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大学4年間、地道に自己分析した結果、「世の中に役立つ人材になりたい」という目標を持つようになりました。Forbes JAPANのインターンに応募したのは、この目標を達成するための第一歩を踏み出すためでした。
「発信する情報が幸福につながる、そんなメディアになる。すべては日本の未来のために」という一文をホームページで見つけて、すぐに質問フォームからインターンの枠があるか問い合わせました。「ここで働くと、日本の役に立てる!世の中のためになることができる!」かなり極端ですが、こう思ったことがきっかけです。
自らチャンスを掴みにいけば、どんどん経験できる環境
まずはWeb編集部にインターン生として配属されました。私は2019年9月から修士課程をひかえているので、インターン期間は同年4月から7月末までの4ヶ月間のみでした。社員の方に言われたことを、今でも鮮明に覚えています。「自分から手を挙げること、それ次第であなたのインターン生活の結果は大きく変わるでしょう」と。
いざ仕事を始めてみると、社内Slackには、たくさんのチャンスが転がっていました。
「どなたか〇〇の戦略発表に取材に行きませんか」
「学生さん、撮影のアシスタントをお願いします」
「この出来事について調べて、記事にしませんか」
毎日のように社員の方々がインターン生に呼びかけています。どれも一般的なインターンやアルバイトでは経験できないことばかり。もちろん、学生の仕事は社員の指導、監修のもとで行います。初めの頃はどれ一つこぼれ落としたくなくて、全ての依頼に食いつきました。
印象に残っている仕事を一つ挙げるとしたら、初めて社員さんに同行させていただいた取材でしょうか。入社して2日目、「どなたか女性企画の、南アフリカの女性ワイン醸造家の取材に同行していただけませんでしょうか」とのアナウンスに、すかさず手を挙げたのを覚えています。もちろん取材なんて行ったこともないし、Forbes JAPANに入ったばかりで右も左もわからない状態でした。ですが当時の上司は、即戦力とは言えない私に「手を挙げてくれてありがとう! ワインと英語は好きですか?」と優しく声をかけてくれました。
実際の仕事内容は、取材に同席してメモを取り、企画の文脈に沿って記事を一本完成させることでした。取材前には丁寧に、企画内容と記事の趣旨や枠組みを教えてくださいました。そのあと現場に足を運び、取材の進行の仕方や雰囲気づくり、話の聞き出し方など、貴重な学びを体験できました。全てのプロセスから学べる量の多さにびっくりしたのを覚えています。
もちろん、初めての取材だったので苦労したこともありましたし、恥ずかしかったこともありました(笑)が、これがきっかけで「もっと挑戦したい」と思い、ひたすら4ヶ月間挑戦し続けることができました。
若者の意見と視点への高い関心
この会社で私が得たことは挙げ切れません。「文脈力」「エディター・ライターとしての基本動作」「先を読む力」など、どれもこれも、社員の方々から徐々に得たものです。
Forbes JAPANでは、誰かが質問するとみなさん必ず真剣に考えて答えてくれます。自分から質問をして吸収しようという姿勢を持ち続ければ、その分多くを得ることができるのです。実際取材や撮影に同行し、アシスタントをするだけでも、メディアで初めてインターンをする方にとっては新しい経験になります。未経験でも学生の可能性を信じ、挑戦させてくれて、視野を広げてくれるのがForbes JAPANです。それくらい、若者の意見と視点を大事にしています。
また私は、社内Slackで自らポジティブな情報を発信することで、若者目線で貢献することの価値を見出しました。毎日、社内で起きた前向きな出来事や、一生懸命働く社員の方を見つけてはSlackの「positive」チャンネルでシェアをしました。一人一人の頑張りや良さを見つけて発信するだけで、社内に前向きな雰囲気を生み出せる喜びは今でも忘れられません。
手探り状態で始めた活動でしたが、想像以上の反響をいただくことができ、次第に「ポジティブ編集長」と呼ばれるようになりました。小さなことかもしれませんが、この経験のおかげでポジティブニュースを見つける力が身についたと思います。
一つの質問で100を得られる
もう一つ私が好きなところを挙げるとしたら「社員の方々の姿勢や振る舞いから学ぶことが非常に大きい」という点です。「多くの読者に読んでもらえるように」、「読者も楽しみにしている内容だと思います!」、「読者が何か得られるコンテンツじゃないと........」など、読者のことを本気で想って議論している姿に感銘を受けました。議論の内容もそうですが、編集者として本気で読者と向き合う姿がとても印象的でした。ただハイレベルな内容をシェアするのではなく、読者が求めているものや、ポジティブなコンテンツを選んで取り組んでいるように見えました。
あとは先ほどにもあったように、質問には必ず答えるという風潮が根付いているところです。カジュアルな質問から複雑な質問まで「それはいい質問だね」と言いながら答えてくれるところが、とても好きです。記事のタイトルや見出しの付け方に大苦戦していた私に、編集長が寄り添って丁寧にコツを教えてくれたこともありました。また、取材中の雰囲気づくりや質問の仕方に悩んでいた時は「取材を受けてくれる人によって違うけど、〇〇すると話しやすくなるから」という風にアドバイスをくれたこともありました。一つの質問で、たくさんの悩みが解決していった瞬間を経験するたびに感動していました。
家族のような温かさの中で
自由で清潔なオフィスでは、様々なバックグラウンドを持った社員の方々が、今日も一生懸命働いています。会社が掲げる「A company as one family」という会社像があるのですが、本物の家族のようにお互いを尊重し、支え合っています。したがって、インターン生も社員と同じように成長できるチャンスと仕事を与えられます。日本版創刊5周年を迎えたスタートアップならではのフレキシブルさと、母体であるForbesが持つブランド力を兼ね備えたForbes JAPAN。ここで社会に貢献できる情報を、読者に提供できたことを誇りに思います。この会社に出会えて、よかったです。この出会いを糧に、「世の中に貢献できる人材」へと進化していきたいです。