こんにちは、クラビス広報です。
株式会社クラビスについて、クラビスが提供する「クラウド記帳サービス STREAMED」について。
その裏側にある、私たちのストーリーをお伝えしていきます。
「STREAMED」について:
「クラウド記帳サービス STREAMED」は、経理の現場の課題である「紙からのデータ化」を解決するサービスです。領収書や通帳のコピーをスキャンするだけで、手書きの領収書でも99.9%正確にデータ化され、仕訳データを作ることが可能です。
クラビスは「社会課題を解決する唯一のカギとなる」という理念を掲げ、サービスを通して自分たちにしかできない”普遍的な課題解決”を行っていきたいという想いを持っています。課題解決に向けて、2019年に行ってきた取り組みやトピックスを振り返ってみました。
2019年の「STREAMED」
インフォグラフィック公開
2015年に会計事務所向けに「STREAMED」の提供を開始してから、今年で通算5回目の確定申告となりました。これを機にお客さまアンケートの実施を行い、インフォグラフィックで公開しています。多くの会計事務所にご利用頂いている「STREAMED」の様々な実績を紹介していますので、ぜひご覧ください!
インフォグラフィック「データでたどるSTREAMED」
消費税改正・軽減税率に対応
2019年10月に消費税が10%に引き上げられ、一部商品の軽減税率がスタート。経理の現場は、税区分を軽減税率の8%と標準税率の10%に分けなくてはなりません。更にキャッシュレス還元も加わり、入力作業がとても複雑になってしまいます。
「STREAMED」は軽減税率が始まる10月1日から、レシートをスキャンするだけで、軽減税率が混じっていたら自動的に税率ごとに分けてデータ化できるよう対応を行いました。
1. 標準税率10%・軽減税率
2. キャッシュレス還元
3. 請求書における税率判定
10月1日になるまで、実際にどのようなレシートが出てくるかを全て把握することは不可能だったため、開発陣は「レシートの夢を見るほどのプレッシャーだった」そうです。その後、ご利用頂いているお客さまからもご好評いただき「頑張って開発した甲斐があった」と喜んでいます。
詳しくはCEOの菅藤が書いた記事もご覧ください!
「軽減税率のレシート、どう経理処理するかイメージできていますか?」
様々なセミナーの開催
今年はセミナーも積極的に開催いたしました。これまでは「STREAMEDの使い方」などサービスに近い実務的な内容を多く展開してきましたが、今年はより上位概念の「会計事務所の業務管理」や、「人材採用」といったテーマに注力して企画を進めました。
その背景としては、”会計業界の生産性”という大きなテーマは、クラウドツールの導入だけで解決できるものではなく、業務設計や事務所の経営戦略、更には優れた人材獲得といったより立体的な解決策が必要だと感じたからです。来年も引き続き様々なセミナーを企画していく予定です!
7月に開催されたマネーフォワード主催の「士業サミット2019 ー士業の未来は、日本の未来だー」。私たちマネーフォワードグループが、普段どのようなことを考えながらサービスを開発しているのかを、士業の皆さまにお伝えするイベントです。
こちらに、マネーフォワード代表取締役の辻、取締役の竹田、ナレッジラボの代表取締役の国見とともに、菅藤が登壇しました!テーマは「テクノロジーが変える会計事務所業務の未来」について。中小企業の経営者が本業に集中するためには、会計事務所が”企業のための経理部長”や”CFO”の役割を担う必要があります。より生産性を高めて付加価値をつけていくためには、中小企業の経営者と会計事務所の二人三脚が欠かせません。マネーフォワードグループは、そうした二人三脚を”テクノロジーの力”で支援する立場だと考えています。
また、10月に開催された「会計事務所博覧会 2019」にも出展し、マネーフォワード、ナレッジラボ、クラビスの3社で連携。3ブースを連結し、実際の会計業務のフローにあわせてご紹介させていただきました。
「クラビス・マネーフォワード・ナレッジラボ。3社で「会計事務所博覧会 2019」に出展してきました!」
そのほか、菅藤の掲載記事もまとめてみました!
- クラウドクエスト「僕たちと“会計の未来”を語ろう[前編]」
- クラウドクエスト「僕たちと“会計の未来”を語ろう[後編]」
- 実務経営2019年12月号「ココロ動かすクラウドで会計事務所を支えるマネーフォワードとクラビス」
2019年の「クラビス」の組織
WeWorkへのオフィス移転
採用強化とメンバー増員に伴い、4月にWeWork東急四ツ谷へのオフィス移転を実施しました。WeWorkはなんといっても美味しいコーヒーとビールが飲み放題。エンジニアイベントの開催や、メンバー同士のコミュニケーション活性にも役立っているようです。四ツ谷駅前という立地もあわせて、とても快適な環境で働けています!
採用活動の本格化
今年はクラビスの採用戦略を見直した一年でもありました。採用戦略を考えることにより、経営陣が会社や組織と向き合い、クラビスが目指したい場所はどこなのか、一緒に働く仲間に伝えたいことは何なのか、改めて整理することにも繋がっていきました。
クラビスの想いは、Wantedlyでも発信していますので、こちらの記事もご覧ください!
・「スキャンサービスは解決の一歩目、世界共通の課題を突き詰めた”創業の想い”。」
・「〜社会課題を解決する唯一のカギとなる〜クラビスの企業理念について。」
・「難解な経理の入力作業をひとつずつAIに置き換えていく、「STREAMED」のチャレンジ。」
(クラビスの企業理念と行動指針)
メンバーの海外出張
また、今年はメンバーを連れての海外視察を多く行いました。菅藤の「世界を見て、色んな文化や価値観があることを知ってほしい」という想いのもと、オペレーション拠点にエンジニアやオペレーションチームを連れていったり、菅藤自身の海外視察に同行したり、みんなそれぞれに新しい刺激を受けることができたのではないでしょうか?
「STREAMED」を支えるオペレーションを知る!エンジニアのベトナム視察レポ。
(中国・大連を視察する取締役の君島と横井。)
(ベトナム・ダナンのオペレーション拠点を視察するエンジニアの前島と宮川)
(ベトナム・ホーチミンを視察するクラビスメンバー)
最後に
CEOの菅藤に今年一年の振り返りを聞いてみました!
クラビスは、今まではビジネスモデルを作ることに必死になっていました。そこからようやく、組織をどう作るかやメンバーの育成など、将来のためにやるべきことを考える余裕が生まれてきた一年だったと思います。
例えば、「みんなが働く環境にこだわろう」と考えてオフィスを移転したり、「採用に取り組んでいこう」と決めて記事を書いたりということですね。また、これまで採用面接は全てぼくとCTOの横井で行っていたのですが、1次面接をマネージャーが行うようになり、「会社がどうあるべきか」を一緒に議論したことはとても大きかったと感じています。中堅のメンバーは仕事の手応えを感じて頼もしくなっていますし、ポテンシャルで入ったメンバーにも重要な機能開発を任せられるようになりました。
SaaSの場合、お客さまのニーズの変化を見極めて、いかに柔軟に”仕様や優先度の変更”に対応するかが重要だと考えています。そのためには「判断から行動までがクイックに行える筋肉質な組織」にならないといけない。今年は、そのスピードが向上できたのではないかと感じています。(菅藤)
...というわけで、簡単ですがクラビスの2019年をふりかえってみました。
来年もさらなる成長をしていけるように、クラビスメンバー一同頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします!みなさま、良いお年をお迎えください。