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上海訪問で衝撃を受けた新しい世界。DeNA・メルカリを経て、CTO深谷がカウシェで作る未来とは。

こんにちは。カウシェです。

今回は社員インタビューとして、CTOの深谷にカウシェの立ち上げに参画した理由や今後の展望について聞いてみました。

深谷 哲史/ Akifumi Fukaya
1991年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。2014年にDeNAに新卒入社。マンガボックスの収益化に貢献。2018年6月にメルカリに入社、iOSテックリードとしてメルペイの立ち上げを行う。2020年7月よりカウシェに参画。これまでのPM経験やテックリードとしての知見を活かし、技術戦略を担当。

■プログラミングをビジネスにしていくことに楽しさを見出し、エンジニアの道へ

——エンジニアの道を歩み始めたきっかけを教えてください。

大学1年生の時に、ゲームのアプリを運営するスタートアップでインターンを始めました。友達の紹介で試しにスタートしたこのインターンが、プログラミングを触ったほぼ初めての経験でした。たまたま同じタイミングで、大学でもプログラミングの授業を受け始めたこともあり、気が付いたらその世界にのめり込んでいました。そして、大学3年生になって将来のキャリアを考えた時に、スマートフォンのアプリを作る仕事をしたいと思うようになり、エンジニアの道に進みました。研究も面白いけれど、僕はプログラミングをビジネスにしていくことに、特に楽しさを見出していました。

——大学卒業後は新卒でDeNAに入社されていますが、どんな業務を担当されていましたか?

DeNAで働いていた4年間のうち3年間は、マンガボックスという、漫画をスマートフォンで読めるサービスを作っていました。また、コミックス販売の収益化や、ユーザーインターフェースの改善による利用率の向上に向けた業務も担当しました。最後の1年間は、別の事業領域にもチャレンジしようと、ヘルスケア系の新規事業を担っているDeSCヘルスケアに出向して新規機能開発に従事しました。

——DeNAを退社し、メルカリへ転職したきっかけについて聞かせてください。

2017年11月に、当時Loco Partnersの中国支社で働いていた門奈さん(現カウシェCEO)が日本に一時帰国していた時の食事会で、「中国のITがめちゃめちゃ進化しているから、IT系の仕事をしている人は絶対に見に来るべき」と言われたのがきっかけで、その場で上海行きの航空券を予約しました。

そこから2週間後に上海で体験したことは、想像を遥かに超えるものでした。中国のインターネット技術がリアルの世界と密接に繋がっている様子を自分の目で見て、ものすごくワクワクしました。スマホ一つでタクシーを呼んだり、シェア用自転車に乗ったり、露店でQRコードを使って支払いをしたり、デリバリーを頼んだり…。今となっては日本でも当たり前になってきたことですが、2017年の時点で中国で既に一般的にこれらのサービスが普及している状況を体験して、当時は衝撃を受けました。そんな「新しい世界」を目の当たりにして、日本のITは進んでいる方だという自分の思い込みが、思いっ切りぶち壊されました。「日本に戻ったら、自分もこういう世界を作ってみたい」と強く思いながら帰国したのを覚えています。
上海訪問で経験した「ワクワク」は何なのか、そして、どうしたら日常を劇的に変えるイノベーションを起こせるだろうかと考える中で、キャッシュレスという答えに行き着きました。当時の日本に決定的に足りないものであり、中国に劣らないイノベーションを起こすためには必要不可欠な要素だと思ったんです。

そんな時に、日本を代表するユニコーン企業であるメルカリが金融関連の新規事業を立ち上げるというニュースを目にして、メルペイで働くことを決めました。

——メルカリで担当されていた業務について聞かせてください。

メルペイに入社した当初は、メルペイがどんなプロダクトになるのか、いつリリースされるのかもわからない状態でした。その後、約半年間かけて様々な機能の開発が行われる中で、僕はパスコード・規約・各種履歴・メルペイ設定など幅広い機能を担当しました。リリース後も、メルペイ特有の機能開発をTL(テックリード)として進めていった経験は、人生の財産となりました。


■上海訪問で衝撃を受けた「未来の世界」をいち早く実現するため、カウシェの立ち上げにジョイン

——カウシェの立ち上げにジョインしたきっかけを教えてください。

上海を訪れて3年が経っても、当時目の当たりにしたワクワクした世界を忘れることはありませんでした。そして、キャッシュレスが日本でもものすごいスピードで普及していく様子を見ながら、「もしかしたら今が、キャッシュレスの上に乗っかる、次のサービス達を立ち上げる絶好のタイミングかもしれない」と考えるようになりました。

さらに、新型コロナウイルスが蔓延し、世の中が混乱する中で、自分が社会に対してできることはないかと考えていたある日、久々に門奈さんから連絡がありました。起業したという報告と共に、「絶対面白いから一緒にやろう」というお誘いでした。中国ビジネスの話、日本でやりたいことなどを語り合いながら、一緒にご飯を食べたその夜には一緒に事業を始めることを決意していました。

一人でやるよりもみんなで、そして中国のイノベーションを間近で見てきた門奈さんと共にチャレンジすることで、かつて自分が上海で衝撃を受けた「未来の世界」を少しでも早く実現できると考えたのです。

——カウシェの立ち上げにジョインすると決めてから、いざ世にサービスを送り込むまで怒涛の日々だったかと思います。

6月末に航太さん(カウシェCOO/前本)と初めて会った時に、しのさん(非常勤取締役/篠塚)と門奈さん4人で集まり、とりあえずリリース日を決めようという話になりました。しのさんに「プロダクトリリースしなかったら君たち世の中に何の価値も生み出してないからね。」と鼓舞されて、最短でリリースして早くお客様に価値を届けようと気が引き締まりました。「夏が終わる前に出そう。8月末までにいけると思う?」とその場で言われて、「いけると思う」と答えてから、怒涛の日々が始まりました。

まず、To Doの洗い出しをしましたが、プロダクトも作るにも、掲載する商品を集めるにも、やることは山積みでした。さらに一緒に挑戦してくれる仲間もこの時点から集め始めました。

振り返ると、まず自分たちの目標を決めて、そこに向けてみんなで頑張ろうと声に出したのが良かったと感じます。口で決めたからこそ自分も頑張れたし、仲間が頑張っているからなんとかさせようと思えました。僕は、目標を決めるとそれをどうしても達成したくなってしまう性格なので、何が何でも間に合わせようと思いながら働きました。

■お客様もパートナーもメンバーも、全員を笑顔にできる状態を作っていきたい

——深谷さんの考える「カウシェのCTO」としての役割を教えてください。

CTOとしては、エンジニアが開発をしていて楽しいとか、開発しやすいと思える状態を作ることが僕の役割だと思っています。

また、カウシェが掲げるビジョン「世界一楽しいショッピング体験」を作る上で、お客様も、出店するパートナーも、サービスを提供する自分達も、全員が楽しいと思えるためには何をすべきか、いつも考えています。

——エンジニアの方々が開発をしやすい状態を作るためにはどんな工夫をしていますか?

エンジニアは最新のモノや技術が好きな方が多いように感じるので、どういう技術を使ってどうやって作るかということにおいては、エンジニアがワクワクしそうな新しい選択をするようにしています。

カウシェの4人のエンジニアのうち2人はほぼリモートで働いていることもあり、技術選定に関しては各々を信頼して任せている部分が大きいです。「その人がワクワクしてるからきっとそっちを選んでるんだろうな」と思いながら、それぞれの判断を尊重するようにしています。


——カウシェには大きな組織からジョインしたり、副業したりしている方が多くいます。ご自身の経験から、組織の大きさによる働き方や環境の違いは感じますか?

我々のようなスタートアップは、やはり大企業に比べると圧倒的に人が少ないので、「自分が事業を進めている、自分が作っている」という感覚を得ることができると思います。代わりに誰かがやってくれるということはないので、自分で頑張って前に進めないといけないという大変さはありますが。でも、その大変さも結局は「自分自身で世界を変えていっている。日本のEC、未来のECを変えていっている」という、何物にも代え難い充実感に繋がっています。

「カウシェ」が提供するシェア買いのサービスは、SNS上でお客様同志がやり取りすることが多いので、お客様の声がこちらに届きやすいという特性があります。最近は、SNSやLINEで「私も最近カウシェにハマっちゃってて」と言って下さる方が増えていることが一番嬉しいです。お客様が普段「カウシェ」をどのように使っているかが分かりやすく言葉として表れるので、お客様が喜んでいる様子が見えると、自らサービスを作っている立場としてとてもやり甲斐を感じます。

■一人ではなくチームで力を合わせるからこそ大きなことを成し遂げられる

——今後カウシェを通してどんなことを実現したいですか?

「カウシェが楽しくて毎日開いちゃう」という状態を作っていきたいです。「世界一楽しいショッピング体験をつくる」というビジョンの実現はまだまだだと思っていますが、着実に楽しい体験を意識しながら、カウシェというプロダクトを成長させていきたいです。従来のECとは違うものを作っていくことがカウシェの課題であり、僕が実現したいことでもあります。どういう形かまだ具体的には分からないですが、新しい楽しい世界を一緒作ってくれる人を大募集しています。

——プロダクトチームがどんどん拡大していますが、これからどんなチームにしていきたいですか?

プロフェッショナルが集まるチームにしていきたいと思っています。プロフェッショナルな人達はさらにプロフェッショナルな人と働きたいと思うので、優秀な方々が集まって、新しい技術に触れながらワクワク楽しく働ける環境を作っていきたいです。

——カウシェで仕事をする上で大事にし続けたいことは?

仕事の意義は、人によって考え方は違うと思います。できるだけ働きたくないと思ったり、楽して働きたいと思ったりする人もいるかもしれませんが、僕は大変なことも含めて楽しみながら働きたいと常々思っています。そういう意味では、僕にとっての仕事は、半分趣味みたいなものと言えるかもしれませんね。

また、前職で働いていた時から一貫して、「一人で何かをやるのは難しくて、チームで力を合わせるからこそより大きなことを成し遂げられる」と信じています。だからこそ、カウシェでも、メンバーが3人しかいなかった創業期から、副業の方々も巻き込みながらここまで駆け抜けて来れたのだと思います。この気持ちはこれからもずっと大事にしていきます。


——ご自身のこれから目指したい姿について聞かせてください。

これからジョインする方々も含めたチームで、カウシェのメンバーでしか成し遂げられないことをして、カウシェがより大きくなった時に「チームでここまで成し遂げた」と言えるようになりたいです。

——募集中の未来のメンバーに向けて熱いメッセージをお願いします!

コロナで友達や家族と気軽にショッピングに行くのが難しくなってしまいましたが、カウシェでオンラインのショッピング体験をカバーし、さらにそれを上回るほど楽しい体験を作れれば、日常がさらに楽しく豊かになっていくと信じています。「世界一楽しいショッピング体験」をカウシェで一緒に実現したい方がいましたら、是非お話ししたいです。

——深谷さん、ありがとうございました!!!

■ 「世界一楽しいショッピング体験をつくる」メンバーを募集中

カウシェでは、共に「世界一楽しいショッピング体験をつくる」メンバーを募集しています。少しでも気になった方は、ぜひ下記よりエントリーいただければと思います。

https://enjoy-working.kauche.com/

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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