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「音楽を仕事にしたい人」大募集!日本の音楽を世界に届けるビジョンと戦略

これまでインターネットミュージック界隈を中心に、多彩な音楽クリエーター・アーティストのマネジメントを行ってきたクリエイティブカンパニー、インクストゥエンター。

約20年にわたって音楽業界で新しい挑戦を続けてきたインクストゥエンターは、さらなる成長のために採用も強化しており、若い層に向けて新しいコンテンツを生み出したい人たちの募集も始めました。

今回はCEOの田村優と取締役の杉本和貴にインタビューを実施。これまでの軌跡や、目指している目標について話を聞きました。

音楽業界でチャレンジを続けてきた「インクストゥエンター」

―まずはインクストゥエンターがどんな会社なのか教えてください。

田村:インクストゥエンターは、「音楽クリエーター・アーティストのマネジメント・エージェント事業」を基軸に、「楽曲制作事業」「ライブ・イベント事業」「マーチャンダイズ事業」「IPコンテンツ開発事業」「映像制作事業」「スタジオ運営事業」・・・等、音楽にまつわる様々な事業を展開し、国内外に向けに発信を行っているクリエイティブカンパニーです。当社は今年で20周年を迎えますが、変化を恐れず成長しつづける企業であり続けるという信念の元に、特に若い世代に向けたコンテンツ制作の領域で、チャレンジを続けています。

杉本:チャレンジの一例としては、昨今のVTuberをはじめとする”バーチャルアーティスト”の礎になっている、今年活動を終了した「EGOIST」というアーティストのシステムの開発です。当時、まだ前例がなかった”バーチャルアーティスト”という概念や、”バーチャルアーティスト”がライブで実際にパフォーマンスする為のシステムを着想から開発まで行ってまいりました。

―なぜチャレンジを続けてきたのでしょうか?

田村:それは私の性格によるところが大きく、起業当初から「若い人たちにコンテンツを届けたい」という想いが常にありました。

これは私の持論ですが、小学6年生から大学4年生までに聞いた音楽や観た映像は人生に大きな影響を与えると思うのです。だからこそ、その世代の若い人たちに良質なコンテンツを提供したいと思っていますし、より新しいことにもチャレンジしたいと思っています。

―起業当初に比べれば、今は音楽業界も斜陽産業と言われるようになりましたよね。どのようにして逆境を乗り越えてきたのか聞かせてください。

田村:CDの全盛期から、いつかCDが売れなくなる時代が来るとは思っていたので、業界の中でも一足はやくデジタル化を進めていたのが功を奏したのだと思います。音楽ストリーミングサービスが主流になる時代を想定した事業モデルに切り替え、クリエイターと共にそのような音楽を一緒に作ってきました。

その一つがボカロ(ボーカロイド)です。私はもともとDJをしていて、ダンスミュージックを扱っていたのですが、5年ほどでダンスミュージックブームが過ぎ去ってしまって。その次に登場したのが、初音ミクを代表とするボカロでした。そして、当時ボカロPが作った音楽がヒットしたことがきっかけとなり、それから16年間ボカロをはじめとする「インターネットミュージック」に注力してまいりました。

杉本:当時はボカロPの曲をリリースする際も、音楽業界の諸先輩方からは「インターネット上で無料で聴ける音楽を、わざわざお金を出して買う人は居ない」と言われていたものです。しかし、インターネットネイティブの世代からすると、お金を払うことでクリエイターに ”感謝” を伝え ”支援” をするという感覚が   あり、私たちも、いち早くそのような考えに着目したからこそ、20年もの間音楽業界で続けてこられたのだと思います。

―現在はどのようなことにチャレンジしているのでしょうか。

田村:今チャレンジしているのは、新規IPの開発です。先程もお話したように、わたしたちは多くのボカロPやイラストレーター、クリエイターをマネジメントしてきました。そうしてノウハウが蓄積されてきた今、次は新しく新規IPの開発に着手しています。今までに培った幅広い経験を生かし、これから成長が期待される市場に本腰を入れて取り組んでいく予定です。

クリエイターに寄り添い、トレンドを「作る」側に

―これまで20年コンテンツを作ってきましたが、次の10年はどんな構想を描いているのか聞かせてください。

田村:これまではトレンドに「乗る」側でしたが、これからはトレンドを「作る」事が必要になってきます。ただし、トレンドといっても一過性の大流行ではなく、長く愛されるようなサブカルチャーです。

メジャーなトレンドは数年で消費されて終わってしまいますが、業界を観ているとサブカルチャーほど長く愛される傾向にあり、そんなトレンドを今後は作っていきたいと思っています。

好きなことにチャレンジしながら、自由にキャリアを描ける環境

―インクストゥエンターで働く魅力についても聞かせてください。

杉本:自分の好きなことを仕事にできるところです。私たちの事業は一口に「音楽」と言っても、手掛けている幅が広いため、それにまつわる様々な仕事があります。音楽を作る事はもちろんですが、VTuberを作って運営しても構いません、ライブの演出を考えたり、IPを使ったマネタイズの手法を考えることもできます。

入社時はできることからお任せしますが、やる気があれば、自身のやりたい仕事にチャレンジしてもらいたいと思っています。音楽・エンタメが好きな人にとっては、好きなことを仕事にできる事は最大の魅力ではないでしょうか。

―「エンタメが好き」は大前提だと思いますが、それ以外に求めている条件はありますか?

田村:感覚が若い方ですね。私たちは若い人に向けてコンテンツを作っているので、どれだけ音楽やエンタメが好きでも、若い人の間で流行っているものに無頓着では意味がありません。その為、当社は若い方が多いですし、少し年齢が高い方でも感覚が若い方ばかりです。

また、未経験の方でも歓迎していますが、何か特殊な技能を持っている方は特に大歓迎です。音楽や映像を作れるような方はもちろんのこと、AIやデータ分析のスペシャリストも嬉しいですね。そのような方はスタートアップに入社したり、自分で起業したりする方も多いですが、私たちのコンテンツが好きな人ならぜひ一緒に仕事をしたいと思っています。

―入社後にどのようなキャリアを描けるかも聞かせてください。

田村:キャリアは自由に描けると思います。いろいろ学びながら新しい仕事にもチャレンジできますし、独立や転職などキャリアの幅も広がるはずです。

私たちは業界の中でも歴史が長く、中堅規模の立ち位置になってきました。インクストゥエンターで働くことで大手にも転職しやすくなると思いますし、独立を考えているなら応援します。ここでの経験は独立しても必ず活きるはずです。

杉本:私たちは常に若い人たちに向けてコンテンツの開発を行い、新しい技術にも挑戦しているので、他では学べないことが経験でき、キャリアには必ずプラスになると思いますね。

世界中に日本発の音楽を届け、音楽を始める人を増やしていきたい

―今後の目標について聞かせてください。

田村:今後は、これまで以上にもっと多くの音楽を世界に届けていきたいと思っています。今はインターネットを使って世界とすぐに繋がれる時代です。これまではメインカルチャーしか海を渡ることはありませんでしたが、インターネットの普及でサブカルチャーも容易に世界に届けられるようになりました。

その先で、海外の事務所やアーティストとコラボレーションしながら、世界的に注目される音楽を作っていくことは、当社の目標であると同時に、日本の音楽業界の目標でもあります。これには柔軟な発想とエンタメへの熱意が不可欠です。日本の音楽業界も負けてられませんし、例えば世界を狙うために、今勢いのある韓国と組むことなんかもありかもしれません。

―杉本さんはいかがですか?

杉本:私はもっと音楽をやってみようと思う人を増やし、そういう人達をサポートしていきたいと思っています。音楽で食べていくというのは決して簡単なことではありません。だからこそ、そのハードルを少しでも下げるためにYouTubeチャンネルの収益化など新しいマネタイズの手法を積極的に取り入れています。

今はスマホ一台で音楽を作れる時代なので、音楽を始める人の裾野は広がったと思います。ですが、そこから「音楽で食べていける人」というのはまだまだ一握り。その中からしっかり、人々の心に残るヒットを生み出し、音楽を生業にしていける人たちが増えれば、それに憧れて音楽を始める人が増える。そんな循環を作っていきたいと思います。

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