もっと早くHiNativeに出会いたかった。お試し入社で感じたLang-8の魅力!UI/UXデザイナーとして独り立ちを目指す、台湾から来た日本が大好きなデザイナーインタビュー。 | 株式会社Lang-8
黄 依紜(Huang Yiyun/こう いうん) ...
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青木一生(あおき・いっせい)
1987年生まれ、現在32歳。九州大学芸術工学部でデザインや画像処理について学び、初めてプログラミングに触れる。
大学院でメディアアートを専攻。ProcessingというJavaのフレームワークを使用して作品を開発する中でプログラミングに興味が湧き、発表した作品が受賞したのをきっかけに、プログラマとして就職する。
就職してからは、ゲームアプリの開発や、カメラアプリの開発など多数の開発案件に携わる。4年ほど会社員として働いた後、3年間のフリーランスを経てLang-8社に入社。現在は「HiNative」のAndroidの開発を1人で行なっている。
業務以外では、画像の切り取りを行うライブラリを公開したり、_igreenwood名義で技術書の執筆活動も行っている。
Androidプログラミング短編集:王女とカルテットの宝探し【技術書典7】
とある技術の即興詩人【技術書典6新刊】
TechBoosterプログラミングブック ~0から学ぶ最新技術とアプリ開発テクニック~【C95新刊】
ていねいに学ぶAndroidアプリ開発 Android 10 Modern Functions 【技術書典7新刊】
大学は、芸術工学部という理系と芸術系を融合したような不思議な学部に在籍していました。学部では理系と芸術系両方の授業があるので、デザインなどの芸術系の勉強と画像認識や画像処理などの工学系の勉強を並列してやっていました。
といっても高校の時から芸術に興味があったわけではなく、単純に面白そうな学部を探して入ったという感じです。
大学では画像や映像に関する事を多くやっていましたが、大学院ではメディアアートを専攻し、音楽を演奏するソフトウェアを開発していました。一般的に音楽を作るソフトウェアは音楽の知識が必要なのですが、僕はあまり音楽の知識がなかったので、自分でもゲームを楽しむように気軽に音楽を作れるソフトウェアを開発していました。プログラムを本格的に使うようになったのはそれがきっかけです。
その後いろいろやっていたらたまたま作品がBACA-JAというコンペティションで受賞して、それがきっかけでプログラマとして就職できたという感じです。
最初に入社した会社が広告系の会社だったんですが、入社してすぐ自分が企画したものをプレゼンしたら役員プレゼンまで通ってしまって、新しいサービスを一人で立ち上げました。デザインからディレクションから全部一人でやらなきゃいけなかったので結構大変でしたね。しかもエンジニアなのになぜか営業の部署に配属されていて(笑)さらに新卒はエンジニアも常に電話を取る必要があって、日中作業が全然進まないので、毎日家に帰ってからも遅くまで作業してました。頑張った甲斐あってサービスはなんとかリリースまではいったんですが、体を壊してしまってすぐに会社をやめました。
そのあとはしばらく休養しつつ友達に依頼された開発をやったりしていたんですが、たまたま前職の上の人が別の会社に転職するときに誘ってくれて、そこから3年くらいその人の下でAndroidの受託業務をしていました。そしてその会社も退職し、そのあと一瞬最初の会社の同期がやっていた会社に入社したんですが、いろいろあってやめて、フリーランスを2年ちょっとくらいやってました。
当時、フリーランスで恵比寿の会社に常駐してたのですが、転職の時期かなと思い何社か受けていました。そのタイミングで、たまたまその時のCTOと話す機会があって入社をしました。
そのCTOは、僕が昔からその方の書いた本やブログを読んで勉強していたくらいすごい方なんですが、面接の時にその方が、僕が個人で公開していたオープンソースライブラリを使ったことがありますと言ってくれたので、「これは入社するしかない!」ということで、2ヶ月のお試し入社を経て入社しました。
HiNativeのAndroidアプリを開発しています。担当領域はエンジニアですが、施策の提案なども積極的にしています。議論する時に役職や立場に関わらず意見が尊重されていたり、きちんとデータに基づいて議論する文化があるので、施策に関してどのメンバーもフラットに話ができる環境というのが弊社のいいところだと思っています。
最近は全体的にUIを大きく刷新する施策が走り始めているんですが、今まで他の施策があってやりたいけど出来なかった施策なのでそれがどうなっていくかとても楽しみです。
過去のコードを直しながら新しい実装をしていくのはなかなか大変ですね。例えば、不具合が起きたら不具合直しながら新しい実装を作らなきゃいけないので、結構大変なときはあるかなという感じです。
最初は大変でしたが、時間が経つにつれてだんだんアプリ自体の仕様とか、コードがどうなっているのかとかを把握できてきたので、フリーランスの時と同じように自分のペースでできているかなと思います。
Androidって結構移り変わりが早くて、去年出たばかりの技術が急にスタンダートになり、古い技術が使われなくなったりするので、常に新しい技術を追っている人がいいです。ただ、プロジェクト内には数年前に流行ったライブラリがまだ動いていたりするので、その辺りの知識もフォローできるような人だとなお良いかなと思います。
リモートを柔軟にやっていいというのがとても働きやすいです。僕はフリーランスの期間が長かったのもあり、毎朝同じ時間に出社するのがしんどいなっていう時もあったりして、今日ちょっと調子出ないなっていうときは家で作業してから昼に出社したりしてます。
あとは、割と周りに人がいると落ち着いて作業できないタイプなので、自席以外にもソファーで作業したりできるのも柔軟性があって働きやすいなと思います。
読みたい本があったらいつでも購入してもらえたり、スペックの良いPCを用意してもらえるのも良いですね。最近はバックエンドエンジニアの足立さんと懸垂機欲しいね、という話をしていたら、福利厚生で購入してくれました。(笑)
あとは社内の雰囲気がよくて心理的安全性が保証されているのが良いなと思います。去年の12月にエンジニアが数人辞めて、そのあとすぐとかはあんまり雰囲気が良くなかったんですが、4月に入社してくれた足立さんが結構盛り上げてくれたり、他のメンバーも雰囲気を良くしようとがんばってくれて最近はとても和やかで良い雰囲気です。
僕は今までHiNativeほどユーザー数の多いアプリを開発したことがなかったので、ユーザー数が多いというのはやっぱり楽しいです。あとは、提供している価値がわかりやすいのが良いですね。今まで関わっていたサービスは、「本当にユーザーの役に立っているのかな?」と疑問に思うこともあったのですが、HiNativeは提供している価値が明らかで、良いサービスであるということはもう見たらわかるのでやりがいがありますね。自分が作っているものが人の役に立っていることを感じられるのは大きなモチベーションになります。
キャリアとしては、入社した時点でもう30歳を越えていたというのもあって、プレイヤーとしてだけではなく、チームや組織をどうやってマネジメントしていくのか、みたいなことも考えていきたいです。今はAndroidの業務が忙しすぎるので難しいですが、少し落ち着いたらやっていきたいですね。
技術的には、僕はずっとAndroidしかやってないんですが、そろそろサーバー側や他の分野もやっていきたいなと思っています。弊社のサーバーサイドは優秀なメンバーばかりなので、その環境にいることを生かして、いろいろ聞きつつ勉強していけたらよいなと思います。
あとはAndroidのライブラリを公開して以降、全然個人開発できていないので、近いうちに新しいライブラリを出したいなと思ってます。
次回インタビューは森崎(iOSエンジニア)です!お楽しみに💁♀️