こんにちは、FOLIO採用担当です!
今回のテーマは「40歳でのスタートアップへの転職」というテーマにフォーカスを当てて、実際にFOLIOに転職してきた方にインタビューをおこないました。
※本インタビューは2022年6月頃に行ったものとなります。
年齢を重ねてスタートアップに転職するのって、色々な部分でちょっと躊躇してしまうことってありますよね。
今回は「ご年齢や社会人としての長年キャリアを重ねてからのスタートアップへの転職は実際どうなのか?」と悩んでいる方々に向けて、実際に転職をしたお二人にお話をうかがいました。
ということで、今回インタビューしたのは、クライアントサクセス部に所属の八木さんと顧客基盤部に所属の藤田さんです。
今回はよろしくお願いします。
八木、藤田:
こちらこそよろしくお願いします。
Manabu Fujita/藤田 学
略歴:京都大学大学院基盤工学専攻修了。 大学卒業後、SIベンダーに入社。生命保険会社の会計システム・資産運用バックエンドシステムの開発を担当。 2019年9月より現職。FOLIOでは、バックエンド開発部門のマネージャーを担当。
Hironori Yagi/八木 宏規
略歴:静岡大学工学部卒業後、大手メーカーにてメカ設計を担当。その後、大手証券会社に転職し、仕組債の組成業務、投資信託のミドルバック業務、投資一任サービスの立ち上げを担当。2021年6月より現職。FOLIOでは、クライアントサクセス部に所属し、toB向け資産運用基盤「4RAP」の営業活動を担当。
※画像内の左が藤田、右が八木
転職を決めた理由
司会:
早速ですがまずお聞きしたいのが、なぜお二人は転職しようと決断されたのでしょうか?
藤田:
私の場合はいくつかあるのですが、一つ目は金融とITのフィールドにおける専門性を高めたかったのが理由です。
前職は金融系のSIであったので、知見があると言っても金融機関にいる人とはギャップがありました。
また前職はマネジメントや上流のフェーズ中心で開発に関わることはほぼなかったのですが、元々開発が好きだったので、もう少し開発に携わる仕事がしたかったためです。
二つ目は、お客様に要件を聞いてシステムを作るというSIビジネスに自分自身の中で限界を感じたからです。
お客様とシステムエンジニアで専門性が異なる中で、ロケーションギャップやコミュニケーション上の制約もあり、そういう条件下で仕事を滞りなく進めていくことに難しさを感じていました。
金融SIはシステム開発に非常に大きなコストがかかっているため、ユーザーとしてペイしているのかがよくわからなかったんです。
お客様からすると、特にシステムが欲しいというわけではなくて、どちらかと言うとビジネスを展開するためのプラットフォームが欲しいはずですよね。つまりビジネスを実現するためのプラットフォームを提供できる会社や人物を求めているはずです。
この二つの理由が背景でして、自社で金融サービスを展開しているか、金融に高い専門性を持っていて、かつ開発力のある会社に転職したいと思っていました。
司会:
なるほど、かなり具体的ですね。八木さんはどんな理由で?
八木:
前職は大手証券会社だったのですが、非常にたくさんの金融商品やサービスを取り扱っていたり、銀行との連携などが強みだったのですが、それを支えるシステムも大規模で複雑化していたため、何をやるにも組織間の調整やシステム開発予算の確保に時間がかかることがネックになっていました。
またシステム開発予算は年々削られていたため、システム改修を回避する方法を探り、結果的に事務負担が増えるなど、本来の目的に最短距離でリーチできないもどかしさを感じていました。
キャリアパスに関しても、大手証券会社は新卒で入社して支店の営業を経てから本社勤務というコースがある一方で、私は中途で入って営業経験なく本社勤務となり、制度対応など直接の営業活動にはあまり関わらない仕事が多かったことから、営業成績中心の評価体系の中では評価されにくい状況にありました。
外から見ていた時に感じたFOLIOの魅力とは?
司会:
お二人がそんな思いで転職活動をする中、FOLIOに入社を決めた理由は何ですか?
藤田:
最終的には3社ぐらいに絞りまして、最終的にFOLIOに決めたのはまず開発力あることと、金融関係の会社で自社サービスを展開している点です。あとは投資の敷居を低くするという会社のミッションに共感したためです。
FOLIOのミッションについて
「Keep Innovating The Financial Industry」には、長い歴史を持つ金融業界のトラディショナルな部分に対して、テクノロジーの力で金融業界をイノベートし続ける存在でありたいという想いがこめられています。
司会:
ミッションと言いますと?
藤田:
日本においては多くの人が銀行預金中心で資産形成をしていますよね。
でも長期保有目的で資産運用をおこなって、しかも分散投資をすれば必ずしも資産運用というのは高いリスクが伴うものではないと、機関投資家の運用を見て感じています。
だからもっと個人の資産運用にたいするハードルが低くなればと思っていて、そこがFOLIOのミッションと合致したんです。
八木:
私の場合は藤田さんと違ってFOLIO一社で動いていました。
ですから転職活動期間も3週間ほどであっという間でした。ただ、不定期ですがスタートアップを中心に色々な会社の求人情報をチェックしていたり、実際に応募した会社もありました。
そんな中でFOLIOに決めた理由は、前職でラップサービスの立ち上げに携わり、各社のサービスを比較する中でFOLIOのB2B向けのサービスである4RAPのプレスリリースをみたことがきっかけです。
投資一任サービスは今後、資産運用が当たり前の世の中となっていく中で、重要なサービスになると感じています。
そんな時代を迎える中で、4RAPは柔軟な設計思想や拡張性に魅力があり、これを使って投資一任サービスを広げていきたいと考えたのがきっかけです。
また、FOLIOでは、ROBO PROというAIを使った金融商品を出していて、コンセプトもわかりやすかったこともあり、4RAPというプラットフォームとROBO PROという運用サービスを組み合わせれば、とてもいい金融サービスを世の中に提供できるのではないかと感じたためです。
転職への迷いや不安は?
司会:
お二人は転職に迷いはなかったんですか?
藤田:
私は転職が初めてでしたので、それに伴う将来的な安定性には不安を感じていました。でも転職しないということは、その会社が将来にわたってずっと雇用し続けてくれるということにbetしてるのと同じこと、っていう考えをどこかで知って、確かにそうだなと思いました。
八木:
私の場合は、さっきお伝えした、投資一任サービスを通じて世の中に貯蓄から投資へを広めたいという、私がこの先やりたいことが具体的にイメージできていたので、自分自身の迷いはそれほどありませんでした。
ただ、条件の部分で家族に迷惑をかけてしまうのはいけないので、FOLIOに転職しても給与水準は変わらず今の生活水準を維持できることや、スタートアップなので大手に比べて決して将来が安定しているとは言えないので、もしもの状況になった場合に、どのようなキャリアプランやライフプランとなるのかは丁寧に伝えました。
またストックオプションがあるため、FOLIOの事業がうまくいけば大きな収入の可能性があることもあわせて伝えることで、家族には納得してもらえました。
司会:
比較的若い職場ですが、若い人が多いことに抵抗はありましたか?
八木:
ほとんどありませんでした。むしろ前職は年配の方が多くて、昔ながらの慣習を乗り越えるのに苦労したことが多かったので、若い人が多いことはポジティブに捉えています。
あと頭の回転の速い人が多く、新しいことをすぐに覚えて使いこなしているので、自分ももっとがんばれる!と良い刺激になっています。
藤田:
私もあまりそこに抵抗はありませんでした。
むしろ若いメンバーの学習意欲はすごいものがあって、そこに圧倒されました。若い人にはとても学ぶべきことが多いです。
FOLIOって働きやすいですか?
司会:
働きやすさにおいてはどうですか?
藤田:
FOLIOはまだ若い会社なので、大きな会社ほど成熟したルールがありません。でも逆に言うと裁量があってフレキシブルということです。
監査や予算取り、評価などにおいて成熟したルールがないので、大きな会社みたいにルールに則って粛々と業務をこなすみたいな働き方でなくて、解釈したり相談したり相談されたり、時には一緒にルールを作りながら進めることが多いです。
つまり裁量を現場に任せてもらっている部分が多いので、そこは働きやすさを感じています。
八木:
やりづらさはあまり感じませんが、藤田さんと同じ意見で、社内ルールや制度が未整備な部分も多く、自分たちで考えて決めながら進めていかないといけないなと感じています。
またメンバーは金融業界以外から来ている人も多く、いわゆる金融業界の常識が通じないことも多いため、そこにギャップを感じることもありました。
ただ、これは自分の中にあったフィンテックのイメージを変えるきっかけになり、自分のようにエンジニアではなくても証券会社で業務フローを作ってきたノウハウを活かせる場所があることに気がつきました。
司会:
最後に、お二人と同じように年齢や社会人としての長年キャリアを重ねてからのスタートアップへの転職を検討されている方々や、ご興味を持っている方々にメッセージをお願いします。
藤田:
私も実は採用に関わっており面接官などをさせていただいているのですが、40歳前後でキャリアに悩まれている方は本当に多いです。
スタートアップはスペシャルな人ばかりを求めているというイメージがあるかもしれません。
しかしビジネスを進める上でジェネラルなノウハウ、例えば契約などを含めた対外的なコミュニケーションスキルのある人やモノ・カネ・ヒトを含めたマネジメントができる人なども求めています。
そういう風なジェネラルなスキルを活かしながら、それにプラスして自分を特徴づけるスキルを身につける上ではとてもいい環境だと思っています。
八木:
全ての人にFOLIOのようなスタートアップへの転職を薦めるわけではありませんが、たとえば大企業の中で壁にぶつかり仕事のやりづらさや生きづらさを感じている人は、転職先の一つとしてスタートアップを検討してみる価値はあると思います。
40歳を超えても積上げてきたキャリアによっては活躍する場所があるので、自分も会社も成長を実感できる場所としてスタートアップは面白いと思います。
今では65歳が定年となるのは当たり前なので、まだ20年も働くことができる40代はまだ若い!変化の中に飛び込むことも楽しいですよ。
司会:
本日はお忙しい中ありがとうございました。