~ メーカー出身エンジニアが商社を選んだ理由 ~
技術職のキャリアについて、理系学生の方々と話していると、 多くがメーカーを志望していることを感じます。
研究、開発、設計。
専門性を磨き、技術を極めていく道。
それは、とても自然で魅力的な選択です。
一方で、ITOには
メーカーで経験を積んだのち、あえて商社を選んだ技術者がいます。
設計開発、自動化技術。
「技術を生み出す側」としてキャリアを重ね、
メーカーにとどまる道もあった二人。
それでも次に選んだのは、
産業機械商社という環境でした。
なぜ、商社だったのか。
その背景には、
「技術者として、どんな価値を発揮したいのか」という 視点の変化がありました。
今回は、小野木さんと本谷さんに、
その選択の理由と、ITOで働くリアルについて話を聞きました。
~ 設計という専門領域から見えていた景色 ~
― 小野木さん(ソリューション推進室/アプリケーションエンジニア・グループリーダー)
以前はメーカーで設計開発の仕事をしていました。
設計という仕事自体には、やりがいを感じていました。
求められる精度の高さ。
技術的な難しさ。
専門性を深く追求できる環境。
技術者として集中できる仕事だったと思います。
キャリアを重ねる中で、
一つの問いを意識するようになりました。
自分が設計した製品は、
最終的にどのような価値として機能しているのだろうか。
設計されたモノは市場へ出ていきます。
ただ、その先で
✔ どのように使われているのか
✔ 現場でどのような役割を果たしているのか
そこに直接触れる機会は多くありませんでした。
技術的に正しいことと、
実際に価値として機能していること。
この間にある距離を意識するようになりました。
もっとお客様の近くで課題に向き合いたい。
その思いが、環境を見直すきっかけとなりました。
現在は油圧・空圧・電気回路などの設計や挙動を再現できる
シミュレーションソフト「Automation Studio」の活用支援を中心に、
技術サポート業務に携わっています。
お客様から
「検証にかかる時間が大幅に短縮でき、楽になった」
「設計の手戻りが減り、助かった」
「回路の動きが理解しやすくなった」
そうした言葉をいただいたとき、
仕事の価値を明確に実感できます。
また、現場ごとに課題は異なります。
お客様と一緒に試行錯誤しながら、
新しい使い方や展開を考えていく。
その中で新しい可能性が立ち上がる瞬間があります。
そのプロセスに、この仕事の面白さを感じています。
~ 技術の適用範囲への関心 ~
― 本谷さん(ソリューション推進室/シニアアプリケーションエンジニア)
私もメーカー出身です。
前職ではFAの総合メーカーに在籍し、
自社製品を応用した自動化アプリケーションの販促業務に携わっていました。
メーカーの仕事には、技術を深く追求できる魅力があります。
一方で、関われる業界や現場、技術領域が
限られる側面があることも感じていました。
転職を考え始めたきっかけは、
これまでの経験をより幅広い現場で活かしてみたいと感じたことでした。
メーカーでの仕事に不満があったわけではありません。
ただ、
「この技術、このやり方」だけではなく、
他社や他業界ではどのように使われているのかを知りたい。
その意識が強くなっていきました。
ITOに転職して感じた魅力は、
さまざまな製造現場やメーカーと横断的に関われる点でした。
同じ技術であっても、 業界や工程によって使われ方や課題は大きく異なります。
それらの違いを理解しながら提案を組み立てていく。
このプロセスは非常に面白いと感じました。
ITOを選んだ理由の一つは、
製造現場に近い立場で仕事ができることです。
商談を進めるのではなく、
「どうすれば現場で本当に貢献できるか」を考えながら形にしていく。
その仕事の進め方に魅力を感じました。
また、営業・マーケティング・エンジニアが密に連携し、 新しい商材やビジネスを育てていく環境にも惹かれています。
メーカーから立場は変わりましたが、
経験を活かしながらより現場に近い形で価値を出せる。
そう考え、ITOを選びました。
キャリアの選択肢は、想像以上に多様である
― 技術職のキャリアは、一つではない
メーカー出身の二人に共通していたのは、
「技術との向き合い方が変化した」という点でした。
技術職のキャリアと聞くと、
研究、開発、設計といった道を思い浮かべる方が多いかもしれません。
それは非常に自然な選択です。
一方で、今回紹介した2人のように、
商社という立場で技術を活かすキャリアも存在しています。
メーカーで培った経験や技術理解は、
環境が変わっても決して失われるものではありません。
むしろ、異なる立場やフィールドにおいて
別の価値として機能し始める場面があります。
メーカーか、商社か。
この二択ではなく、
✔ どのような立場で技術と関わるのか
✔ どのような距離感で現場と向き合うのか
その選択肢は、想像以上に多様です。
ITOには、技術を土台にしながら
より広い領域で価値創出に関わる役割が数多く存在しています。
その仕事の本質や面白さについては、
後編の記事で紹介します。
もしここまで読んで、少しでも伊東商会の仕事に興味を持っていただけたなら、ぜひ一度お話ししましょう。
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