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「他社とはスピード感が圧倒的に違う」グリーの情シス部には主体的に学び、挑戦できる環境がある

グループ全体で約1,600人もの従業員が働くグリー。そんなグリーの事業活動を支える情報システムの開発・運用を行う情報システム部(以下、情シス部)では、「ITでグリーグループの成長を促進する」というミッションを掲げ、守りではなく “攻め” の姿勢を持って、個々がチャレンジできる環境を大切にしています。

「事業成長を促進し続けられるサスティナブルな組織であるために、若手の育成にも力を入れていく」

そう語るのは、情シス部 部長 兼 IT基盤チームのマネージャーを務める鈴木さんです。情シス部ではメンバー個々の「やりたいと思ったらやってみる」という思いを大切にしており、鈴木さん自身が新しいものを取り入れ、挑戦する風土づくりを意識されているそうです。

そこで今回は、グリーの情シス部がどういった組織なのか、また一般的な他社の情シス部門との違いや具体的にどういった挑戦環境があるのかを情シス部 鈴木さん、また同じく情シス部にて業務アプリケーショングループのシニアマネージャーを務める藤咲さん、 ITサービスオペレーショングループ シニアマネージャーの伊藤さんにお話いただきました。


ITのチカラでグループ全体の事業成長を促進するために。守りではなく “攻め” の姿勢を持つのがグリーの情シス部門

―― グリーの情シス部の各チーム・グループは、どういった役割を担っている組織なのでしょうか?

鈴木:まずIT基盤チームはネットワーク、サーバー、OSなど、グリーグループの社内ITインフラの構築、運用、保守を担うチームです。

続いて ITサービスオペレーショングループは、情シスに関する社内からの様々な問い合わせの対応の他、PCのキッティングやトラブルシュート、情シスに関連する契約などのIT事務を担当するグループです。たとえばライセンスひとつ取っても、簡体字フォントの場合はその国の法律に従う必要があったりするため、非常に専門性が求められる領域を担っています。

そして業務アプリケーショングループは、その名のとおり社内で活用する業務アプリケーションの開発を担っていて、最近であれば勤怠管理システムをSlackで操作できるようにするツールを開発したりしています。

―― 情シス部が掲げるミッションや、グリーの情シス部の特徴を教えて下さい。

鈴木:情シス部はグリーグループの社内IT全般を担う部門で、「ITでグリーグループの成長を促進する」というミッションを掲げています。やはりインターネット企業である以上、ITがなければ仕事ができません。その上で、情シス部がIT活用の最先端の部門であるという意識を持ち、ITのチカラで事業成長を促進する立場であり続けたいと考えています。

たとえばセキュリティに関しても、普段どおりに使いながらもセキュリティが守られているという安心・安全をいかに担保するかが我々の仕事です。

そのため、「セキュリティのためにこうしなければいけない」といった制限する運用ではなく、より便利に、ITの良い部分だけを享受できるような運用を目指して日々業務に向き合っています。

藤咲:グリーの情シス部の特徴のひとつとして、スピード感が挙げられると感じています。私は前職のSIerでは大企業の情シス部門の方々がお客様でしたが、ひとつのプロジェクトのサイクルが2年とか5年といった長期的なものばかりでした。

しかし、グリーでは同時に複数のプロジェクトが走っていて、さらに期間も3ヶ月で実行するものもあったりと、スピード感が一般的な企業とは圧倒的に違います。そのため、いろいろな業務を経験することができますから、スキルアップにも繋がる環境だと感じています。

伊藤:一般的に情シス部門は安定稼働を目的とした “守り” の部門に思われがちですが、グリーの場合は常に新しいことにチャレンジする “攻め” の情シスだと感じています。

それは企業文化もそうですし、経営陣や各事業部もITリテラシーが高いため、クラウドがどうといった説明をゼロからせずともスムーズに合意形成ができる環境。稟議で何十ページもの資料をつくらないといけないといったこともなく、だからこそスピード感を持って新しいことにチャレンジできるのだと思っています。

情シス部 部長 兼 IT基盤チーム マネージャー 鈴木さん

―― 続いて、みなさんのこれまでのキャリア遍歴を教えていただけますでしょうか?

鈴木:20代の頃はフリーランスとしてエンジニアをやっていました。その後エンタメ系の企業に入社し、ファシリティマネジメント含め、情シス関連の仕事に携わってきました。

そして次に転職する企業も、服装が比較的自由な企業も多いエンタメ系の会社に入りたいと思い、2013年にグリーに入社。現在はIT基盤チームのマネージャーを兼任しながら、情シス部長を務めています。

藤咲:私は新卒で総合商社グループのSIer企業に入社、エンジニアとして大手企業のグローバルシステムの導入などを経験してきました。

そして2社目に入ったのがグリーです。グリーは様々な事業を展開していて、自身の成長に繋がる環境があるなと思ったことが入社の決め手でした。現在は情シス部の業務アプリケーショングループにてシニアマネージャーを務めています。

伊藤:私も1社目は地元のSIer企業でエンジニアとして働いており、2社目に入社したのがグリーです。入社のキッカケはグリーで働いていた友人からの紹介だったのですが、前職で情シスのポジションのお客様と相対することが多かったため、今度は逆の立場で働いてみたいと思い、転職を決意しました。

現在は情シス部の ITサービスオペレーショングループにてシニアマネージャーを務めています。

情シス部 ITサービスオペレーショングループ シニアマネージャー 伊藤さん


数千万円のコスト削減に繋がるデータセンター移転を自ら手を上げて提案。主体性を持って学び、挑戦できる環境がある

―― 新しいことにチャレンジしていく攻めの情シス部門とのことですが、具体的にどういった環境があるのか教えて下さい。

鈴木:もともとグリーはIT投資に積極的な会社ですし、変化にすごく柔軟で、新しいチャレンジを受け入れてくれる土壌があります。そのため、情シス部門でもこのように自ら手を上げてチャレンジできる環境があると感じています。

たとえば、私は以前にデータセンターにかけるコストに疑問を感じ、もっとコストを抑えられる良い場所があるだろうと自ら手を上げて、データセンターの移転を提案したことがありました。

ただ、提案したタイミングがデータセンター移転直後だったこともあり、反発の意見もあったのですが、「これだけコストカットに繋がるからやるべきだ」と提案して納得してもらったんですね。そして1〜2年かけてデータセンターの移転が完了し、最終的には年間で数千万円ものコスト削減を実現することができました。

伊藤:私が所属する ITサービスオペレーショングループでは、エンジニアだけでなく、営業や人事など様々な職種の従業員と相対する機会があるわけですが、そうした従業員の様々な意見や要望を、上司などにお伺いを立てることなく、私の裁量の範囲であれば対応できる環境があります。

また、IT活用の最先端の部門だという認識があるからこそ、研修のための予算もしっかりと確保されています。やはり外に出ていかないと得られない情報は多く、たとえば米国にある企業のオフィス訪問をするだけでも得られることは多いわけです。

実際にコロナ前は海外のものも含めイベントやセミナー等に参加する機会がありましたが、今後またそういった機会を増やしていきたいですし、有料の研修であったとしても会社がサポートしてくれるので、主体性を持って成長できる環境があると感じています。

藤咲:そして情シス部門だけに閉じた案件だけでなく、他部門と協働する案件も少なくありません。デザイン部門やデータ分析の部門などのメンバーと一緒にプロジェクトを進めていくことで、様々な分野の専門家のスキルや仕事の進め方を学べる環境があります。

―― 鈴木さんは情シス部の部長として、組織の風土づくり等で意識されていることは何かありますか?

鈴木:個人的には私自身のキャラクター性が情シス部の色になると思っているため、私自身がブレずにいたいと考えています。そして堅くない雰囲気をつくることで、メンバーの心理的安全性を担保し、個々がチャレンジしやすい風土づくりを大切にしています

藤咲:鈴木さん自身が新しいテクノロジーやツールを取り入れていきたいという姿勢を持っているからこそ、情シス部としてもそうした新しい取り組みがやりやすく、「いいと思ったらやってみよう」という雰囲気があるのは、とても良い風土だと感じています。

伊藤:そして裁量を与えられて、自身がやりたいことにチャレンジしつつも、何か問題があったときは相談に乗ってもらえたりと、安心して挑戦できる環境です。

また、働き方に関しても柔軟で、たとえば出産や育児休暇などを経ても当たり前のように元のポジションに復帰することができますし、個々の生活スタイルに合わせてフレキシブルに働くことができる環境です。


当たり前を当たり前であり続けるために求められる高い技術力。だからこそ情シスの仕事は自身の市場価値を高められる

―― 情シス部の部長として、鈴木さんは今後グリーの情シス部をどのような組織にしていきたいとお考えですか?

鈴木:グリーという会社が10年後、20年後、さらには50年後と長く残り続けられるよう、これからも情シス部はITのチカラで会社を底支えし、事業成長を促進し続けられるサスティナブルな組織でありたいと考えています。

そのためには、若手の育成が組織として重要であると考えており、若手がより学び、成長できる環境をつくっていきたいと思っています。

また、情シス部門が扱うインフラの仕事というのは、電気やガス、水道と同じく、ないと仕事ができないもの。

そのため、そういった “あって当たり前のものを当たり前であり続ける”ために、高い技術力が求められる仕事であるからこそ、自身の市場価値を高めることができると思っています。

―― 最後に求職者の方へメッセージをお願いいたします。

鈴木:グリーはゲームだけでなく、マンガ事業をスタートするなど様々な事業を展開しています。そういった事業を情シスの立場から支援し、事業が成長していく姿を近くで見るのは、やはりワクワクしますよね。

同じことの繰り返しではない、常に新しいことが起こるグリーという会社を、ぜひITのチカラで一緒に成長させていきましょう。

藤咲:事業や会社が右肩上がりのときは楽しくて当たり前だと思いますが、事業を拡大している今はもっと楽しいと感じられる会社だと思います。

たとえばコスト削減するというオーダーに対して、情シス部は言われたことをただやるのではなく、自分たちで良い方法を考えて実行していくため、どんなステージであっても楽しめる環境があります。開発やエンジニアリングが好きな方は、ぜひ一緒に働きましょう。

伊藤:社内をITのチカラで良くしていくためには、手順書をわかりやすくするだとか様々な方法があると思っていて、これからも私は受け身ではなく攻めの姿勢で取り組んでいきたいと思っています。

ポジティブな気持ちで様々なことに挑戦して、ぜひ一緒に楽しく仕事をしていきましょう。

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