プロフィール
株式会社IGLOOO 国際観光マーケティング部
デジタルマーケティングチーム Team Leader
繁治 礼(しげじ・れい)
兵庫県神戸市出身。アメリカ人の父と日本人の母を持ち、中学時代にはアメリカ合衆国オレゴン州に在住。関西外国語大学を卒業後、広告代理店にてWEB広告を軸にデジタルマーケターとして活動。toCクライアントを中心に、SNS活用からWEB施策の最適化、O2O施策の立案まで幅広く携わる。デジタルマーケティング歴は9年。2024年にIGLOOOへ入社し、現在はグローバルマーケティング領域で活躍している。
Q: IGLOOOに興味を持ったきっかけと、入社の決め手を教えてください。
もともと、「日本と海外をつなぐような仕事に就きたい」と思っていました。
そんなとき、IGLOOOからメッセージをもらって、担当する領域が日本と海外を繋ぐグローバルマーケティングの仕事であり、自然と興味を持ちました。
入社の決め手としては、シンプルに「良さそうな会社だな」と思えたことが一番大きいです。やりとりをする中で、面接というよりはカジュアル面談のような雰囲気で話す選考が多かったんですが、すごく話しやすくて、会社の雰囲気がとてもいいなと感じました。
一方で、フルリモートという働き方に対しては少し不安もありました。
それまでフルリモートで働いた経験がなかったからです。
ただリモート面接などを通して感じた会社の風土や良い人柄が感じられ、「これならリモートでも問題なくコミュニケーションが取れそう」と思えたんです。そこも入社を決めた理由のひとつですね。
Q: IGLOOO以外にも選考を受けていた企業があったと思いますが、迷いはなかったですか?
そうですね。7割くらいは今住んでいる大阪の会社を受けていました。
受けていた企業はいろいろあって、たとえば自社プロダクトを持つソフトウェア系の事業会社で、CRMツールを提供しているような会社のマーケティング部門のポジションとか。あとは旅行代理店や、統合型の広告代理店なども受けていました。
もともとは、あまり「この業界に行きたい」というこだわりはなかったんですよね。それよりも、「自分がやりたいと思えることができるか」とか、「会社の雰囲気が合いそうか」という感覚を大事にしていて。もちろん、実際に入ってみないと分からない部分も多いんですけど、最初に感じたフィーリングって、けっこう信じているんです。
IGLOOOでは、その「やりたいことができそう」という期待感があったし、会社の空気感にもフィットしそうだなと感じたので、そんなに迷いはなかったです。
Q: IGLOOOはリモートワークを前提とした組織ですが、リモートワークを条件に会社を探していましたか?
リモートワークの会社ばかり見ていたわけではないです。大前提として、リモートワークって「やりたい・やりたくない」よりも、「向き・不向き」があると思っています。
僕が思うに、リモートで働くうえで“主体的であること”がとても大事だと感じています。
IGLOOOのようなベンチャーは、そもそも教育制度が整っているわけでもないし、さらにリモートとなると、ちょっとした質問でもチャットで聞く必要があったり、場合によってはビデオ通話を使ったりと、対面に比べるとやっぱりコミュニケーションのハードルは高くなります。
だからこそ、自分から率先して動ける人 -たとえば、与えられた仕事をこなすだけじゃなくて、「もっとこうしたほうがいいかも」とか、自分なりに考えて主体的に行動できる人は、すごく向いてる環境だと思います。逆に、そういった主体性がないと、どんどん孤立してしまうこともあるんじゃないかなと。
リモートワークという働き方は本当に魅力的です。僕自身も、最初は不安もありましたが、「リモートワーク×フレックスタイム」でのびのびと働けることにすごくありがたさを感じています。でも、それだけで理想的な職場になるわけではなく、リモートだからこその難しさもあるのも事実です。
だからこそ、この会社では、自分で動けること、自走できる力が求められると思います。
Q: IGLOOOに入社してからの業務はチャレンジングでしたか?
実はそこまで「チャレンジング!」という感じではなかったんですよね。
というのも、担当業界は異なりますが、僕自身広告代理店出身で、クライアントワークのキャリアが長かったからです。業界もいろいろで、美容外科、学習塾、自動車系など、多種多様なクライアントと向き合った経験があります。
IGLOOOに関して言うと、“認知系”の案件がすごく多いのが特徴的ですね。
これまで僕が携わってきたのは、CPAやROASといった数値で評価される“獲得系”のマーケティングが中心でした。でもIGLOOOでは、日本の魅力や観光コンテンツといった「形のない商材」をどう届けるかがポイント。数値では測りきれない価値を発信するのが仕事です。
「刺さっているかどうか」が数字で見えにくい難しさはありますが、だからこそ面白い。
今までの経験とは違うアプローチに挑戦できること自体は、「これはこれでチャレンジングで面白い!」と感じている部分はあります。
Q: 観光・インバウンド業界に飛び込んでみてどうですか?
未経験の観光領域に入る前提で入社しているので、新しい知識をインプットしている感じが楽しいです。
もちろん覚えることも多いし、業界の特性や市場ごとの違いもあって、「難しいな」と感じる部分はあります。
例えば、広告を作る時も、オーストラリア市場向けにはこれ、アメリカ市場向けにはこれ…と複数の市場が出てくると、だんだん手間が増えて大変になるんですよね。でも市場理解はマーケティングでは絶対に飛ばせないところなので、しっかり向き合わないといけません。
観光業界でも市場によって求められるものやトレンドが違うので、その複雑さを感じています。
Q: 実際にIGLOOOに入社してみて、ギャップはありましたか?
正直、ギャップはまったくなかったですね。
入社前に感じていた雰囲気のイメージが、そのまま実際の働き方に繋がっていました。
リモートワークという点でも、「きっとこういう感じで働くんだろうな」と想像できていました。ベンチャーならではの「教育制度がまだ整っていない部分がある」とか、「制度設計そのものから一緒に作っていく必要がある」といったことも事前に伝えられていたので、分かっていました。
なので、「こういう会社なんだろうな」「こういう働き方になるだろうな」と思っていたことが、イメージ通りであったという感覚です。
面接はどうしても、企業側は「入社してほしい」、候補者側は「採用されたい」という気持ちが出てしまいがちですよね。でも、お互い無理に着飾ってしまうと、本来の姿とズレたまま選考が進んでしまって、いざ入社したときにお互い「なんか思ってたのと違う」となってしまう。
だから、候補者自身が「自分は何をやりたいのか」「IGLOOOでそれが実現できるのか」をしっかりイメージできていることと、会社側はありのままを伝えることが、すごく大切だと思います。IGLOOOとはそのすり合わせが、入社前にしっかりとできていました。
特にリモートワークの場合、「思っていたよりも孤独感が強い」と感じることもあるので、自分の役割や期待されていることを入社前にしっかり想像して、会社とすり合わせ、理解しておくことが、入社後の適応力にも繋がると感じています。
Q: レイさんは今、どんなお仕事をされていますか?
主に広告プランニングや広告運用、クリエイティブディレクションを担当しています。
案件内容はクライアントによってさまざまですが、民間企業のプロモーション案件が中心です。現在は、大手企業様の欧米豪中心としたデジタルプロモーション支援にも携わっており、広告戦略の立案から媒体選定、予算設計、クリエイティブ制作・配信まで一貫して担当しています。
検索広告やSNS広告を活用し、ターゲットに合わせた広告配信プランを設計し、ランディングページへの導線も構築しています。制作にあたっては社内デザイナーと連携し、ターゲット層に響く表現づくりを行っています。
Q: レイさんの1日の仕事の流れを教えてください。
出社は9時30分ごろです。
まずはコーヒーを飲みながらメールをチェックして返信し、その日のタスクをすべて洗い出して、優先順位をつけて整理します。朝のこのルーティンは毎日欠かせません。
その後は、日によってやることがかなり変わります。
たとえば、
- 広告のキーワードをリサーチ
- 広告文を作成
- SNS向けのバナーなどのクリエイティブをディレクション
プロジェクトの進行状況に合わせてさまざまな業務をこなしています。
もう一つ、毎日欠かさずやっているのが広告のパフォーマンスチェックです。
Google広告やMeta広告の管理画面で、広告がどれくらい表示・クリックされているか、費用はどれだけかかっているか、そして成果がどのくらい出ているかを定量的にチェックしています。
Q: 業務でどれくらいの英語力が必要ですか?
僕自身、ネイティブレベルってわけではないので偉そうなことは言えないのですが、それでも英語の内容を理解する力は必要だなと思います。
僕の部署に関してでいうと、英語力の優先順位は高くないです。
新しく入ってほしい人に求めるスキルでいうと、
- 広告運用の知識や経験
- クライアント対応スキル
- 観光業界に関する知識
- その次に英語力
という感じで、まずは広告運用やクライアントワークのスキルが一番大事ですね。
Q: 仕事での成功体験や嬉しかったことを教えてください。
一番印象に残っているのは、入社して最初に引き継いだ大型プロジェクトですね。
会社としても最大規模の案件で、当初は「獲得単価を一定水準に抑える」という目標が達成できておらず、改善が急務でした。そこで思い切って広告アカウントの設計や運用をゼロから見直すことにしたのですが、従来のやり方を変えることへのリスクもあり、最初は理解を得るのに苦労しました。それでも「なぜ変えるのか」「どう成果につながるのか」を丁寧に伝え続け、少しずつ納得を得ながら進めた結果、獲得単価を安定的に目標水準に収められるようになりました。
クライアントから高い評価をいただき、継続受注にもつながったことは大きな成功体験となり、数字で成果を示すことの大切さを改めて実感しました。
また、打ち合わせでの雑談や日常のやり取りを通じて信頼関係を築くことの重要さも学びました。社内でも知見を共有しながら、みんなで楽しくより良いものをつくっていける雰囲気を大切にしています。
Q: デジタルマーケティング部に欲しい人材について
広告運用は「数字を読み解く力」が欠かせません。
仮説を立てて改善を繰り返すために、ロジカルシンキングと数字への強さが必須。
運用担当は成果で応える。細かい作業を地道に続けられる人、数字に強い人がデジタルマーケティング部には向いていると思います。
Q: 今後の目標やキャリアプランを教えてください
今後の目標は、もう少し上流のプランニングができるようになることですね。
現在は、広告制作や運用といった“手を動かす部分”を中心に担当していますが、今後はよりマクロな視点で、
「日本の魅力をどう海外の人に伝えるか」
「どんな広告が最も効果的か」
という上流の戦略設計に関わっていきたいです。
そして、戦略を描くだけでなく、その先の「海外の潜在的な観光客を実際に日本に呼び込む」までつなげていく。そこまでできて初めて、グローバルマーケターと胸を張って言えるのかなと考えています。
今はその成長をしっかりと目標に据えて、日々取り組んでいます。
Q: そのような戦略立ては、企業にとってもニーズがあるところですよね
そうですね。
「海外に展開していくにはどうしたらいいか?」
「海外のユーザーにはこういうタイプがいて、こういう訴求が刺さりやすい」
みたいなところを提案できるようになりたいです。
身近な目標でいうと、やっぱり代表のレイチェルさんのレベルですね。
あの方は観光の知識やノウハウがすごくて、圧倒的に知っているので、
「なんでそんなに知ってるの?」みたいなところまでいきたいなと思っています!
Q: IGLOOOで働く魅力は何だと思いますか?
魅力は、やっぱり風通しの良さと働きやすさじゃないかなと思います。
表面的になっちゃうかもしれないですが、フレックス制度があって、フルリモートも可能で、今そういう会社はすごく少ないと思うんですよね。
例えば、ちょっとした用事で抜ける時とかも、寛容でポジティブな空気感が常にあります。
お互いにカバーし合う感じで、本当に働きやすい職場環境だなと思います。
それに、社員のみんなが人としてすごくいい人たちで、そこも大きな魅力だと思います。
Q: 最後に、IGLOOOに興味を持ってくれている候補者へのメッセージをお願いします。
日本は、観光という側面で本当に世界に通用する魅力ある国だと思います。
その魅力を誇りに思って、海外に発信していくことに喜びを感じられる人と一緒に働きたいなと思います。それがIGLOOOの根本にある考え方だと思うので、一緒に「日本をもっと元気にしていきたい!」という気持ちがある人にはぴったりの環境です。
そして将来的には、ただ日本から海外へ発信するだけでなく、海外から日本へ良いものを取り入れて、架け橋になるような役割に興味がある人も歓迎です。
そんな方と一緒に働けたらうれしいですね。