特定技能は政府が特に人手不足が顕著なので、特定の業種(分野)で外国人の皆さんに活躍していただき人手不足を解消していきましょうという制度です。
ここでは4分野のうちの1つ、「自動車運送業」にフォーカスしたいので触れていきたいと思います。
そもそも、業界的に何が起こっているのか、弊社で直接お客様にヒアリングした内容になるのですが、「とにかくドライバーが不足している。国が2024年問題という残業を減らしなさいという方針を打ち出したので、ドライバーを増やさないと、コンビニやスーパーに商品が届けられなくなる」といった深刻なものでした。
ドライバーの人手不足について調べたところ、有効求人倍率は限りなく3倍に近い、そして、運賃(荷物一個あたりの配送収入)について、荷主(荷物を配達するように発注する会社)と交渉しきれない側面があり、それがお給料をあげにくい構造になっているらしいことが分かり始めました。
特定技能制度は、日本人と同等の給料、待遇が実現されているかどうかも厳しく見ていく制度です。外国人HR領域に長く棲む人間として思うのが、日本人と同等の給与体系だとしても、外国人のみならずそれが業界全体のハッピーに繋がるのかな?と、生意気ながら感じました。
もし、この記事のご興味を持っていただけた方、ぜひ続編をご期待くださいませ。