What we do
認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは、世界40カ国以上で活動する国際組織グッドネーバーズ・インターナショナルの一員で、海外と国内の子ども達のこころと身体を守る国際NGOです。日本事務局として2004年12月に設立して以降、海外ではアジア・アフリカなどにおける開発支援、日本国内ではひとり親世帯を対象とした食品支援を行っています。また、国内外で自然災害や紛争等が発生した際は、被災地及び避難先地域で、緊急人道支援に取り組んでいます。
■事業内容■
▍海外事業
教育支援、水・衛生支援、医療・保健支援、収入向上支援等、すべての子どもたちが安心して暮らせるための活動をしています。 また、災害時には、食料等緊急支援物資の配布や医療支援等を行います。
▍国内事業
・国内の子どもの貧困対策事業「グッドごはん」
2017年から、ひとり親家庭を対象としたフードバンク「グッドごはん」を展開。国内のひとり親世帯で生活に困窮している家庭へ、生活への一助として無料で食品を提供しています。2025年6月の配布拠点は首都圏、近畿、九州併せて42カ所、全体で5,654世帯への食品配付を行いました。2017年開始からの累計配付世帯数は145,000世帯を超えます(のべ数)。
・緊急・復興支援活動
子どもへの支援にとどまらず、必要な時に、必要な支援を届けることを大切にしています。緊急支援や復興支援では、支援物資の配布、ボランティアの派遣、インフラや建物の復旧、子どもたちへのこころのケアなど、幅広い支援を展開しています。
最初の取り組みは、2011年の東日本大震災です。発生直後から現地に入り、現地事務所を構えつつ緊急支援に着手しました。主な活動内容は支援物資配布、ボランティア派遣、インフラ・建物の再建、子ども支援です。復興支援気にかけて必要なタイミングで必要な支援を行っています。
■今後の展望■
▍海外事業
「難民支援から開発支援へ」とつなげる強みをさらに活かし、短期的な救援にとどまらず、現地の自立を支える持続可能な仕組みづくりを進めていきます。
▍国内事業
現在取り組んでいるフードバンク事業に加えて、生活の基盤を支える事ができるような事業を計画し、より安定した暮らしをサポートします。また、ひとり親世帯が抱える問題は一時的な支援だけでは解決できないため、制度や仕組みそのものを変えていくための政策提言にも取り組んでいきます。
Why we do
■子どもと子どもを取り巻く地域住民の生活環境をより良くする■
グッドネーバーズ・ジャパンが目指すビジョンは『子どもの笑顔にあふれ、誰もが人間らしく生きられる社会』です。私達の支援は、子どもと子どもを取り巻く地域住民の生活環境の改善のため、子どもに焦点を当てた活動が中心です。子どもは国の未来・国の基礎であり、どのような教育を受けどのように成長するかでその国の未来が変わるからです。
このビジョンを達成するため、『国内外のパートナーと共に、貧困及び差別の原因や災害・紛争による脅威を取り除く』というミッションに取り組んでいます。
■中長期の活動コンセプトー国内の活動 グッドごはん事業■
ひとり親世帯は、収入が一人分しかないため経済的に不安定になりやすく、非正規雇用や養育費の未払いなどが生活をさらに厳しくしています。また、子育てと仕事の両立が難しく、保育や働き方の制限から就労継続が困難になることもあります。
さらに、頼れる人が少なく孤立しやすいことや、精神的な負担を抱えるケースも少なくありません。
子どもにも影響は及び、経済的理由で学習機会が制限されたり、子どもにそれぞれの年齢にあった自然体験や文化的体験等体験機会等が充分に経験できなかったりします。こうした困難は複雑に絡み合っており、単発的な支援ではなく、継続的で多面的なサポートが必要です。
今後はこれまで直接支援で耳にしてきた「リアルな声」を行政や政府に届け、政策に反映させる「アドボカシー活動」にも注力していきます。現場の実情にもとづいた政策提言を強化することで、より根本的な社会活動の解決につながると信じています。
How we do
■無駄なく、確実に届く支援を■
私たちは、支援の現場で一人ひとりと心を通わせることを重視している一方で、業務の効率化・デジタル化にも注力しています。さらに、支援者の方からお預かりしているご寄付を大切に活かすべく、無駄を省いてできる限り「インパクトのある使い方」をしようという意識を組織全体に浸透させています。
■バリュー(行動指針)■
・小さき声への共感力:最も困難な状況にある人々の声を聞き、寄り添う。
・透明性と誠実さ:被支援者、支援者、パートナーとの信頼関係を重視し、活動の透明性を保ち、説明責任を果たす。
・学びと成長:子どもを取り巻く環境を改善するプロフェッショナル集団として、社会に対して能動的に関わり、常に学び、成長する。
・地球の一員:人は皆平等で、地球の一員である。互いを尊重し、敬意を払い、協力する。
▍共有するマインドセット
私たちには、これまで築いてきた土台や現場での実績に大きな強みがあります。その良さを大切にしながら、さらに成長し、より良い組織へと進化していくフェーズに入りました。これからも私たちに必要なのは、社会課題に対する感度を高く持ち、それを行動に移せる力。そして「この団体をもっと良くしていきたい」「自分も組織づくりの一員として関わりたい」と思ってくださる方にとって、やりがいと成長を実感できる環境がここにあります。
■グッドネーバーズ・ジャパンの日常■
現在、社員約60名に加え非常勤スタッフを含めて、70名近いメンバーが一緒に働いています。メンバーは、他のNGOや国連、JICAでの経験者、民間企業出身者、福祉やボランティアの現場で活動してきた人、さらには全く異なる業界から参加した人など、多様な経歴を持つメンバーで構成されています。
当団体では、チームで協力しながら多様な業務に取り組んでいます。新しい仕組みやプロジェクトに積極的に関わることに喜びを感じ、時には地道で泥臭い仕事にも楽しさを見出せる方にとって、大きく成長できる環境です。
■働き方■
お子さんの学校行事や家庭の都合と両立しながら働くメンバーも少なくありません。「お互い様」と支えあう関係性があるからこそ、目標達成に真摯にコミットし、柔軟な働き方ができています。ライフスタイル・経験・個性を尊重しながら、それぞれの「やりたい」を応援します。