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インターンで知ったLINEという会社

PLANNER:高柴 慶人

今回のインタビューは、入社2年目にしてプロジェクトリーダーを務めるサービス企画職の高柴です。実は彼も、インターンに参加して入社を決めた一人。LINEのインターンについてだけでなく、就職活動の実体験をもとに、これからインターンを探す学生へインターン選びで大切にすべきことなどもお伝えしています。

現在の仕事内容は

O2O事業を推進する部署で「LINEショッピング」を担当していて、”企画”という立場でプロダクトに関わっています。

”企画”というと結構ざっくりなんですが、サービスに関わるコミュニケーションの中心になってプロジェクトを進行し、事業側の機能要件をとりまとめて連携したりすることがメイン業務です。ユーザー向けのプロモーション設計などいわゆるマーケティング的な業務もやっていますね。

例えば、僕が入社してすぐに「LINEショッピング」がちょうどリリース1周年で、その記念キャンペーンを設計しました。ページも作って、実際にキャンペーンを実施して最後は賞品配送までという一連の流れを経験しました。今年1月からは、広告案件のシステム要件をまとめたり、新しい機能やその設計を考えるような業務のボリュームが増えています。

大企業と起業、どちらがいいのか

学生時代の過ごし方は

筑波大で、農学やバイオテクノロジーなどを学んでいました。僕以外でLINEなどのIT企業に進んだのは、当時は珍しかったと思います。大学2年生の夏までは同好会でサッカーをやっていました。週3とかで活動していて、部活のような感じでした。

2年生の夏にStartup Weekendというイベントに参加したことが、サービスを作るということへの興味のキッカケだったと思います。54時間で起業体験するというイベントで、初めて会う人とチームを組み、アイデアからプロトタイプを作って、仮説検証して起業家や事業家の方にもプレゼンするというものでした。そこで優勝することができて、そのあとも同じイベントに2回参加して2回とも優勝し、他のビジネスコンテスト系のイベントにも頻繁に参加するようになりました。このあたりの経験が、今の企画という仕事につながっています。

就職活動は

実は、就職活動はそこまでしていなくて。3年生の夏からフランスに留学に行って、帰国が4年生の夏で、さらに4年の後期に残り37単位あったんですね。ほとんど1年分ぐらい。

もう5年生までやって卒業しようと思っていたところ……単位がとれて4年で卒業してしまって(笑)。なので、想定では5年生の前半で、休学してインターンシップをしようと思っていた時期に、既卒の立場で応募することになりました。結局、3つの会社でインターンをやったんですが、LINE以外ではエンジニアとして働きました。理由としては、サービスを作るとなると、企画だけではなく、実際にサービスを作れることが必要だということを、起業系のイベントで感じていたからです。サービスを自分で作れるようになったら格好いいなと。

大企業だと他にも選択肢があったのでは

元々ソフトウェアに携わりたいと思っていたんです。世界を大きく変えていくソフトウェアに力を感じていたので。その中でも、7600万人(当時)ものMAUという規模のサービスを持つ会社って他には無くて。それだけ世の中に広がっているサービスを作っている企画ってすごい!という想いがありました。企画という立場でインパクトある経験ができるかという部分で考えると、LINEが1番だと思って選びました。

LINEのインターン、他社との違いは

参加した経緯は

実は、イベントで知り合った筑波大学の先輩の中に、LINEの前社長の森川さんがいて、森川さんとの会話が大きく影響しています。スタートアップ企業に行ったほうがいいか、起業するのもありかなど相談していた際に、「一度、大企業に入ってみるといいよ」と言われたんです。

理由としては、サービスを作って大きくする過程というのが見えるし、大きくなった先には何が必要なのかが可視化できる。いきなり起業してしまうと、どれぐらいの規模になっていくのかが分からないので、一度大きな企業やサービスを体験すると良いと。同じようなことを森川さん以外の方にも言われたこともあり、”大企業”としてLINEのインターンを受けてみようと思いました。

インターンで感じたことは

2人の社員がメンターでそのうち1人は、今も企画を担当する執行役員の二木さんでした。インターンシップは、5日間のハッカソン形式だったんですが、期間中ずっとサポートしてくれました。まずはチームでまとめてみて、それを見てもらいフィードバックをもらうということを繰り返している中で、色々なノウハウを教わりながら企画をブラッシュアップできたのが面白かったです。ちなみにチームは3人だったので、学生3人対社員2人の濃密な時間でしたね。

あと、「マネタイズを考えなくていいよ」と言われたことが新鮮で印象に残ってます。いわゆるビジコンだと、市場規模がこうだから~とマネタイズの話になるんですが、LINEの場合はそれがなかった。テーマだけ与えられ、お金のことは考えなくていいからユーザーが使えるものを考える、みたいな感じでした。それがあったからこそ、単純に面白いものを作ろうと振り切れて、よりユーザー視点での思考を学べた経験になった気がします。
フィードバックもたくさん頂いたんですけど、とにかく的確で、でも伝え方が優しいなと(笑)。これは入社後も感じているんですが、LINEは上司や先輩からのフィードバックは的確でソフトだと思います。

LINEを選んだ理由は

インターン参加が2016年の夏で、2018年の4月に入社しました。他にも色々な業界を調べたりしましたが、LINEのインターンを終えた時点で、入社の意思は割と固まっていました。LINEという会社や人のイメージが想像していたものと割と変わらなかったというか、フィット感があったんです。

特に大きなポイントだったのは、企画としてサービスを作る上で、深いところまで考えていることを感じられた点でした。インターン中に受けたフィードバックでとても印象的だったのが、「LINEを使うユーザーにはメンタル的なフローと、行動するフローが存在する」という話です。こう思ったからこういう行動をするというように、メンタル的にエモーショナルなところで何か思うからこそ、何かをシェアしようという行動があって。感情と行動をフローで並べると、次にどんなユーザー行動が想像できるかを考えることができるといった内容でした。サービスの一機能を作るのにも、いろいろ深く考えられているんだなと感動したんです。

入社後のギャップは

インターンで受けた印象と入社後のギャップは全くなかったです。想像よりも頭がキレる人が多いんだなとは思いましたけど(笑)。部署や職種によって雰囲気が異なることもあるので、結構カルチャーフィットは大事かもしれないですね。

チームも仲が良くて、真面目なワークショップを開催してチームビルディングをする一方で、夜は宴会を全力で楽しんだり。オンオフのスイッチの切り替えがすごいです。色々な業界で活躍されてきたプロが多いチームなので、その人たちと一緒に働けるのが幸せです。”新卒だから”ということを理由に悪い意味で特別扱いを受けることもなく、できることはチャレンジさせてくれる環境で、1年目のうちからプロジェクトリーダーを任されてもいます。


LINEで企画者として働くということ

プロジェクトリーダーに抜擢された心境は

役割は自分の能力に合ったものじゃないと潰れてしまうと思っています。能力に見合わず、役割だけを与えられてもプレッシャーに負けるなと。ただ、常に少しずつ上のレイヤーで挑戦させてもらえるということは、僕にとっては良い環境だと感じています。また、サービスの伸びと自分の成長は比例しているとも思っているのですが、自分が担当するサービス自体もすごいスピードで伸びているので、いいタイミングで入社できたと思います。

LINEで活躍している人の特徴は

折れない心を持っている人だと思います。成長率がすごいサービスを作っている場所だからこそ、一任されることも多いです。そこでプレッシャーを感じるのではなく、ワクワクできるような人は向いているかなと。あと、サービス開発者からクライアントまで関係者も広く多いので、その瞬間瞬間に状況は変わるし様々な判断が求められるので、瞬発力も必要です。

LINEのインターンをオススメしたい人は

本当にサービスが好きな人がいいと思います。ユーザーが触った反応を見てどうしたいとかを思う人。あと自分の意思がある人ですね。

(上級執行役員の稲垣)あゆみさんも中間報告会に参加してくれたんですが、フィードバックが結構きつかったりするじゃないですか(笑)。落ち込むのではなく、それもポジティブに受ける姿勢と、サービスを良くするにはどうすればいいかという探究心がある人にとっては、良い環境・機会だとと思います。



現在、そして将来的な目標は

ちょうど所属するO2OカンパニーCMOの藤原さんにも先日、今後どうなっていきたいかを聞かれたんです。企画は企画で面白いんですが、学生の時には知らなかった領域が結構あると感じていて、事業開発とかアライアンスとか営業とか。企画以外もやりながらというのは考えています。

というのも、いつか新しいサービスを作る瞬間に立ち会えたらいいと思っていて、リリースする前の産みの苦しみを味わいたいというか。今の担当サービスはサービスができて半年後ぐらいにジョインして育てているところなので。リリース前~直後って関わる人も少ないし、色々幅広くやれると思うんですよ。事業開発やアライアンスもやって、営業・企画もやって開発ディレクションもやりますとか、一度そういう体験ができると面白いのかなと思います。

最後に、学生の皆さんに一言

インターンって本当に企業も学生も採用・就職活動の一環でやっていることが多いじゃないですか。僕はやっぱり本当に働いた感じがないと、イメージが掴みづらいんじゃないかと思っていて。なのでインターンをしたと履歴書に書くために参加して、企業側も説明会のような形で行うケースもあると聞いたんですが、それは違うんじゃないかなと。本当にサービスを通して学ぶとか、実務を通して学ぶっていうインターンがスキルとしても経験になるし、自分が働く上で何が大事で何がマッチするのかを見極めていくことにもつながるんじゃないかと思っています。

僕にとってインターンは会社を知るという動機もあったし、2年間やっていたエンジニアのインターンシップでは技術を学ぶという意味があった。だから履歴書に書くためじゃなく、何を経験できるかで選択して欲しいです。社員との交流を通してサービスを作るという経験は、LINEという会社をより理解して、自分が働くイメージを掴む良いキッカケになるはずだと思います。



LINEのサービス企画職ではインターン生を募集しています。応募締め切りは6月3日(月)AM10:00まで。詳しくはこちらのインターンサイトをご覧ください。皆さまのご応募お待ちしています。

LINE株式会社 | インターンシップ 2019
LINE株式会社の2019年度のインターンシップサイトです。
https://linecorp.com/ja/career/newgrads/internship/

本インタビューはこちらのページの転載です。

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