What we do
特に多くの人に見られた社会保障の二面性のイラストです。
CAMPFIREというクラウドファンディングサイトにて60万円を達成することができました。
非営利団体KUMOism(くもいずむ)は、「全ての物事には良い面と悪い面がある=二面性」というコンセプトを元に、2014年8月から非営利で活動しています。今まで力を入れてきたのは、イラスト・グラフ・地図・文章を使って様々な社会問題の二面性を伝えるネットメディアの運営です。社会問題は1つの立場でしか語られないことが多いので、どうしてずっと解決できないのか分かりづらくなっています。その分かりづらさを、社会問題の当事者の2つの立場を分かりやすく整理して見せることで、社会問題への理解が深まりやすくなります。
Why we do
※父親からの暴力や母親からのネグレクト(無視・放置)
※育児が大変で起きてしまう虐待も多い。児童虐待の二面性の紹介しています。
■子どものころ、私に何があったのか
「あんたなんか産まなきゃ良かった。」
10年以上、親からそう言われて育ってきました。父親からは身体的な暴力があり、母親からは精神的な暴力とネグレクトがありました。まるでテレビドラマのような人生を送ってきました。
そのため、親にすら愛されなかった自分自身に価値を見出すことができなくなり、自殺に至りましたが、失敗しました。
生き残ってしまったことに気づいてからは簡単に死ねないことを理解し、「どうしたらこの居場所のない社会で生き残れるか」を必死に考え、行動し、とにかく模索してきました。生き残ることを考えると人間は強いものです。
都立普通科高校をやめて、田舎の通信制高校に編入し、親元から離れ、親以外の大人からコミュニケーションの方法をたくさん学び、一方で周りを意識せずに私のことに集中できる時間を作りました。私以外の社会の人たちがどうやって生きて、何を考えているのかを知るために、NPOでボランティア活動を行ったり、会社に入ってとにかくたくさん働いたり、政治や経済、哲学の本を読んだりしました。
そして、そんな沢山の人たちと出会い、沢山のことを知った経験の中で、自然と気づいたことがありました。それは全ての物事には良い面と悪い面が存在し、人によって見方や感じ方が変わるということです。一言でいうならば「二面性」です。虐待によって自己肯定感や、他人への共感能力が弱くなりがちな私だからこその発想でした。
この二面性を意識するまでは、「親に愛されない=絶対不幸」と思っていました。しかし、二面性を意識してからは、子どもから見る虐待と親から見る虐待は違うことが分かったり、「虐待の経験があったからこそ何かできることや分かることがあるはずだ」と思うようになったり、「親に愛されなくても幸せになれる」と分かったり、虐待に対する考え方がガラリと変わりました。
さらに、全ての物事から良い面を見つけることができるようになり、性格は急激に明るくなりました。他人に対してもその人の良い面を見ることができるようになりました。
虐待をすることは賛成できませんが、しかし虐待を受けた過去を変えることはできません。過去への見方も良い見方と悪い見方がありますが、ずっと過去を否定し続けてもつらくなるだけでした。だから私には過去を肯定して活用するしかありませんでした。
虐待の良い面は、自分にとって様々ですが、一番はこの「二面性」への気づきだったのです。虐待を受けたことが私のアイデンティティとなりました。
■何を解決したいのか、何をしたいのか
私自身の過去や他人の性格に照らした二面性を今度は社会に照らして考えてみました。そうすると革新的なことが分かったのです。
私はお金持ちなら絶対幸せと思っていましたし、顔立ちが良いなら絶対幸せだとも思っていました。なぜなら彼・彼女たちは「勝ち組」と呼ばれていました。しかし、お金持ちや顔立ちの良さの二面性を考えると、そうとも限らないのです。お金持ちでも不幸になれば、顔立ちが良くても不幸になることを発見しました。
さらに分かったことがあります。それは社会に存在する「勝ち組と負け組み」という考え方によって、劣等感を持って不幸を感じてしまう人がとても多いことです。
また、「自分の考え方が絶対正しい」と思ってしまうと、その考え方に合わない人のことを全否定してしまう人も多くいました。そのせいでコミュニケーションが破綻し、会社やNPOのミーティングが上手く進まない状況に出くわすことも多々ありました。
つまり、何か特定のことを「絶対正しい・絶対間違っている」と考える価値観が暴力を生んでいることに気づいたのです。
二面性とは全ての物事に良い面と悪い面があるということなので、「もしかしたら自分も相手も完璧じゃなくどこかしら間違っていて、どこかしら正しいかもしれない」という考えがあれば、相手に優しく接することができる人が増えるかもしれません。
そして、私が自分自身に対して二面性を照らしたように、もっと何が本当に幸せなのかを発見できる人も増えるかもしれません。
どんなに大きな社会問題も、どんなに小さな人間関係のトラブルも、個人が優しくなり幸せを感じられなければ、改善するためのアイデアなんて出てきません。
そこで、他人にも自分にも優しくでき、自分で幸せを感じられる人を増やしたいと思うようになりました。
How we do
Tokyo Design Weekは東京、ロンドン、ニューヨーク、ミラノで開催される展示会です。
Meet Upは9.11をきっかけにして立ち上がったコミュニティ作りのプラットフォームです。
優しい人や幸せを感じることができる人を増やすためには、まず第一段階として二面性という考え方を分かりやすく伝えることが大事だと思いました。
なので、大人でも子どもでも、日本人でも外国人でも、みんながすぐに理解できるようイラストで伝えようと考えました。また、多くの人がニュースなどから知って関心を持ちやすい数々の「社会問題」を具体的な事例として伝えることで、二面性をもっと分かりやすく伝えようと考えました(補足的にグラフや文章も入れています)。そして、KUMOismというWebサイトを立ち上げました。
また、今後はネットメディア以外にも「二面性」を分かりやすく伝える活動をしていきたいと思っています。例えば現在進めているものは以下になります。※全て企画段階なのでどんどんアイデアを持ち寄って頂けますと助かります。
1、ネットメディアや書籍、雑誌の寄稿
言語表現による活動。今まではネットメディアのみでしたが、今度は書籍や雑誌も進めていきます。
2、アートの展示会出展
非言語表現による活動。Tokyo Design Weekの日本(今秋)とニューヨーク(来年:要貯金)に出展する予定です。
http://tokyodesignweek.jp/
3、コミュニティの形成
軸としては、日本人向けと外国人向け、敷居低め(オフ会など)と高め(アイデアソンなど)を考えています。
http://www.meetup.com/