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「人にメッセージを届けたい」WEB広告プランナーだった私がLINEのインナーマーケティングプランナーになったワケ

「人にメッセージを届けたい」から広告業界へ

––––ご経歴を教えてください。

もともと大学では、ESS(English Speaking Society)という英語部に所属していてスピーチをしていました。そこで人にメッセージを届けるということに興味を持ちました。就職活動では広告業界を中心に見て、新卒で就職したのがリクルート ライフスタイルです。

入社後は、ホットペッパーの広告営業に従事していました。

飲食店への掲載提案から始まり、自分自身で記事を書き、写真も撮って、1つの広告を作り、掲載後には効果を検証するという一連の流れを経験しました。

広告の効果を身を持って知り、そこから飲食店だけでなくもっと幅広い業界をみたいと思い、ご縁があって楽天へ転職しました。楽天ではWEBマーケティングを中心に提案営業をしていました。

転職のきっかけは?

実は私、楽天で働いている頃に大学院に通い始めて…先日卒業したのですが、広報・PRの勉強をしていました。

本音をいうと、当時は広報・PRの道に進みたかったんです。


広告から広報への選択

––––どうして大学院に行ってまで広報を勉強しようと思ったんですか?

私にとってWEB広告は、本当に受け手にメッセージが届いているのか届いていないのか、それが見えづらく感じていました。

広告って掲載されることでクリックだったり、売り上げが伸びたりといった、なんらかのアクションはありますよね。でもそれって本当に、届けたい相手にメッセージを届けられているのだろうか…?と感じていたんです。

広告のそういった側面とは違って、個人的な考えですが広報はまず会社として発信するべき情報があり、その情報を受け手に適切に届くかたちで発信しますよね。裏を返すと、受け手にとって意味のあるメッセージでないと世の中に出ていかないんじゃないかと、思っていたんです。



これまで私は弁論大会などで受け手の立場に立って「どういうメッセージだったらキャッチしてもらえるのか」というのを考えてやってきたので、「人にメッセージを届けたい」というのは広告ではなく、広報の方が近いんじゃないか、と当時の私は考えていたんです。


そして働きながら大学院に通い、広報・PRについて学び始めました。

学んでいくうちに、自分が学んでいることをアウトプットしていく場が欲しいと思い、転職を決めました。


––––どうしてLINEのインナーマーケティングに?

実は、もともとは広報のポジションに応募したんです。でも、実務としての広報経験はほぼない状態でした。そこで「インナーマーケティングはどうですか?」とお声かけいただき、挑戦してみようと考えました。

インナーマーケティングとは、広報・PRチームと同じ視点で、サービスの認知度や利用者数を上げていくことがミッションです。手法が違うだけですので、ここで経験を積み学んだあとに、広報・PRの道に進むというキャリアプランを描きました。


––––具体的な業務内容を教えてください。

インナーマーケティングの「インナー」とは、社内の事業やサービスを、社内の広告枠とデータを使ってマーケティングしていくという意味です。




いわば「社内での広告代理店」のような動き方なので、様々な部署のメンバーと密接に連携することができます。幅広い事業と関わることができるので、いろんな人とコミュニケーションをとることが好きな人にとっては非常に楽しいと思います。

現在私はLINE マンガ、LINE モバイル、LINEチケット、LINE バイトなど約10サービスに関わっています。

インナーマーケティングの部署の中には、プランナーとそれを実際に実行する運用のチームとが別に分かれていまして、私はプランニング部分を担っています。

それぞれサービスごとにインストール数や申込件数などのKPIがあり、その達成のために、LINE スタンプの企画やLINEのプラットフォーム内における広告枠でのプロモーションを展開していきます。


LINEのインナーマーケティングならではの面白さは?

社内で完結するからこそ、1人で多くの事業に携わることができると感じています。サービスごとのKPIも違うので、幅広いサービスに対応する力がつきます。

とにかく、日々鍛えられている実感がありますね(笑)

あとは、LINE内部の広告枠かつLINE内部のデータが使えるので、より的確で細かいデータを基にPDCAを回せることも面白さの一つだと思います。

事業を横断してデータ利用できるのは、LINEならではです。


––––今後のキャリアプランは?

やはり入社当時と変わらず、将来的には広報・PRに挑戦したいと考えていますが、今は目の前の仕事に集中しています。今後のためにもインナーマーケティングの仕事を通して、幅広い視点を養っていきたいです。

マーケティングプランナーの仕事は、LINE全体を見渡せ、かつ色々なサービスと一緒に働ける環境が整っています。そういった意味で、自分のマーケティングの経験を活かしつつ、今後の広報・PRのキャリアへ近づくことができる最良の選択だったと思います。

LINEでは、2019年以降を「第2創業期」と位置づけて、Fintech、AI、Blockchainなど新しい領域にチャレンジしています。

「インナーマーケティング」と聞くと範囲が限られたような閉鎖的な言葉に聞こえてしまいがちですが、ますます事業領域が広がるLINEならではの挑戦できる環境が整っていると私は思っています。

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