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【People】演劇とデータサイエンスに見出した「好きなこと」

こんにちは!エスタイルで広報支援をしているフリーランスPR・山口です。

今回は、データサイエンティストの「ごう」にインタビューを行いました!もともとは、演者だったというごうさん。「演劇」と「データサイエンティスト」は実は似ている部分があると言います。ふたつは遠いもののようにも感じますが、なぜそう思うようになったのでしょう?お話をうかがいました。

【プロフィール】ごう
新潟県出身。東京学芸大学教育学部卒業後、広告代理店にて媒体営業を担当。演劇への挑戦を経て、エスタイルに入社し、現在はブライダルサービスのアクセス解析に関する業務を行う。趣味は演劇、YouTube、TikTok、横浜DeNA。

演劇に再チャレンジして歩んだ道

昔から演劇が好きで、大学生の頃はずっと演劇に打ち込んでいました。大学卒業後は広告代理店に就職し、主に媒体営業を担当しました。ただ、もう一度演劇にチャレンジしたいという気持ちが強く、思い切って退職しました。

長野県松本市に演劇界で有名な方がおられたので、その方を追いかけて松本市に一時移住しました。演劇の稼ぎだけで生活するため、できるだけ費用を抑えて、格安ホテルに泊まったり、テントを買ってその日ごとに宿泊する場所を決めたりする時期もありました。そんな演劇中心の生活は、約4年ほど続きましたね。演劇のジャンルは、代表的な劇作家・シェイクスピアの作品や、アメリカなど海外の劇作を翻訳したもの。あとは、オリジナルの作品もやりましたし、幅広く様々なジャンルの劇作に出演しました。

好きなのは「人の心理や行動を探求すること」

演劇一本の生活は充実していましたが、始めたときからマイルストーンを設定し、そこに至れない場合は辞める覚悟をしていました。そして、改めてキャリアについて考えたとき、私は「人」の心理や行動を探求することが好きだということに気がつきました。役者は台本を読みながら、登場人物について思いを巡らせます。「この人物は一体何を考え、こういう行動をとったんだろう?」とか「この次にどんな行動を取るだろう?」と想像しながら役作りをします。

そんな想像力を、データサイエンスでも生かすことができるのではないかと考えました。文系的な力が求められる役者と、データサイエンティストはとても遠い職業のように思うかもしれません。ただ「人間の行動原理を探求する」という意味では、じつは共通点があるように思います。

具体的にはデータサイエンティストも、人間の行動原理を想像しながら解析することで、答えに近づくことがあります。たとえば「こういう人物は、雨の日は図書館に行くことが多い」と仮説を立てて分析することで新しい発見があるかもしれません。人間が無意識レベルで取る行動に想像力を働かせながら「根拠」となるデータを掘り出していきます。

データサイエンティストをはじめとするIT人材は、いま社会で求められています。演劇との共通点にも魅力を感じた私は、データサイエンスの世界なら、自分の好きなことと社会との繋がりを持ちながらスキルアップができる、そう思いました。

「負けていられない」心地よい緊張感がある職場

そうは言っても、当時の私はデータサイエンティスト未経験者。受け入れてくれる企業は決して多くありませんでした。そんななか、未経験からデータサイエンティストを目指せるエスタイルには大変魅力を感じました。最近では未経験でも受け入れてくれる企業が増えてきた印象ですが、現在のエスタイルはデータサイエンティスト育成の歴史も長く、教育体制も整っています。それに何より、クライアントとの関係性も非常に良好だと感じます。環境が整った状態で働くことができるのは、代表の宮原やCTOの丸岡をはじめ、先輩社員たちが信頼関係を築いてきてくれたおかげだと思います。


一緒に働くメンバーは、事あるごとに「すごいな」と思える方々です。学習意欲がとても高く、日々「負けていられないな」という一定の緊張感があります。仕事も勉強もやらされている感覚はありません。あくまで自分がやりたいことのために仕事があり、その仕事をするための手段として学習が必要だ、そんな風に私は認識していますし、エスタイルもそんな風土の会社であろうとしていると思います。

現在は、大手ブライダルサービスのアクセス解析に関する業務をしています。Webサービスを利用しているユーザーの行動情報を抽出し、分析や売り上げUPにつなげるためのモニタリングツールの作成、レコメンドエンジンの作成など、幅広い業務を行っています。作成したモニタリングツールは、たとえば、年代や属性別にWebページの閲覧数を解析し、結婚式場の予約につなげるために効果的な商品を検討するために使われます。また、分析の対象を決める際には「サイトを訪れるユーザーには一体どんな人たちがいるのか?」などと考えながら、課題を解決するための糸口となりそうな情報を洗い出します。ユーザーの分類には、解析したデータの類似度にもとづいてグループ分けする「クラスタリング」という手法などを用いています。

謙虚な姿勢が想像以上の価値に

仕事をする際に意識しているのは、クライアントから任された業務に新たなバリュー(価値)をつけて提供するということ。例えば、クライアントから「こんなこと知らなかった」と言っていただけるような新しい知見を分析結果にプラスすることを意識しています。


以前、クライアントのある担当の方が、異動されるタイミングで私の業務内容や姿勢を評価してくださったことがありました。私としては当たり前のことをしていると思っていたので、驚きと同時にとても嬉しく思いました。自分のアウトプットに納得することはまずありませんが、結果として想像以上の価値を与えられたということだと思います。適切な自己肯定感を持ち、常に期待以上のものを相手に提供できるよう心がけて仕事をしていきたいと思います

今は、自分の興味が変わってきたこともあり、情報収集をしながら学習も進めています。Tableauの学習を増やそうかなとか、分析スキルを高めたいなとか、やりたい/やるべきことはたくさんあります。自分の大目標をしっかり見据え、「じゃあいま何をすべきか?」と考えながら進んでいきたいですね。

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