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AIR Design のバリューが最強だと思っている件

(*本記事はガラパゴスのnoteより転載したものです。)


株式会社ガラパゴス 執行役員 の岡﨑です。

今月から 横軸横断カイゼンチームという部署のマネージャーに着任しました。
2年前の入社から、カイゼンチーム→CRチームリーダー→CSマネージャー という流れでのこのポジションなので、一周回った感があります。

このnoteでは、 弊社のバリューである、Hack the Process, Fail & Grow, Work as Team, Two Step up になぞらえて、弊社における「カイゼン」という取り組みを振り返りたいと思います。

目次

  1. そもそも製造業のカイゼンとは
  2. デザイン市場における構造の不 -カイゼンの重要性-
  3. 弊社の取り組み方針
  4. 最後に

そもそも製造業のカイゼンとは

私が入社したとき、初めてカイゼンチームに配属され、そもそもカイゼンとは何かを学びました。
詳細を書くとnote がいくつも書けてしまうのですが、
要点としては、
- カイゼン業務はみんなの業務。決してリーダーやマネージャーのみの業務ではない。
- カイゼンマインドを強く持つ組織が勝てる組織
という2点が大きかったと思います。

これは、DENSO社の工場見学にお伺いさせていただいたときも思いました。


DENSO社での取り組みにおいて、とても印象深かったのが、機械化された生産ラインとそれに対するメンバーレベルでの取り組み。そして徹底された品質管理です。
ここでいう品質とは、製品品質ではなく、オペレーション品質です。

ただ、それだけ洗練されたオペレーションを持つDENSOでも、新製品開発に伴う新規ラインの立ち上げはかなり苦労されたとお話を伺いました。
これは、製造ラインを決めるためには、企画側の要件を決めねばならない。ただ、企画を決めるには、製造側のできることを理解する必要がある。
というジレンマからだと思っています。

デザイン市場における構造の不 -カイゼンの重要性-

こういった、企画-製造間の構図は、いわゆるマーケターとデザイナーの間でも起きていると思います。
こんなクリエイティブを作りたいというマーケターに対して、デザイナー側とのすり合わせが不十分でプロジェクトが遅行するというものです。
ただ、唯一違うポイントは、デザインにはできないが無いということです。
有形である、製造業と違い、デザインは無形であるため、そもそも要件通りのものが仕上がっているかの判断が計測不能なのです。
ここに、一石を投じたのが、弊社島田であり、AIR Designのコアになっている部分です。


また、Webマーケティングの分野において、特徴がもう一つあります。
レスポンスが早く正確という点です。
施策を打ってから、効果が得られるまでのレスポンスが早く、また定量的なデータでフィードバックされます。そのため、いわゆる仮説検証サイクルが回しやすくなっています。
ここが、オフライン施策との大きな違いです。

不確実性が高い市場において、これまでの広告施策のようにロングタームでの調査→設計→施策→検証では、変化に追いつけないという事態になりかねません。
ファクトに基づいて、アジャイルにカイゼンしていくということ自体がWebで生き残る秘訣なのです。
そのため、早くトライして、早くレスポンスを得て、これをカイゼンするという取り組みこそが強い組織を作り出します。まさしく、弊社のバリューであるHack the ProcessFail & Growです。

弊社の取り組み方針

こういった強い組織を作り上げるため、AIR Designチームでは、様々な取り組みを行っています。

顧客からのフィードバックをいち早く検知し、メンバーラインでカイゼンサイクルを回していくために、顧客開発会議を導入しました。


これは、顧客開発モデルという、スティーブン・ブランク氏が提唱し、『アントレプレナーの教科書』内にも記載されている、事業開発の中核となる理論を元にしています。
これにより、メンバーが、自分の案件のフィードバックを多角的に受けられ、サービスが持続的に成長します。

また、月に一度、バリューを体現したメンバーをガラパゴス賞として表彰しています。
部署のマネージャーから頑張ったメンバーを推薦するという仕組みなのですが、
最近では、自部署内での推薦だけでなく、他部署からの推薦も起こり、Work as Teamが加速しています。

最後に

ここまで、振り返ってみると、2年の中で非常に成長したと感じました。
ひとえに、現場で頑張っているメンバーのおかげだなと思いつつ、まだまだ成長していかなければならないと感じています。

一方で、中平からもあったように、デザイン市場は広大で、まだまだ先の見えないワクワクする旅路の途中です。


これから、 Two Step Up として、全員が視座を高めることで、産業構造を変えて行きたいと思っています。
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