この記事はグリー新卒採用サイトからの転載です
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「消滅都市」や「アナザーエデン」などのゲームを世に送り出し、世界中の人に新しい驚きを届けるという夢に向かって挑戦し続けるWright Flyer Studios(以下WFS)。2019年1月、自社IP (知的財産)を国内と海外に分けて横断で見るProduce チームを発足させました。その中心となる栗山 知也、森下 滉大に現在の仕事やこれまでのキャリア、今後のWFSの展開について聞きました。
栗山 知也 (写真右)
Wright Flyer事業本部所属。2014年新卒入社。「消滅都市」のディレクターを経てプロデューサーを担当し、現在はWFS 第1スタジオ Produce チームのマネージャー。「消滅都市」と「アナザーエデン 時空を超える猫」の国内版に関する事業を束ねる立場で、森下とともにこれからWFSを牽引してゆく。
森下 滉大 (写真左)
Wright Flyer事業本部所属。2016年新卒入社。「武器よさらば」のプランナー、「ダンまち~メモリア・フレーゼ~(以下、ダンメモ)」の海外版プロデューサーを経て、2019年1月から栗山とともに上記チームへ異動し、海外統括プロデューサーに着任。 自社IPを世界中へ配信する目標に向かって日々邁進する。
“今までなかったポジションで、今まで以上の事業成果を”
ーーお二人は最近、WFSのIPを国内と海外で展開するためのマネジメント職に就かれました。最初にこの話があったとき、どう思われましたか?
栗山:
会社にとって自社IPは重要です。その分、責任がある仕事なので、頑張っていきたいと心から思いました。そして、これまでになかったポジションなんです。普通はプロダクトのプロデューサーがいて、その上に部長や副部長がいるという組織なのですが、それとは別の形で、プロダクトを横断して見ていくことになる。このチームがバリューを発揮できるかどうかが、今後のWFSの国内外での成長には大切だと思っています。
森下:
僕は最初、「海外統括プロデューサー」という役職名をもらったのですが、これは何をする人なのだろう?と正直思いましたね(笑)でも、これからすべきことはプロダクト単一のプロデューサーとして、コンテンツの展開を考えることだけでなく、自社IPを国内と海外で分けつつも、しっかりと横断で見ること。僕らがいることで、事業成果は今まで以上に伸ばしていける。そう気づいてから自分の在り方を考えるようになり、今ようやく自分のすべき役割がわかってきて、少しずつ仕事が回るようになってきました。
ーー入社されてから今に至るまで、さまざまな苦労もあったと思われます。
栗山:
苦労した話で言うと、僕は「プロデューサー」と呼ばれる役割をこなすのが大変でしたね。本当にいろいろなバックグラウンドを持つメンバーがいる組織で、年齢も志向もばらばらな人たちを、どうやって1つの方向に導いていくか。人のマネジメントに苦戦しました。また、プロデューサーの役割の1つに、お客さまの満足度を高めるために次の企画やアップデートを考えることがあります。その実現のためには、日々の予算管理も大事ですし、マーケティング知識も必要です。プロダクトをどう世の中に出していくのかを検討する際、常に正しいであろう判断をするため、全てにおいて正確な答えを出していかなくてはいけません。そういった判断に自信がついてきたのがこの半年ぐらいで、そこに行き着くまでの道のりがとても長かったですね。
森下:
僕はこれまで提携先との海外展開を手がけてきたのですが、自社での海外配信は自分としても、会社としても初めての取り組みでした。経験をしたことがある人が1人もいない状況だったので、そこはすごく大変でした。例えば、海外に出すApp Storeの設定方法や各国の法律についても、ノウハウがありませんでした。でも、あきらめずに地道に1個ずつ、他のチームにも相談し、周囲を少しずつ巻き込みながらやってきました。プレッシャーもありましたが、海外展開がこれからのWFSを支える事業の柱でもあったので、役職の上の方がふらーっと僕の席に来て、「最近どう?ちゃんとやってる?」とか言われたりして(笑)
栗山 :(笑)
森下:
そのときは2年目で、内心は「ちゃんとやってる?と言われても…」という感じだったんですが、社内には歴戦の猛者がいっぱいいらっしゃいます。相談に乗ってもらって、そういうプレッシャーにも少しずつ慣れてきて、解を見つけられるようになりました。皆さん親身になって教えてくださいますし、たくさんの方に助けていただきました。
“WFSの名前を世界中へ”
ーーそのような経験をいかし、今後どのようなことに取り組んでいきたいですか?
栗山:
WFSはプロダクトごとに特色が違います。「消滅都市」チームと「アナザーエデン」チームの長所をそれぞれいかし、お互いのいい文化をプロデュースする立場で取り入れていきたいと考えています。そうやって、すべてのチームが進化を重ね、最高のクリエイティブを生み出し続けられるよう、努力していきたいです。
森下:
僕は、2019年1月29日に「アナザーエデン」の海外版を世界8カ国に向けてリリースしたのですが、そのエリアを拡大したいと考えています。6月には、欧州や東南アジアの一部エリアにも「アナザーエデン 」を届けることができました。これからもエリア拡大は積極的に検討していきたいです。また、僕自身のキャリアには「エンタメ×グローバル」という柱があるので、その軸をぶらさずに、WFSとしても、ゲーム会社としても、世界中で誰もやったことのないことにチャレンジしたいです。
ーー今後はWFSをどのようにしていきたいとお考えですか?
栗山:
それぞれのIPがもっと世界で認知され、もっといろいろなお客さまに遊んでもらって、ゆくゆくはWFSを誰もが知っているような「すごいスタジオ」と思われるようにしたいです。ユーザーさまにも「WFSから新作が出たら、絶対やるでしょ!」と言っていただけるような存在として広まっていく。さらに、ゲームクリエイターを目指す人からも、「将来、WFSに入社したい!」と憧れられる。そうなっていくことが夢であり、目標です。
森下:
僕は、海外展開という意味だとまだまだ配信できていないところがあるので、お客さまがいるところには全部配信できる組織になれればいいと思っています。配信できていないエリアがあるのは事業損失であると同時に、対ファンという視点で考えると、申し訳ないという気持ちもあります。だから、「消滅都市」や「アナザーエデン」だけではなく、WFSの他のタイトルもどんどん世界に出していく取り組みができるように、今、準備しています。
“熱意とコミット力が、重視される環境”
ーー入社5年目と3年目のお二人がそうであるように、グリーには若手を信頼して任せる土壌があると聞きます。
栗山:
自分は新卒でプランナーを1年やった後、いきなりディレクターを任されました。その当時はディレクター候補が何人かいて、能力的に自分が秀でているわけではなかったし、他の方に比べたら経験もありませんでした。でも、「ディレクターやってみるか?」と言われたときに「やりたい」って言ったのが、自分だけだったから抜擢されたと聞きました。グリーはそういうやる気とか熱意のある若手を抜擢するのが好きだと思います。一旦抜擢して、置いてみる。あとは本人と周りがどうにかする、みたいな(笑)自分自身の頑張りはもちろん必要ですが、周りのみなさんにかなりサポートしてもらいました。早いうちに高い壁を越えた経験があったからこそ、さまざまな挑戦ができて、いろいろなことがわかるようになってきたと思います。
森下:
自分が手を挙げたら、任せてくれる文化ではありますよね。僕も「ダンメモ」の海外プロデューサーは、「やらせてください」と立候補しました。グリーの場合、そうやって人を選ぶときの基準は年齢ではなく、どちらかと言えばコミット力なんだなと、最近は思っています。熱意を持って最後まであきらめずにやる人へ、仕事がどんどん渡っていく。WFSにはコミット力が半端じゃない若手がたくさんいます。コミット力を存分に発揮して、20代でスタジオの部長をやっている人もいます。やっぱり、そういう人が抜擢されていく空気はありますね。
ーー挑戦して失敗してしまった場合は、「それでも、あきらめるな」という感じでしょうか?
栗山:
そうですね。失敗してもいいから挑戦しろ、という環境だと思います。そして、若手の周りに最強の先輩方がいっぱいいて、見守ってくれています。
森下:
そうですね。ベテランがすごく多いので、僕ら若手としても、失敗しても最後はあの人たちが拾ってくれるという気持ちが、どこかにあったりします。
栗山:
でも、そこら辺の気持ちを周りに見せた瞬間に、もうダメですけどね(笑)そこでいかに、その人たちにやらせないために自分で食らいつくかみたいなところも、大事だと思います。
森下:
確かに若手としてはそうです。手を出されたら負けですね。
“自分で道を切り開くことを楽しめる人と、働きたい”
ーーありがとうございます。最後にグリーを志望する学生さんに向けてメッセージをお願いします。
栗山:
この業界は、いろいろな選択肢がありますが、自分はグリーに入って間違っていなかったな、と思っています。自分自身が今のキャリアを築けて、日々仕事を楽しめているのも、会社として若手を抜擢していく文化や、新しいことに挑戦していく環境、グリーにいる人たちの力が大きく関与しています。このような変化の速い環境を楽しめて、少し前のめりな人が、きっと向いているんじゃないかなと思います。
森下:
あまり決まった形式がない自由な会社なので、自分の力でキャリアを切り開いていけて、かつ、そういう環境を楽しめる人には向いていると思います。僕自身が入社した当時は、海外版を担当するなんて考えもしなかったですし、そもそも僕が入社した頃にはなかったキャリアです。そうやって今までにないキャリアをどんどん開拓していきたい、レールにはまりたくないという人には、ぜひグリーに入社して頂きたいですし、僕も一緒に働きたいです。