平野電業東京支社IT事業部は、2009年に当社専務である平野誉士が社内ベンチャーとして立ち上げました。
IT事業部の設立理念は以下の2つです。
1.常に最高の技術を追求し、お客様に最高の価値を提供し続けるプロフェッショナル集団を作ること
2.技術者をフェアに評価し、貢献した社員が安心して長く活躍できる会社を作ること
そもそも平野電業は富山市に本社を置く、北陸電力管轄地域の架空送電線路建設工事業、簡単に言うと鉄塔を建てて送電線を張る建設業者で、1965年から続くこの分野では老舗となります。ちなみに「架空」は「がくう」と読みます。
創業者から4代目に当たる平野誉士は元々IT分野に興味があり、東京の大学を卒業後にIT企業に就職しネットワークエンジニアとして経験を積んだ後、独立起業したのが東京支社IT事業部となります。
当初現場常駐の派遣エンジニアと仕事をしていた平野は、派遣エンジニアの労働環境や待遇に疑問を感じていました。長い労働時間、低い賃金、ろくに研修もしてもらえずに現場に投入されて苦労する新人たち。
富山の職人に囲まれて育った平野は「技術者は腕を磨き続けるもの」というという想いがあり、技術者が安心して腕を磨き続けられる環境を作り、技術者があげてくれた収益は可能な限り頑張った本人に還元すべく立ち上げたのが平野電業東京支社IT事業部です。
一般的には、高還元率と保証は相反するものですが、幸いにも経営基盤の頑丈な富山本社を持つ当社では長期的な視点に立って経営計画や人材育成計画を立てることが可能でした。
もちろん最初からうまくいったわけではなく、制度整備という意味ではまだまだ道途中ですが、経営部門、教育部門、営業部門は、技術者が腕を磨き続けることができる仕組みと環境作りに日々邁進しております。