弊社では、地域企業様のマーケティング・ブランディング支援や、営業支援ツールのご提供、WEB広告代行などのサービスを展開しています。人からユニークと言われる取り組みもしており、「社内勉強会」もそんな取り組み・社内制度の一つです。一般的に、社内勉強会というと業務の効率化やスキルアップに関連する内容が多いのではないでしょうか。しかし弊社の社内勉強会は、ひと味違うのです。今日のコラムでは、社内勉強会の内容をご紹介します!
インタビュイー:ローカルパワーエンジン株式会社 代表取締役 曽根田太郎
取材・執筆協力:中島宏明さん(ライター)
食料品のラベルを読む勉強会
――前回は朝礼に関する取り組みでしたが、今回は社内勉強会についてお聞きしたいと思います。
曽根田:社内勉強会は、毎週1回、30分ほど行っています。そのためのスライドもつくっています。内容は、スキルアップよりも「社会人としての在り方、仕事への向き合い方」についてなどが多いですね。
病気しがちな社員がいたので、「健康管理について知って身につけてもらいたい」と思ったのが社内勉強会を始めたきっかけでした。日々の食事は、身体だけでなく、心や脳にも影響します。ですから、一食一食を大切にしてほしいですし、意識を向けてほしい。社内勉強会では、食べ物やコンビニ食への注意喚起を行っています。例えば、ラベルを読んで、添加物や糖質の量を確認したり、添加物一覧を見せて、どんなものが入っているのかを説明したりしています。
勉強会は、健康に良いお弁当を注文して食べながら行っています。
参加は任意ですが、全員が参加してくれています。お弁当が目当てという可能性もありますが。(笑)
睡眠や運動、習慣に関する勉強会も
――社員の健康にここまで力を入れてくれる会社は珍しいですね。食事以外には、どんな内容の勉強会を?
曽根田:食だけでなく、睡眠や運動、習慣に関する勉強会も行っています。
これは、自転車通勤手当「チャリーズエンジェル」にもつながる話です。
QOL急上昇!ダイエット効果抜群だったので会社で自転車通勤手当(チャリーズエンジェル)を開始しちゃいました
食べ物だけでなく、睡眠や運動、習慣も、仕事のモチベーションやパフォーマンスに影響します。睡眠は、脳や身体の回復に必要ですし、運動は、血液やリンパの流れを良くして、免疫力や代謝を高めます。習慣は、自分の行動や思考を形成するものです。
そこで勉強会では、睡眠の質や量、運動の方法や頻度、習慣の作り方や改善法などについて学んでいます。
特に睡眠不足は、疲労やストレスの原因になりますし、記憶力や判断力にも悪影響を与えます。私は朝起きたら、水を飲んで、ストレッチをして、自転車で通勤しています。これは、自分の習慣になっています。自転車通勤は、運動にもなりますし、気分もリフレッシュできて最高ですよ。
勉強会では、本や動画なども紹介して、参考にしてもらっています。「睡眠の質を上げるために、寝る前にスマホを見ないようにしたら、朝の目覚めが良くなった」「運動習慣をつくるために、ランニングアプリを使って、毎日走るようにしたら、体重が減った」など、良い効果も出ているようです。
社員発信の社内勉強会も
――勉強会の内容は曽根田さんが考えているのですか?
曽根田:今はまだそうですね。今後は、社員発信の社内勉強会もやっていきたいと思います。社員のみんなにも、自分の興味や知識を勉強会で発信してもらいたいですね。業務に直結するようなスキルアップ的な内容はもちろん、趣味に関するものでも良いと思います。それでお互いの理解が深まりますし、人前で話すことのトレーニングにもなります。また、スライドをつくるので構成や編集のトレーニングにもなります。
社員一人ひとりの個性や多様性を尊重して、コミュニケーションやチームワークを向上させていきたいですね。社員のみんなは、それぞれに違ったバックグラウンドやスキルや価値観を持っています。私は、それが会社の強みになると思います。
過去の社内勉強会動画は入社すれば視聴OK
――毎週開催となると、かなりの情報量のストックがありそうですね。
曽根田:そうなりますね。これまでの社内勉強会は、動画で撮影してストックしていて、後から入社した人も、過去の社内勉強会を見れるようにしています。
今は、食事や睡眠、運動などの健康管理に関する内容が多いのですが、今後は、インタビュー力の向上や取材ノウハウ、文章ライティング、写真撮影、動画撮影、お客様とのコミュニケーションなど、業務に直接関連するスキルアップのための内容も増やしていきたいと思います。また、社員発信の社内勉強会が増えれば、内容の幅はますます広がっていくと思います。
他にも、会社のフィロソフィー、ビジョン、ミッション、バリューなどに関する勉強会も行い、なぜこのフィロソフィーを定めたのか?具体的に仕事のどんな場面でどう考えてほしいのかなどについても話をして、映像に残しています。
仕事のやり方は大事ですが、それよりも在り方が仕事の成果を左右すると考えています。日々直面する業務でどう受け止め、考えてほしいのか、具体的に話をしています。これらの積み重ねが、会社の歴史や文化になっていきます。後から入社した人にも、過去の動画を見てもらい、共感してくれたら嬉しいですね。
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