ハルマリのメイン事業のひとつである、企業のオウンドメディア運営。旅行、マネー、暮らし……など、取り扱うテーマはさまざまです。なかには、きっと皆さんの生活のお役に立てるものがあるはずです!
そこで、いま担当しているメディアの紹介とあわせて、ハルマリのサポート領域についてを、メディアごとに解説します。
まず、この記事で紹介するのは、日本航空(以下、JAL)が運営するオウンドメディア「OnTrip JAL」です。 “旅を愛するすべての方へ、上質で新しい発見に溢れた旅情報を”というコンセプトのもと、国内外への旅の提案や、旅にまつわるお役立ち情報などを発信しています。ハルマリでは、メディア戦略からWEBマガジンのデザイン・開発、記事制作、そしてマネタイズまでをトータルでプロデュースしています。
「OnTrip JAL」は、2017年に開設された当初は基本的にはJALが主導し、記事制作やCMSなどの業務ごとに専門の会社に委託していました。しかし、旅の需要喚起や自社のブランディングに繋がるサイトに育てていきたいという強い思いから体制を変更し、2019年のサイトのリニューアルを機にハルマリが参加。戦略から制作、運営までをワンストップでサポートしています。
サイトのリニューアルの際に最も意識したのは、旅行需要の喚起はもちろん、JALのファンを増やし、育てていけるようなサイト設計にすること。そのために“JALらしさとは何か”をサイト上で表現することにこだわりました。
たとえば、客室乗務員やパイロット、整備士など働く人と一緒になって情報を発信するコーナーや、仕事の裏側を紹介する「JALの舞台裏」といった特集を新たに作りました。そちらでは、客室乗務員による地元紹介や全国の支店スタッフが選ぶお土産、機内食開発秘話などの、JAL目線のコンテンツを展開。観光情報を求めて訪れるユーザーだけを対象にせず、より多くの方に向けてJALへ興味を持ってもらうきっかけを増やしました。
また企業のオウンドメディアでありながら、自治体と連携して地域のプロモーションを担い、収益化を目指しているのもこのメディアならではの珍しい点。こちらのマネタイズにおいてもサポートしています。
ハルマリの役割のひとつとして、社会や企業の状況に合わせてオウンドメディアの運営も柔軟に対応することが重要だと考えています。
特に2020年は、パンデミックにより人々の移動が制限されました。これまでのように旅行を楽しむことが難しくなり、当初立てたサイトの目的を追い続けることができない状況です。しかし、こんな時だからこそ旅の心躍る感覚や非日常感が少しでも癒やしになればという思いから、「#旅を夢見て」というキャンペーンを提案。STAY HOMEでも気持ちを前向きにし、近い将来再び旅を楽しめる日が来ることを願う企画を、JAL全体のコミュニケーションとして展開しました。
美しい旅の写真や動画、ワクワクするような旅気分が味わえる記事をJALの各メディアやSNSで発信し、一般にも投稿を呼びかけたところ、個人・企業問わず様々なアカウントが参加。キャンペーンを終えた今でもこのハッシュタグを使った投稿があるなど多くの反響があり、自由に旅に出ることができない状況においてもユーザーとのつながりを見出しました。
少しずつですが、好きなところに旅ができる日常が戻る希望が見えてきたように感じます。ユーザーは今どんな情報を求めているのか、クライアントが発信したいことは何かという双方の気持ちを汲み取り、これからもオリジナリティ溢れるメディア運営をしていきます。
OnTripJALはこちら。