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話してくれたメンバー:石
インタビュアー:佐(佐藤:弊社代表)
インタビュアー:段
喫煙者で、適当で、根性がない?
段 ご自身の事を自由に語ってもらっても良いですか?自分はこういう人です、みたいな。
石 難しいねぇ。なんか箇条書きにしてさぁ、アンケート的にやった方が。後から、ああこの人はこういう人なんだな、ってまとめた方が良い気がするけどね。自由に喋らずに。
佐 はいはいはいはい。
石 ねぇ?彼女がいますか?とかさあ。
佐 彼女いますか?
石 嫁はいますよ。ね?仕事どういう事心がけてますか?とかさ。そういう、ビジネスのから、普通のアフターまで、なんか…。
佐 石さんの自分が思う、一言で表した自分を聞きたいです。
石 俺??「適当」かな!はははははー!「喫煙者」で「適当」で。あとね、「根性がない」かな。
段 そうなんですね?すごく根性ありそうなイメージでした。
石 いや、根性ない。根性あったらプロパーでいたと思うよ。
佐 あー、なるほど
石 だから、ケツ割るの早いから、組織に馴染まないから。
佐 根性ない自分に対しては、別に良いかな、って感じですか?
石 あぁ。葛藤あったね、やっぱ若い頃は。
佐 あー。
石 その時はまださ、終身雇用みたいな世間の流れがあって。今みたいな、色んな生き方がある自由な感じじゃあなかったんだよね。
だから、そういう中で我慢しないといけない部分ってあるじゃん?サラリーマン。で、そこを飛び出したら世間の外れ者、みたいな。就職決まらず家にいると指さされちゃうような時代だから。会社辞めるなんて言ったら、すごい罪悪感。
そういう時代だったのね、90年代とか。今から20年ぐらい前?一度入った会社辞めたら、「あなたはもう人生落伍者よ」みたいなね。
佐 はいはいはいはい。
石 でも、ネットがすごい普及してきて、色んなビジネスモデルが出てきてるのよ。
だから、昔の固定観念が、毎日真面目に朝から晩まで働いてサラリー貰ってっていう生活スタイルがさ、崩れちゃった訳だよね、ネットの出現で。
段 ふんふん。
石 で、そうした時にネットでやれば、資本がなくても、お金がない人でもチャンスがあるよっていう、そういう時代が、2000年とか。
で、実際に楽天の三木谷氏なんかはその時代に乗っちゃったわけだよね?あの人も5社ぐらい倒産してるんだけど。
段 へー。
時代が追いつかなかった
佐 石さんは、会社辞めてWEBのビジネスやる、という感じだったんですか?
石 いやぁ、だからね、30歳までに起業したかったんだよね。本当は。サラリーマンも3年ぐらいやれば、大学卒業して3年ぐらいやって25歳ぐらいになると、ちょっともう、大体もう分かっちゃってるかな、みたいな感じになるじゃん?
で、年齢層が上があんまりいないと、どんどんどんどん能力が高い仕事、というかさ、階級が上がってくるわけでしょ?例えば、リーダーになっちゃうとかさ。
プログラマーなんか1~2年目で終わっちゃって。3年目からSEで。4年目5年目になったらもうマネージメントに方にいっちゃうわけだよ。
マネージメントやるってことはさ、色んな会社のお客さんとダイレクトにお話するわけじゃん。そうすると、28歳ぐらいになるとさ、なんか、俺、出来ちゃうのかな?って錯覚を覚えちゃうんだよね。
佐 一人で出来ちゃうのかなって?
石 そう。でも、実はそれは会社の看板があっての自分だったんだけど、それが分からないから、自分の能力だと思うわけ。で、俺はもう30歳で自分の会社立てて、今ITブームだし、こりゃあ波に乗れるかなぁ、なんて感じで思ったわけだよ。
佐 今の会社は、その30歳の時に作ったやつですか?
石 30歳の時はさ、最初俺、静岡鉄道ってとこ入ってたのよ。大学卒業して、静岡鉄道の電算部門にいて、鉄道会社なんだけど、地方の。でも一応、衣食住でグループ28社ぐらいあって、だいたい1万人ぐらいいるんだよ。
衣食住だから色んなサービスのシステムをできるから、そこで業務知識っていうのをだいたいまかなっちゃうの。
ディーラーもあるし、不動産もあるし、スーパーもあるし、ホテルもあるし、賃貸もマンションもあるし。そうすると、大体なんとなく今のウェブの話でもさ、業務の内容っていうのはだいたい、絶対分かるからさ。
28歳ぐらいまでかな?5年ぐらいいたんだけど。その時に、業務知識なんか広く浅く、みたいな。で、グループの電算の面倒見てたわけよ。その時、30歳になった時に自分が何かやりたいなと思ったのが、ベンチャー部門だったわけよ。
佐 ベンチャー部門?
石 ベンチャー企業の部門。大きいところじゃなくて、小さいところで自由にやりましょう、みたいなね。20年前だから、2000年ちょい前ぐらい・・リーマンとかあの辺の前ぐらい。
佐 僕はまだ高校生かもしれない
石 そうそうそう(笑)。で、小さいところに行って自分も起業しようと思ってさ、やったんだけど。で、そうだなぁ、なんか、パッケージみたいなの作ったんだよ。
佐 自分(一人)でですか?
石 いや、皆んなでね。会計とか給与とか、そういうパッケージをね。パッケージを作って売ろうか、みたいな。で、あとネットがだいぶ浸透してきたから、Eラーニングをやろうと思って、通信を使って。でも、それはインフラがまだ全然ダメで。速度が出ない時で、動画とか全然見れなかったの。
佐 配信しても見れなかった。
石 そう。ネットがあるとしても、ISDNとかさ。すごい低速のやつ。
佐 懐かしい(笑)。
石 だから、ちょっと早かったんだよね。うん。
だから、そういうネットのプラットフォームで何か、いろんなデパートみたいな感じ。いろんなサービスを、プラットフォームでポータルサイトを作ろうと思ったんだよ、30歳ぐらいで。でも、ちょっと早すぎて客が全然来ないし、みたいな(笑)。
佐 時代が追いつかなかった?(笑)
石 そうすると資金繰りが苦しくなるわけ。なかなか厳しいね、みたいな話になって。
で、またプロパーになろうか、みたいな話になって。
またパッケージ会社みたいなところにプロパーで入ったんだけど。東京のコンサルの人がさ、定期的に何か教えに来てくれるわけ。ほんで、その人が会社作るからっつって、仲良くなっちゃったから、のこのこ東京着いてったんだよ。
段 へー。
石 それが35~36歳ぐらいかな。そんな感じ。それで、今に至るみたいな感じ。その人は、もう入院しちゃってさぁ、一線から退いちゃってるの。
ネットのビジネスだと、face to faceじゃないから、言いたいことを言う人がいるわけだよ
佐 そうなんだ。石さんの今の会社は、何でしたっけ?
石 全然、会社の登記とかしてないよ。
佐 あ、してるもんだと思ってました!今、事業主ですか?
石 そう。事業主だから。看板持ってないよ。だから、ネットでちょっとやってたんだよね。でもネットでやると結局、face to faceじゃないから、やっぱ言いたい事言う人がいるわけだよ。
段 ふーむ。
石 結局、「この見積もりで」って言っても、こっちが欲しいと思ったらさ、叩かれてもOKしちゃうじゃん。そしたら、あんまり費用対効果がなかったんだよ。
10万円ぐらいで受けて、1週間ぐらいで終われば良いんだけど、1ヶ月ぐらいかかっちゃう、とかさ。
佐 あー、それは・・。あるあるですね。
石 で、当然寝ずにやるわけ。寝ずにやるんだけど、10万円ぐらいにしかならないからね。
佐 あるある!
石 それだったらさ、現場入ってさ、人月単価でいた方が生活しやすいじゃん?
それが45歳ぐらいかな。5年前ぐらい。だから俺、常駐の経験ってそんなないのよ。
段 へー。
佐 まだ7、8年とか?
石 10社いってないと思うよ、俺。だから、コンサルの人と受託やってた期間7、8年あったのかな。その人調子悪くなって、放り出されたからネットで仕事探すようになったから。さっきの10万円のとか。
佐 どうやって仕事探してたんですか?
石 マッチングであるじゃん?ネットの。〇〇(某IT業務マッチサービス)もやったよ。
佐 あー!そりゃ叩かれちゃいますね。〇〇、安いですもんね。
石 ていうか、安くないと取れないでしょ?うん…。で、結構〇〇の時はね、北九州とか松山とかさ、福島もあるし北海道もあるし、でもね15万円の案件なんかないよ?
佐 ですよね
石 だいたい10万円。10万円って言うと、だいたい通る。普通に見積もりして30万40万って言うと絶対受注できないから、10万円って言うとだいたい通る。
佐 ふははははは。
石 小銭は欲しいからさ、俺も。で、無理しちゃうわけよ
佐 それ何年間ぐらいです?
石 何年?1年ぐらいやったんじゃないかな。あとアフィリエイトもやったし。アフィリエイトサイト。アフィリエイト会社のシステムやったことあるんだよ、俺。実は。
佐 そうなんですか!
石 そのコンサルの人がその会社の創業者と仲良くて。その人も毎月一回行って、コンサル代もらってたんだけど、「ウチもできるよ」みたいな事言って、そのバックグラウンドやったことあるんだけど。
で、そうするとさ。高額もらってる人もいるわけじゃん?俺もできちゃうのかなって思ったけど、全然ダメだったね。
佐 へー。
石 だから、サイトも結構いっぱい作って。要は、売り元のホームページよりも良くして、内容をもっといっぱい充実させて。で、クイック経由で何%か還元されるわけじゃん?購入してくれたら。でも、10万円いかなかったね、毎月。
地方の鉄道会社勤務を経て、東京のIT業界に進まれた石さん。IT業界の歴史を知ることのできるインタビューでした。次回はインタビュー続編の「まさかのYouTuberになっちゃう!?新規事業についての議論!」というタイトルでアップ予定です。
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