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キャスティング会社からFOR YOUに転職したからこそ実現した、「監督」に挑戦するチャンス

FOR YOUでは募集職種の一つとして、キャスティング未経験の方も勿論ですが、とくに経験者の方で "ご自身のスキルを活かしながら、同時に違う領域にも挑戦してみたい" といった視座をお持ちの方にも魅力的な環境を整えております。

弊社では媒体を問わずSNSタイアップにおけるインフルエンサーのご提案から、広告に出演いただくような芸能系(タレントさん、モデルさん)のキャスティングまでジャンル幅広くお引き受けしています。

今回は、広告芸能/インフルエンサーキャスティングおよび広告制作の現場をメインで担当する熊澤 萌さんに、入社からのこの一年間を振り返っていただきながら、他社(いわゆるキャスティング会社)との違いやFOR YOUで新たにチャレンジできたことなどを採用人事の佐藤 汰さん、井上 祐一朗さんを交えインタビューしていきます。

熊澤 萌
2023年8月にFOR YOU入社。
広告事業部(Communication Produce.)でキャスティングとプランナーの2チームを兼務するシニアプランナー/ プロジェクトマネージャー。

─はじめに、FOR YOUのキャスティング・プランナーにおける期待と役割を教えてください。

現在のFOR YOUではインフルエンサーと芸能(タレントさん、モデルさん、声優さんなど)キャスティングのざっくりと二つの領域があります。会社全体の割合としてはインフルエンサーをキャスティングする機会がどちらかといえば多いものの、広告やタレントさん起用の現場、イベント稼働なども年々増えています。
私はプランナーチームと兼務しているため、キャスティングと他の仕事の比率は6:4です。
その中でもインフルエンサーと芸能のキャスティングの割合は約2:8で、他のキャスティングメンバーはだいたい8:2くらいだと思います。

インフルエンサーのキャスティングは進行中の作業工程が比較的定まっていて、社内でも提案から納品までのフローが整備されているので、キャスティングをやったことがないという方でも汎用性があり、対応できる部分が多いと考えています。

一方で広告やイベントの現場では、タレントさんの個性や事務所の方針などに応じた臨機応変な対応が都度求められます。そのため起用する方によって要求が異なったり、どう先回りしてリスクヘッジしておくかが非常に重要だと思っているので、常に100%の準備をしておく必要があります。
そういった知識や立ち回りは、とにかく経験して染み付くものだと思っているので、演者や事務所の方も含め現場に関わる全員が気持ちよくお仕事できるように進行をすることが自分に求められている期待、そして役割だと思っています。

─具体的にどういったご提案をしているか等、オープンにできる範囲で教えてください。

直近だと、AIを活用したスコアリングによるYouTuberさんのご提案をしました。単に再生回数やエンゲージメント、登録者数の数だけを見るのではなく、商材とそのチャンネルの企画との親和性をスコア化しご提案したところクライアント様から非常に高評価をいただいています。

キャスティングにおいて課題と感じるのは、提案に主観が入ることも少なからずあるので、
AIを活用することで従来よりも、より具体的かつブラッシュアップされたご提案ができると思います。また、今後継続的なお取引や年間の施策などに膨らんでいけば、各施策終了後の情報も追加することが可能になるので、さらに次回施策案をご提案しやすくなったり、その時最適なクリエイターの選定ができるようになるなどPDCAをまわしやすくなると思っています。
AIの最先端技術や、最新トレンドを常にキャッチアップしつつ、それを日々の提案や効果測定にどのように活かし、アウトプットしていくのかを考えていますが
そういった新しい取り組みを実際にいち早く現場で実践している会社は、まだ多くないと感じています。

─ほかにも、他社との差別化を図っていることなどありますか?

FOR YOUはキャスティング会社ではないものの、この一年間で、“キャスティング会社が普通に行っている以上に業務水準を引き上げる” ということを推進してきました。

現在も毎週行われているキャスティングプロジェクト定例で、あらゆる課題に対し同時進行で整備やアップデートを進めています。
例えば、インフルエンサーに対する請求書の発行に関しては、約一年前にインボイス制度が始まり、制度理解から始めなければならない課題がありました。
これに対して請求書ではなく、支払通知書をお送りする仕組みにすることで、インフルエンサーご自身に請求書を作成してもらう必要がなくなり、その結果、月末になっても請求関連で双方バタバタすることがなくなって、全てフォーム上で完結するので単純に工数削減にもなりました。施策実施後の振り返りレポートなんかも、学生インターンの子たちがある程度ベースを作ることができるフォーマットやフローがあったり、ここでもAIを活用したレポート作成の仕組みづくりが進んでいます。

キャスティング未経験の方や若手のメンバーで、事務所のご担当者様との繋がりや、連絡手段が分からない場合でも、誰でも問い合わせができるような体制に整えたり、可否確認を行う際に、ある程度は文章の雛形を用意したりなど、作業工程のフローや考え方などは基本的には資料を見れば分かるようになっています。

また、今年から『INFLUENCE DESIGN NETWORK』というプロジェクトが始動し、取り組みの第1弾として、SNS総フォロワー数120人万を抱える美容家・ヒロキさんが運営する会社「NEAR」と業務提携させていただいたのですが、ヒロキさんのネットワークも活用させて頂いたり、美容賢人を囲った新たなパッケージを販売したり​​など、いわゆるキャスティング会社との違いは沢山あると思っています。
自社でタレントを抱えていたり、業務提携しているインフルエンサーや、その繋がりもあるることに加え、何か新規の案件があったときに事務所間の横の繋がりで紹介し合うといったことも発生していて、安心安全にやり取りできる方たちの母数が増え続けていることはうちの強みだと思っています。

─熊澤さんのモチベーション(FOR YOUに転職された理由)と、今後挑戦したいことを教えてください。

キャスティング会社にいると、代理店もしくは制作会社の方から依頼があるのですが、方法は大きく分けて2つあって、1つは“クライアントからあらゆる条件を提示され、その条件に合った人を探す”パターン。もう1つは、“条件に加えて、絵コンテをいただきそのキャラクターに合った人を探す”ということが殆どだと思います。

FOR YOUでは、自分たちが代理店という機能を持っているので、もちろん上流の代理店さんからいただくお仕事もあるのですが、直接クライアント様とやりとりする案件も多く、企画立案から携わる機会があります。
入社してから手がけた案件の中で特に印象的だったのが、マルハニチロ様のWeb CMで元プロサッカー選手の槙野 智章さんを起用した企画です。
自分が提案した企画やキャスティング案が採用され、実際に形になっていく過程は、非常に嬉しいし、やり甲斐があると感じます。

クライアント様直接のお取引だと、なぜそのキャスティングに決まったのか?提案が刺さったポイントなど、実態をフィードバックいただけるので、それがすごく面白くて勉強になるし、次の提案にも活かしやすいです。

これから挑戦していきたいこととして、今期の目標の一つにもおいているのですが、映像作品を脚本家・監督として提案するということは絶対にやりたいです。

そしてもう一つ、アーティストさんとのお仕事をさらに増やしていきたいです。

ポルノグラフィティ様の25周年のプロモーションとして、各施策を横断的に形容するキャッチコピーの企画、これらを使用した新聞広告デザイン、25周年オープニングCMの制作を弊社が手掛けました。
広告のお仕事とはまた違い、契約期間で契約期間でばっさり終わってしまうことがないこと(残っていく作品づくり)や、新規・既存ファンを含めてムーブメントを作り上げるという面白さがありました。自分自身もバンドをやっていた経験から音楽が一番好きなので非常に嬉しかったですし、このプロジェクトに関わった社内のメンバー全員が心底「本当にこの仕事に携わることができて良かった」と話していて、そういった制作現場をもっとご一緒したいと思っています。

─FOR YOUのキャスティングに興味を持ってくださる方がいたら、どんな方と一緒に働いてみたいですか?

FOR YOUに限ってではなく、他の会社でも当てはまるとは思うのですが、“自分が先に動かなければ” という使命感を持てる方や、主体的に考えて動けるタイプの方がキャスティングには向いてると思っています。
FOR YOUに関していえば現状に満足しない人が良いですね。
それは私が入社を決めた理由の一つでもあるのですが、キャスティング会社で働いているとキャスティング領域以外のことにチャレンジできる機会があまり無く、実はキャリアについて考えた時に将来が不安になることがありました。
ただ入社後は、必然的に自分がやらなければならない場面が増え、経験がなくても挑戦させてもらえたり、キャスティングを軸としつつも、関連する動きが幅広く立体的になりました。
挑戦できるタイミングで、「いや、自分やったことないんで…」と思う人よりは、経験が無くても無いなりに、試行錯誤しながら前向きに頑張れるタイプだと良いなと思います。

自分はこの会社に入社して、もともと好きだった「小説」に関わるお仕事で講談社様とご一緒させていただいているのですが、『死んだ山田と教室(著:金子 玲介)』という作品のPR施策の一つとして、ラジオドラマのボイスコンテンツ制作を担当しました。


クライアント直々にお話をいただいて監督という立場を経験させて頂いたり、収録に向けて原稿に修正を加えたり、現場で演出をつけたり、本当に初めてのことばかりだったのですが、そんなことってキャスティング会社に居たら普通はまわってこないチャンスだと思っています。
監督という職種自体は、これまでもキャスティングの立場で現場に居てすごく身近ではあったし、PMの立場で作品づくりを通じてコミュニケーションを取ることも当たり前でしたが、自分がいざ監督をやってみると、どのように指示をしたら狙った演技になるのか?自分の中でのぼんやりとした正解に導くために言語化して演者さんにお伝えしていくことがとにかく難しかったです。さらに自分がキャスティングのことも分かってしまう反面、演者さんの拘束時間を気にしてしまったりと、リテイクを録るときにはあたふたしましたが、凄く面白かったし大変勉強になりました。

次の講談社様から出る別作品でも監督をさせていただくことになっていて、
そういった自分にとっては新しいことや、未経験のことでも、前向きにどんどん吸収できるような方と是非一緒にFOR YOUを盛り上げていけると嬉しいです。

今回のインタビューは以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでもキャスティングのポジションに興味をお持ち頂けた方は、
是非“カジュアル面談”にお進みください。

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