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What we do

理事長をはじめ専門医、管理栄養士、検査技師などスタッフ一丸となって患者様をサポートしています。
当院では、患者さまが自らご自身の体の状態について意識できるような医学的アプローチを心掛けています。特に内科領域や呼吸器系の疾患においては、お食事の偏りや生活習慣の傾向が日常の身体機能や免疫力に影響を与えます。このため、患者さまの「普段の心掛け」に働きかけるアプローチが重要になってきます。そこで当院が力を注いでいるのが「栄養カウンセリング」です。 ■ 栄養カウンセリングとは? 栄養カウンセリングとは、患者さまの食習慣に潜むリスクや傾向にフォーカスし、安定的な血糖値や栄養素の最適摂取などを働きかけるものです。また、各栄養素の代謝具合なども考慮し、必要に応じてサプリメントによる栄養補充なども提案します。 ここで大切になってくるのは、患者さまに対して「押しつけ型の提案」とならないように配慮することです。 患者さまが主体的に「お体の免疫性や機能性を高めていきたい!」と思っていただけるようなマインド形成を目指し、根本的な食習慣の乱れを改善していきます。 当院の特色である栄養カウンセリングは「健康を維持するための食の提案」と一言で置き換えられるほど単純なものではありません。「食習慣」や「生活習慣」を個々の患者さまに合ったレベルで理想形へと導いていくには、各種栄養素の背景知識や理論もさることながら、どのように本人のモチベーションを形成するのか…がとても重要になってきます。

Why we do

当院が「栄養カウンセリング」を重視し、実践し続けている理由は、ひとえにそれが患者さま自身の健康体(=喜び)に繋がる最善の方法だと確信しているからです。当院は、「目の前の病を治すこと」だけが医学の存在意義だとは考えていません。 患者さまを病気にかかりにくい身体へと導き、人々が健康な生活を維持していくこと。これこそが私たち「医療法人社団ファミリーメディカル」の喜びです。 ■ 誰もが健康になれるなら、医療機関の意義が大きく変化する!? 「食生活の重要性や生活習慣の改善」が社会全体に拡がっていき、人々が病に陥りにくくなることでオペなどの必要件数が減っていくのであれば、当院はそれをポジティブな変化だと認識します。 現実的にまだ、そこまでの未来を捉えることはできませんが、「栄養カウンセリング」には現在の医療機関の役割を変容させるだけの可能性を秘めていると考えています。 ■ 「お陰さまで体調が良くなりました!」の言葉がもたらす効果♪ 患者さまに感謝されることは、医療従事者としての内面的な「やりがい」を強化し、明日へのエネルギーを形成します。人は誰しも承認欲求を持っていますが、患者さまからいただけるダイレクトな「ありがとう!」は、私たち医療従事者を更なる高みへと向かわせてくれる強力なモチベーションになっています。 もちろん、医学的アプローチの精度を日々高めていくことは簡単なことではありません。それでも、そこに「感謝」があれば私たちは新しい未来に向かって努力し続けることができます!

How we do

当院の特徴である「栄養カウンセリング」は、医療知識という観点では「分子栄養医学」を中心に据え、患者さま変容の促し方という面では「選択理論心理学」の考え方を取り入れています。これらがそれぞれ「栄養カウンセリング」の両輪となっており、根本的な改善が患者さまの内面から広がっていくように心がけています。 ■ 分子栄養医学とは? 「分子栄養医学」とは、食事やサプリメントなどによる各栄養素の摂取バランス、糖質コントロールなどの食事療法によって、各種疾患を改善し、病気になりにくい身体を目指す治療法です。 たとえば、同性同年代の同じようなレベルの呼吸器系疾患を有する患者さまお二人が、全く同じお薬を同量同じように服用いただいても、なぜか効果の現れ方に大きな差がみられるケースがあります。 この原因については一括りに限定できませんが、患者さまの食習慣による「栄養素のバランス」や「血糖値の状態」などがお薬の効果(反応のあり方)に影響を与えているという側面も否定できません。 このため、薬でその症状を抑える方法だけではなく、「栄養バランス」や「糖質コントロール」の調整に注力し、「病気になりにくくする治療法」もあるのではないか…というのが分子栄養医学の方向性です。 ■ 選択理論心理学とは? 「選択理論心理学」とは、個人の行動を決定付ける要素が自分の中にあるとするもので、それぞれの興味レベルや優先順位の高さなどに応じて、自分の行動が日々形作られていると捉えるものです。 人生は常に選択の連続です。何か大切な分岐点に差し掛かったとき、人は何を根拠に片側の道を選ぶのか。当院の求人に応募するのも一つの選択ですし、もう一つの候補に魅力を感じ情報を集めようと考えるのも一つの選択です。 いずれにせよ、私たちの選択には、必ず自分にとって大切な優先順位と結びつく「内発的動機」が大きく関与しています。 そして、この選択行動にまつわる心理学をうまく活用できれば、「生活習慣の改善」などが患者さまの内面から沸き起こり、理想的な食生活の安定、細胞レベルでの身体機能の向上、予防力の強化、ひいては「病にかかりにくい体」へと繋がっていきます。 ■ 「内発的動機」がなければ人は変われない… 結論を外側から押し付ける形を取るのではなく、患者さま自ら気付きを得るように情報提供をしていくことが大切です。自分で想像して自分が納得できなければ人は自ら変わっていくことはありません。 「なるほど、そのような変化があるなら生活習慣を少し見直してみようかしら!」と…内発的動機に刺激が及ぶように、当院の管理栄養士さんには「忍耐強く、知的で、優しい、戦略的なコミュニケーションスキル」を身につけていただきたいと考えています。