評価制度と聞くと「数字がすべて」「上から一方的に決められる」といったイメージを持つ人も多いでしょう。
ローカルパワーエンジンの評価制度の特徴は、上司と社員、相互のコミュニケーションが軸となっている点。結果だけでなく、そこにいたるまでのプロセスもしっかり見てもらえます。
編集職として中途入社し現在入社5年目の佐々木さんに、話を聞きました。
インタビュイー:佐々木(編集職、30代男性)
取材・執筆協力:梅田愛生・ライター
ゴールだけでなく、プロセスも重視する評価制度
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—ローカルパワーエンジンではどのような評価制度がとられているのですか?
佐々木:
半年に1回、定量目標と定性目標がそれぞれ設定され、達成状況に応じて評価が決まります。設定した目標はシートに記載されており、月に1回、代表の曽根田と1対1で話す定期面談があります。
定性目標は、
たとえば「社内全体のスキルアップへの貢献度」などですね。
僕も以前、PCスキルの社内勉強会を提案したことがあります。
—どんな点に前職との違いを感じていますか?
佐々木:
前職では、会社から大きな目標が示され、それに向けて自分なりのやり方で仕事を進めるケースが多かったんです。
進捗や過程を細かく見られないので、自由度が高く、仕事はしやすい面もありました。。反面、具体的にどんな点を評価されているのかが見えにくい印象もありましたね。
ローカルパワーエンジンでは、目標に対するプロセスの部分も含めて評価されます。入社時はそれまでとのギャップを感じつつ、「評価制度って本来こういうものだよな」とも感じました。
目標は1on1での対話を通じて決定
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—前職は自由度が高かったというお話ですが、それと比べ、ローカルパワーエンジンの評価制度はシステム的なものなのでしょうか?
佐々木:
確かに、評価項目が提示されているので「何を求められているのか」は分かりやすいです。ただし、決して自由がないわけではありません。
以前、ある新しいシステムの設計を指示されたことがあったんです。けれど、「そもそもの目的を達成するには違う方法がいいのではないか?」と考え、面談の場で提案したところ、僕の考えが採用されることになりました。
仕事の進め方は決してトップダウンではなく、むしろボトムアップ。こちらからの意見や提案に応じて、目標も柔軟に変化します。
—面談は一方的に評価される場というより、対話の生まれる時間なんですね。
佐々木:
そうですね。面談での話題は、仕事の内容や目標の進捗に限定されず、幅広いです。先ほどお話ししたような、自分の考えを伝える機会でもありますね。
どうすればより成果につながるか、積極的に考えて提案することが評価される社風でもあります。
—積極性をもつことは、自分の成長につながりますよね。これまでに面談の場で提案したことで、とくに印象に残っているエピソードはありますか?
佐々木:
成長につながったという話だと、むしろ提案が受け入れられなかったケースが印象に残っています。
運営するサイトのPVの目標値を共有されたとき、前年の実績などと比較して難しいだろうと感じたことがあって。「もう少し低い数値が妥当じゃないか」と伝えてみたんです。
それに対して社長からは「やってみないと分からないんだから、やってみよう」と言われて。結果、実際にやってみたら、最初に提示された目標値よりもかなりいい数字に着地したんです。
このとき強く感じたのが、「目標は追いかける位置にないと効果を発揮しないんだ」ということ。現実的なラインを踏まえて、そこからの成長も考えた上で目標を設定してもらっているんだと理解しました。
同時に、最終的に大事なのは「何事もやってみないと分からない」の精神なんだなと意識するきっかけになりました。
時間よりもコミュニケーションを優先する面談
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—面談中、とくに印象に残っている出来事はありますか?
社長から新しい制度の導入について相談されたことがあったんです。でも、僕自身はその案にあまり賛成できなかったんで、自分の考えを話したんですね。そしたら、議論が大いに盛り上がりまして。面談は通常1時間くらいなのですが、そのときは2時間以上話していました。
最終的には社長の提案に従う、という判断をしたのですが、きちんと話し合えたので納得できる時間でした。
あと、僕がたまに体調を崩してしまうんですが、そういう点もよく面談で気遣っていただいています。「最近調子いいね」と言ってもらえたときは、自分の体調管理がうまくできていることを実感できて嬉しかったですね(笑)。
受け身ではなく、自分の考えを言葉にできる人に来てほしい
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—最後に、これからローカルパワーエンジンに入社される方へ向けて、評価制度を自分の成長につなげるためのアドバイスはありますか?
佐々木:
会社から提示された目標を達成することはもちろん大事ですが、受け身ではなく、自分からも働きかけることが大事じゃないでしょうか。
仕事に対して能動的に取り組めたほうが、目標達成への意識もより強く持てると思います。
そのために僕が意識しているのは、「気付いたら口にすること」。
自分が感じた違和感を咀嚼して言語化すると、問題点も改善方法も見えてきます。
そういった意見も汲み取ってもらえる環境なので、自分の気付きは伝えていくことが大事だと思います。
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