みなさんは、花火大会が基本的には地方自治体や企業が主催となって開催されることはご存じでしょうか。
大きな組織が動き開催されている花火大会ですが、資金調達や運営方法の見直し、警備員の人件費高騰などさまざまな理由で幕を閉じてしまう、という残念な事例が年々増えてきています。
さらに追い打ちをかけるかのように2020年頃から新型コロナウイルスが流行し、花火業界はすっかり衰退してしまいました。
年間数々の花火大会を請け負ってきたイケブンでも、受注件数はコロナ禍には10分の1にも満たないほどだったのです。
私たちはコロナ禍を経験し、自ら花火の魅力を発信し花火文化を継承していくことの必要性を実感しました。
そして、2021年に自社が主催者となる花火大会を3つ企画し、多くの方々に支えられながら無事開催。
本事業は文化庁によりその必要性が認められ、
「ウィズコロナに対応した文化資源の高付加価値化促進事業」として採択されました。
花火屋なのにイベント業務もやるの?と、なかには不思議に思われる方もいらっしゃいます。
しかし、”花火”というツールを使ったエンタ-テイメントを世の中に発信したい、花火の新たな可能性を生み出したいという想いで事業を続けているイケブンは
自分たちらしく、昔からの固定概念にしばられることなく、これからもやれることはなんでもチャレンジしていきたいと思っています。
●2021年10月23日開催
SHIZUOKA・ATAMI HANABI FESTIVAL#海と干物と音楽と
熱海市地産の干物やフードも振舞われ、会場は香ばしいかおりが立ち込めていた。