佐藤 加代子
2001年カリフォルニア大学バークレー校を卒業。帰国後、Goldman Sachsに入社、約10年間デリバティブ商品に関するバック・ミドルオフィス業務に従事。また、地方銀行で2年間新規事業立ち上げのプロジェクトに携わる。その後、立命館アジア太平洋大学で5年間、主に外国人留学生のキャリアサポートに従事し、英語でのガイダンスやセミナーを担当。約1,500名の留学生の支援をしてきた経験を持つ。
ーーーまず最初にGLナビゲーションに転職しようと思ったきっかけや背景を聞かせてください。
元々、教育関連の仕事、特に留学生の就活やキャリア支援に興味があったためです。GLにはJapanWIng留学生支援サービスがあるんですが、留学生一人一人にしっかりと向き合える自分が理想とする環境があり応募しました。また、GLや社長の神田のビジョンに強く共感し、一緒に事業を成長させていきたいといった想いもあったためGLの入社を決めました。
ーーーGLに転職前はどんなお仕事をされていたんですか?
新卒でゴールドマンサックスに入社し、金融派生商品に関するバック・ミドルオフィス業務に従事していました。しかし、実は元々金融には全く興味がなく、学生の頃から将来は教育関連の仕事をしたいと思っていたんです。アメリカにずっといたので、帰国してから就職活動に取り組んだのですが、全然うまく行かず最終的にご縁があったのがゴールドマンサックスでした。当初は日本には独特な就活システムがあること自体知らなかったくらいなんです。なので、UCバークレーのディプロマ(卒業証明書)と英語力さえあればどこでも就職できるんじゃないかなっていう、完全に裸の王様状態でした。
ゴールドマンサックスでは10年ほどお世話になり、その後、家庭の事情で実家がある大分県に戻り、地元の地方銀行に転職しました。地方銀行では約2年くらい働いたのですが、外資と全く違う厳しさや日本人として働く姿勢って何なのかということを学ぶいい機会になりました。そんな中、仕事面でもっと他にやりたい事があるんじゃないかと自分のキャリアを見直すようになりました。
そんな時、立命館アジア太平洋大学という留学生が学生の50%を占める大学の求人を見つけたんです。元々教育機関で働きたいと思っていたこともあったので、これは門戸を叩くしかないと思いました。その後、ご縁があってキャリアセンターの職員として働くことになったんです。これまでやったことがない業務だったので最初は戸惑うことばかりでした。でも、契約社員として務めた5年間で、1,500人以上の多国籍の留学生を支援しました。
最初は完全未経験だったんですけど、最後は指名されても1ヶ月先まで予約が取れなくて苦情が来るほどにまでなりまして。「私、もうこの世界しかないじゃん」と思いこのキャリアを貫き通すことにしました。すごくやりがいを感じることができる仕事に出会えたと思ってます。
自分が支援した学生たちが社会人になって活躍して日本や世界を変えてくれると思うと「これってすごく大事な仕事なんだな」といつも思っています。ただ、大学の職員としての支援の仕方って、色々な意味で大企業・大所帯なので、疑問を感じる部分もありました。だから将来的には起業してでも、外国人留学生が1人1人にしっかりと向き合える形で仕事をしていきたいという思いがありました。そんな矢先に出会ったのがGLでした。
ーーー未経験からベンチャー企業に就職することに対する不安はありましたか?
正直とても不安でした。でも、「一度話を聞いてみないとわからないことも多い!」と思って思い切って面接を受けてみました。
まず、代表の神田と初めて面接した際は、本当に衝撃でしたね。留学生の就職支援のやり方についてとことん議論しました。面接なのに面接っぽくないというか、とにかくディスカッションをした感じだったんです。その際、代表であることすら忘れるくらい良い意味でざっくばらんに話ができる感じがすごくよかったです。それまで大きな組織で働いていたので、上司と真剣に議論するチャンスがあまりなかった私にとってその点は新鮮で衝撃的でしたね。
代表の神田と話したことで、不安が良い意味のドキドキに変わりました。会社のビジョンや神田の目標に関してもお話ししてみて私も一緒に会社を成長させていきたいと心から思うようになりました。
ーーーGLの特徴や文化を教えてください。
そうですね、代表を含めて職位関係なく、皆が最前線に立ちどんどん突き進んでいっている会社だと思います。また、メンバー同士、より良いアウトプットを出すにはどうしたら良いか常にとことん話し合うといった文化がありますね。。
毎日楽しいことばかりじゃなくて、むしろ大変なことの方が多いですが、「ここを踏ん張ったらお互いに成長できるよね」「今の自分を変えられるよね」って思っている人がメンバーには多いと思いますね。
ーーー今後のキャリアについてどうお考えでしょうか。
まずは、GLにおいても、前職のように「佐藤さんじゃないとだめなんです」と言われるようなキャリアアドバイザーになるのが直近の目標です。そのためにもっと勉強しなきゃいけないなと思っています。最終的にはキャリサポのオールラウンダーになれたら良いと思っています。
ーーーこれからどんな人にGLに入って欲しい、または、どんな人が向いていると思われますか。
「自分をしっかり持っている」というか、自分ののビジョンを持って行動していける人は絶対合っていると思います。逆に言うと、ビジョンを持っていないと埋もれてしまう環境ですね。また、GLには挑戦を恐れない人が多いと思っています。私も入社したばかり頃は、「失敗しちゃいけない」とか「良い社員じゃないといけない」とか「模範解答しなきゃいけない」と思っていたんですが、間違っても良いからとにかく自分の思っていることをがんがん発信して行動してください」と神田によく言われました。なので「自分はこれを達成したい」とか「こんな自分になりたい」というビジョンを持っている方はすごく鍛えられる環境でもあるので、自己実現を目指す人には合っていると思います。
ーーー未経験や職位関係なく成長することができる環境があるということですが、具体的に教えてください。
新しいことにもどんどん挑戦できる環境があるというところが大きいと思います。自分の意思ももちろん尊重されるんですが、未経験の業務や想定していなかった業務を任せてもらえることがよくあります。私は採用面接などにも携わるようになりました。最初は難しかったんですが、色々と勉強になりましたし、自分自身もやったことないことに挑戦できたことはいい経験でした。
「まずやってみて失敗したらそれはそれで良い、そこから学ぶものがあったらそれで良いんじゃない」というスタンスでいろいろやらせていただけるので、成長できるチャンスがたくさんあります。
ーーーJapan Wingに佐藤さんが込める想いを教えてください。
そうですね、まずはJapan Wingを誰でも知っていて、「あそこに行ったら素敵なアドバイザーがいて、立派な社会人になるためのビジネススキルが身に付く」といった認識をしていただけるようなサービスにしていきたいですね。「このサービス素敵だな」とか「是非一度受けたい」といったように誰もが認知するサービスに成長させたいと思っています。また、日本のみならず、海外でもサービス展開していきたいと思っています。今は中国人留学生がほとんどですが、中国人留学生に限らず色んな国々の方にご利用いただけるようなサービスにしていきたいと思いっています。