ずっと変わらずに使っている機械もありますが、私が在籍している期間で大きく2〜3回変わっています。色の割れをなくし、より写真を鮮明にしていく作業をアナログで行っていたものが機械によってきめ細かくなり、データをより忠実に再現できるようになってます。テレビが地デジに変わった時と同じように、印刷も時代と共に変化していると感じます。

ー アナログからデジタル化したことで作業の工数なども変わりましたか?

入社当初に比べると、ボタン1つで大量の印刷ができるようになったので作業工程はぐっと短縮されましたね。無線綴じアルバムや一般商業印刷の無線綴じもやっているのですが、当時だと判出しして最終的な商品になるまでだいたい2週間かかっていたものが、高浜工場のデジタル印刷であれば1日で完成します。お客様の手元に届くまでどんどん早くなってきていますし、工数やスピード、仕上がりなど様々な面でプラスになっています。

ー 2週間の短縮は革新的ですね!デジタルでの変化で、働き方は変わりましたか?

はい!アルバムや一般商業印刷の書籍であったりフォトブックやパンフレットなど、当時は写真の色をより忠実に再現できるようにということを試行錯誤にものすごく時間をかけていましたが今は、作業工程や連携ミスがないように、各工程の接続がより丁寧になりました。技術の進化で再現力やスピードは上がっていますが、大量生産の中で1つでも間違いがあると全く違うものが出来上がってしまう。意識する点は徐々に変化しつつありますね。



ー デジタル化して良かったことは他にも何かありますか?

以前は、出荷の作業を他の工場で行っていたので私は何も知らなかったのですが、デジタル化した今は、印刷する人も製本する人も梱包出荷する人も同じように作業工程が見えているので、情報の共有がしやすくなりました。あとは梱包を開けやすくしたり、ゴミをなるべく減らすよう工夫したり、色々な工程にたくさんの人が関わっているからこそ「もっとこうした方がいいのでは?」という意見が通りやすい環境になっています。

ー なるほど!デジタル化で情報共有もオープンになったんですね

そうですね。作業工程が短縮された分、『どのようにすれば喜んで頂けるか?』という顧客満足やマツモト社ならではの付加価値を考えられる時間が増えました。利便性だけに満足することなく、社員1人1人にできることを皆んなで追及し続けています。

ー 新しい機械を導入してから浸透するまで、”環境の変化”に慣れるのは大変そうですね・・!

慣れるまでは確かに労力は要りますが、年を重ねるごとに最新技術を動かせることは僕自身とても喜ばしいことだと思ってます。新しい機械を導入するときは、現会長が「次これいくぞ!」という感じでスタートするのですが(笑)マツモト社の新しいことに挑戦する社風はとても好きです。そして社員の皆んなも、新しいものに触れることに前向きな人ばかりなので、良いチームだと思います。



ー なるほど!今後マツモトで一緒に働く方は”変化を楽しめる人”がいいでしょうか?

そうですね!新しいことに前向きに失敗を恐れず、挑戦できる方がいいですね。90年続く老舗企業で、こんなに変化が多くたくさんの経験ができる環境はないのでは・・?と思っています。技術の進化は企業の成長でもありますが、確実に自身の経験となっているのでそこに大きなやりがいもあって。今新規で取り組んでいるWeb3.0事業もそうですが、日本の繊細な技術を活かして今後も革新的な成長をしていきそうです。

ー 今後、マツモトでどういう方と一緒に働きたいですか?

今後は「地元で働きたい!」と言ってくれる若い子が来てくれたらすごく嬉しいです。本社と工場で働き方は違うと思うのですが、ただパソコンと向き合っているだけとか、ただ作業をするだけではなく色々情報を交わしながら一緒に”唯一無二のモノ”を形にしていくので、製造業のイメージよりはるかに密なコミュニケーションも必要になってきます。お客様だけでなく多方面に気を向けられる方、人が好きで、思い出を残すことにワクワクできる方と一緒に働きたいです。

いかがでしたか?古き良き業界のイメージも、テクノロジーとの融合によって時代とともに変化を続けています。人との温かさに触れた富岡さん自身の入社エピソードからも、”唯一無二のモノづくり” を支えるチームならではの一体感を感じました。

それでは、次回のインタビューをお楽しみに〜!!

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