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JINEN-DO ノウハウ 5 「 精神障がい者の適職とは? 」

企業や支援者、行政の方まで含めてよく受ける質問に、JINEN-DOではど
んな仕事に就く人が多いですか、というものがあります。

僕の答えは、「業界も会社規模も職種も様々、事務系の方が作業系より少し多い
かもしれないですね」 という感じです。

その流れでこんなこともお伝えします。
「実は、JINEN-DOでは利用中に、私から職種の話を一切しないんです」

多くの方が、キョトンとされます。

そこで、JINEN-DOの価値観を話すのですが、先に質問からです。

「ところで日本にいくつの職種があるかご存じでしょうか」

意外に多くの方がご存じないですね。僕も知りませんでしたが(笑) 調べてみる
と4~5万職種ということで良さそうです。

僕はインテリジェンスやゼネラルパートナーズといった人材会社で働いていたこ
ともあるので、それ以外の期間も合わせてだいたい6,000人くらいの就職支
援をしています。現在の障害者支援者としてはまぁまぁ多い方でしょう。それで
も知っているのは恐らく1,000職種程度だと思います。

つまり僕が職種のことを語ると、3.9万職種を失っちゃうことになります。

余計なことですが、夢を語ることって職種を言うことになってますよね、大抵。
あれは人の可能性を引き下げることも多いんじゃないかなぁと感じます。

それこそ、安易にひとつに絞ったことで39,999失うことも。キャリア支援
をしていた中で、職種に対して盲目的な固執状態に陥っている人を沢山見ました。
でもその方の能力を紐とくと他に向いている仕事が多くあるのです。

ただでさえ狭くなりがちな精神障がいのある方々の可能性をどこまで広げるか、
それが僕たちの仕事だと考えます。だから、彼らと職種の話しはしません。

具体的には、彼らは平均3ヶ月程度の就活をしますが、その中で目にする求人に
対して、職種名だけでNG判定をしない広い好奇心を育てます。一度エントリー
してみるんですね。

そうするとある意味残念ですが、企業さんからは遠慮なくNG判定が出ます。で
すから、その事でめげない心育てや支援も重要です。そして、面接をしてくれる
企業に感謝の気持ちを持ってどんどん会っていくと、彼らは自分の知らなかった
仕事を知り、可能性を見るようになっていくのです。

こんなことをしているので、JINEN-DOでは多種多様な業界や企業に就職
するようになりました。

きっと、御社の中でも、活躍できるポジションがあります。是非JINEN-
DO出身者を面接してみてください。

因みに殆どの方が複数の内定を取るので、御社を選ばなかった際は平にご容赦く
ださい  m(__)m

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