2017年9月 大和市南林間に「はあと訪問看護ステーション」がOPENしました。
ハートピット株式会社は、マチツナガルをコンセプトに、こどもから高齢者までのつながりを支え、それぞれが役割を持ち、住み慣れた場所で安心できるみんなの居場所を創造します。(ハートピット株式会社コンセプト抜粋)
このコンセプトは、長く関わってきた「介護」の世界を通して見えた景色がきっかけになっています。認知症、障がい、子育て、不登校、引きこもり、ダブルケア・・・地域や家庭内で多問題化している現状は、縦割りでは地域課題が解決しにくい状況となっています。そして最終段階の人生のラスト(最期や看取り)を迎えるにあたっては、適切なサービスや道筋が見えにくく、情報や方法を知らなかったために後悔が残ってしまうという事を少しでも減らしたい。そう考えるようになっていました。
そのためには、若いうちから介護や医療に関わる経験や、地域の中で情報収集が出来る環境(知る場所や学べる場所、考える場所)が地域に自然に存在しなければならない・・
その解決方法の提案として2017年6月にコミュニティカフェ「あかり食堂」をOPENさせました(現在は事業譲渡しています)。その3か月後の2017年9月に「はあと訪問看護ステーション」がOPENした運びです。そして2018年10月に訪問リハビリテーションがスタートしました。
カフェで知ったり学んだり伝えたり・・という双方向性を持ちながら将来について考える時間を作り、いざとなった時には隣に訪問看護ステーションがある・・人生のラストの選択肢を自分たちの組織として持つことで「顔が見える関係」が地域に生まれる事を目指したモデルとして立ち上げたのが、簡単にまとめますと事業立ち上げの背景となります。
地域での活動の先に人生のラストまで暮らせる「家(ie)」を創る事が私たちの夢です。まだまだ始まったばかりの事業で、力不足で頼りない状態でありますが、これからどうぞ末永くよろしくお願い申し上げます。ここからの道のり、皆様のお力をお借り出来ましたら幸いです。
敬具