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「一人より、チームのほうが遠くに行ける」チームLang-8の組織観

カリフォルニア州で生まれ育ち、現在Lang-8のバックエンドエンジニアとして活躍するAlexさん。国境を越えてまで入社を決意したLang-8について、入社の背景から現在の仕事、そして今後の目標までを語ってもらいました!

「新しい世界をみせてくれたのがLang-8だった」

ー まず自己紹介を!

出身はカリフォルニア州サンノゼで、生まれてからずっとサンノゼで育ってきました。大学ではコンピューターサイエンスを専攻。副専攻で中国語を学び、香港で1年間の留学経験もあります。海外で働くことに興味を持ち始めたのはそれがきっかけです。大学院では画像処理(Image Processing)を中心に研究を行っていながら、同時にエンジニアリングも学びました。

ー Lang-8との出会いは?

もともとユーザーとしてLang-8のプロダクトを利用していたんです。大学院時代に趣味で日本語を勉強していて、もっとネイティブと話せる機会が欲しいと思っていたときに、オンラインでたまたま見つけたのがLang-8でした。

ー そこからなぜジョインすることに?

ヤンヤンさんから直接お誘いを受けました。ヤンヤンさんとは、カリフォルニアで行われたユーザーイベントでお会いしていたんです。それから定期的に連絡を取りあっていて。私が東京のオフィスを訪れた際に改めて声をかけてもらって、入社することになりました。

ー なぜ入社しようと?

一つは、ユーザーとしてポジティブな体験が多く、さらによいサービスにしていきたいと思ったから。Lang-8は、語学を勉強するためのツールだけでなく、異文化交流もできる刺激的な場を私に提供してくれました。プロダクト上では、ユーザー同士が互いに日常生活について情報をシェアしあえる機能もあり、おかげで他の国の文化を深く理解することができましたし、友人もできました。そんなプロダクトを、もっと多くの人に利用してもらうために、自分のエンジニアリングスキルを活かしていきたいと思ったんです。

もう一つは、日本で働くチャンスがあると感じたから。実際、1年間アメリカで業務委託として働いた後、日本オフィスでの勤務も経験できました。

「Lang-8というチームの中でどう貢献できるかを常に意識」

ー 現在の仕事内容は?

バックエンドエンジニアとして、ソフトウェア開発を担当しています。メインプロダクトである「HiNative」(https://ja.hinative.com/)に新機能を追加したり、モバイルアプリケーションエンジニアとともに新規API連携を進めるにあたっての繋ぎこみ対応を議論したり。データ分析や機械学習に使用するデータ収集のほか、アプリ上の不具合修正にも対応しています。ほかにも、サーバ管理や、日英翻訳を手伝うことも……。スタートアップで少数精鋭ということもあり、なんでもやっていますね(笑)

ー 入社前のイメージとギャップはあった?

いい意味で、やることがすごく多いなって感じました。時間がいくらあっても足りない(笑)。大学院時代は1つのプロジェクトに集中していればよかったけれど、Lang-8のようなスタートアップ企業では、いくつものプロジェクトを同時並行で行わなければならない。その上で、緊急対応が必要な事象が出てくることもある。Lang-8で働くことで、常に優先順位を決めながら自分のスケジュールを組み立て続ける力が身についたかなと思います。

ー 現在の所属チームは?

バックエンドエンジニアとしては、私以外にもう2名、業務委託として勤務しているメンバーがいます。特にiOSエンジニアやAndroidエンジニアなどHiNativeのアプリ開発をしているエンジニアとは日常的に業務をともにしています。

ー 同僚のエンジニアの印象は?

みんな優しい人ばかり。いつもお互いが仕事しやすいように助けあっています。コードレビューも習慣になっていますね。それでお互いのタスクの進捗も把握できていますし、業務の相互理解度は高いはずです。トラブルの際もすぐにサポートしあえるようになっています。

ー 横断的に他チームのエンジニアと働くことも多いけど、気をつけていることは?

私もそうですが、リモートワーカーが多いので、なるべくコミュニケーション頻度は高く保つようにしていますね。Lang-8では「相互理解」というvalueを大切にしていて、私もメンバーと議論するときは、結論や自分の意見だけでなく、そこに至るまでの前提から伝えるように意識しています。相手が自分と同じ認識だと思い込まず、詳細を共有することで足並みを揃えていく。それが、お互いに気持ちよく、効率的に仕事を進めていくことにつながると思っています。

チームの垣根をこえて一緒に仕事をすることも多いので、もし困っているメンバーがいたら、適切なチームと協働できるようガイドすることも心がけていることの一つです。所属チームの中に閉じこもるのではなく、Lang-8そのものを一つの大きなチームだと捉えて、会社全体に貢献できることはないか意識するようにしています。

ー Lang-8のどこが好き?

まず、柔軟な働き方ができるところ。アメリカでリモートワークしているともちろん日本との時差があるのですが、あくまで自分の生活にあわせた時間で勤務できています。コアタイムはありますが、決まった時間や場所に縛られることなく自分にあったスタイルで仕事ができるのは、Lang-8で働く大きな魅力の一つです。

また、隠しごとのないオープンなカルチャーも気に入っています。Lang-8ではSlackを使っていますが、基本的に社内のすべてのやりとりがオープンになっていて、経営会議の内容や投資家とのミーティングの議事録も、社員は誰でも見ることができます。自分の業務に関わることだけでなく、他のチームでいま何が起こっているのかを随時確認できるので、事業を一緒に作り上げているんだということを強く実感できますね。

そして、新しい業務への挑戦をサポートする文化もあります。自主的に声をあげ、新しいことにどんどんトライしたい人にはとてもいい環境なんじゃないかな。

ー 改善していきたいところは?

HiNativeはリリースしてから8年になりますが、その間に多くの機能が実装され、現在ではシステムがより複雑になっています。もはやシステム全体を一人で把握できるレベルではなく、新しいエンジニアがジョインしてくれたとしても、キャッチアップにかなりの労力がかかってしまうと思うんです。今まさに取り組んでいるところですが、ドキュメンテーションの強化や、オンボーディングプロセスの整備を進め、全社的に生産性を高めていきたいと思っています。

「冒険することで、初めてみえる景色がある」

ー 今後の目標は?

現在、新たな取り組みとしてライブ配信事業に力を入れています。開発リソースも外部委託に依存するのではなく、自社開発の強化がマストになってくるでしょう。ライブ配信の技術に関しては私もさらにスキルを磨いていきたいと思っていますし、システム構築などにも携わっていきたいですね。

さらに、自分の手で新しいサービスを生み出すことにもチャレンジしたいと思っています。HiNativeに集まってくる膨大な言語データを活用し、学生時代から大好きな語学学習の世界をより豊かなものにしていけるサービスを生み出していくことが私の目標です。

ー どんな人と一緒に働きたい?

外国語を学び、習得した経験がある方は特にフィットすると思います。HiNativeが語学学習サービスということもありますが、外国語を学ぼうとする方の多くは成長・学習意欲が高く、好奇心も強い傾向にあると感じています。そして、異文化を理解しようとするモチベーションも高い。Lang-8のValuesの一つに「相互理解」があります。互いに助け合い、個人としてではなく一つのチームとして一丸になって働くという企業文化を保っていくことはLang-8にとってとても大切なことなので、ぜひオープンな心で、互いにフィードバックをしあいながら一緒に成長できる方にご入社いただけたら嬉しいです。

ー一言メッセージを!

子どもの頃に読んだ「マジック・スクールバス」という絵本の言葉を贈ります。先生が子どもたちをマジック・スクールバスに乗せて科学について教えるというシリーズなのですが、その中で先生がよく『Take chances, make mistakes and get messy!』 と言っていました。私はこのフレーズが好きで、人生のモットーにもなっています。何かを成し遂げる過程では、平坦な道ばかりではありません。Lang-8もスタートアップ企業として、さまざまなことを乗り越え、今ここまできました。この記事を読んでくださっている方も、転職活動をしていたり、今後のキャリアに悩んだりしているかもしれません。成功は一夜にしてなせるものではないからこそ、失敗を恐れずに、たとえ壁にぶち当たったとしても諦めることなくご自身のペースで突き進んでほしいです。

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