enstem、日本交通での「Nobi for Driver」本導入が決定
ー なぜ今、enstemは「現場で働く人の命と安全」に向き合うのか
日本には、オフィスの外で働く「ノンデスクワーカー」が数多く存在します。トラックやタクシーのドライバー、製造ラインの作業員、建設現場や倉庫で汗を流す人たち。彼らの仕事は、私たちの生活を物理的に支える、社会にとって欠かせないインフラそのものです。
しかし、その現場には長年見過ごされてきた課題がありました。それは、体調変化や眠気、熱中症リスク、過負荷といった「見えにくいリスク」です。従来の点呼や自己申告だけでは、本人すら気づいていない体調の兆候を捉えることは困難でした。
運輸業界においては、疾病や体調変化に起因する事故リスクへの対応が重要な課題として認識されながらも、現場の負荷を過度に増やさず、日々の運行管理や安全管理に無理なく組み込める仕組みは、決して十分ではありませんでした。
enstemは、この「見えにくいリスク」を可視化し、現場で働く人自身の安心と、管理者による安全管理の効率化・質の向上を同時に実現することを目指して立ち上がった会社です。誰かの体調の変化に、もっと早く、もっと自然な形で気づける社会。そんな景色を、スマートウォッチと生体データという武器を手に、私たちは本気で創ろうとしています。
ー 事業とサービス:スマートウォッチと生体データが創る未来
enstemは2019年6月の設立以来、物流・製造・建設・倉庫などのノンデスクワーカー向けに、心拍などの生体データを取得・分析するプラットフォームを開発・提供してきました。装着者の体調変化や眠気、熱中症リスク、過負荷の兆候をデータとして可視化し、事故防止と安全管理、そして現場の業務改善を支援しています。
主軸となるサービスは大きく二つです。ドライバーの健康・安全管理に特化した「Nobi for Driver」は、ドライバーが装着するウェアラブルデバイスから取得した生体情報をもとに、体調変化や眠気の兆候を可視化し、ドライバー自身のセルフケアを促すとともに、管理者による適切な声がけや判断を支援するサービスです。
もう一つの「MAMORINU」は、製造・建設・倉庫といった現場作業員の安全管理と業務改善を支える生体データ活用サービスとして展開されています。
このNobi for Driverは、2026年4月、大きな節目を迎えました。日本交通株式会社の先行導入拠点である葛西営業所において、実運用を通じた効果検証を経て、本導入が正式に決定したのです。同時に、板橋・赤羽・千住・品川・新木場・三鷹の6営業所、計180台の車両でも新たにトライアルが開始され、日本交通が直接運営するタクシー営業所は全7拠点で「Nobi for Driver」の導入・検証が進むこととなりました。
従来の運転データや点呼だけでは把握が難しかった「体調変化の兆候」に着目し、乗務員本人の安心と管理者による安全管理の効率化・質の向上につなげる、この取り組みは、タクシー業界における安全管理の高度化と健康起因リスク対策の社会実装を、業界全体へ広げていく大きな一歩となっています。
こうした実績の積み重ねにより、enstemの導入企業は2025年12月時点で300社を超えました。また、資金調達についても累計4.4億円以上を確認済みであり、事業基盤への信頼は着実に積み上がっています。生体データという機微な情報を扱う企業として、ISO/IEC 27001認証も取得しており、セキュリティと信頼性の両立にも真摯に取り組んでいます。
ー 私たちが大切にする5つの価値観
enstemが挑んでいるのは、これまで業界に前例のなかった「生体データによる現場の安全管理」という領域です。前例がないからこそ、日々の判断や協働の拠り所となる価値観を、私たちは大切にしています。これはビジネス、エンジニア、バックオフィスといった職種の垣根を越えて、すべてのメンバーに共通するスタンスです。
1つ目は「いいやつたれ」。相手の立場を想像し、誠実に助け合うという、チームの土台となる姿勢です。
2つ目は「逃げない、道はある」。生体データを社会実装するという難題に対しても、向き合い続け、解決策を探し続ける粘り強さを表しています。
3つ目は「みんなの知らない景色を持ち寄る」。エンジニアリング、医療、運輸、営業など、それぞれ異なる経験や知見をチームに還元し合うことで、一人では見えなかった解を見つけ出す文化です。
4つ目は「少ないリソースで、最大の価値を」。ベンチャーである以上、リソースは常に有限です。だからこそ制約を前提に優先順位を決め、成果にこだわり抜きます。
そして5つ目は「個の最適より、チームの成果を選ぶ」。誰か一人の成果ではなく、全体最適で判断し、チームとしての成果に向かう姿勢です。
この5つの価値観は、職種を問わず、enstemで働くすべての人がプロダクトやお客様と向き合う際の共通言語になっています。
ー メンバーのリアルな声:誰かの命に直結する誇りと、業界初の価値創造への挑戦
enstemで働くメンバーが口を揃えて語るのは、「自分の仕事が誰かの命や安心に直結している」という実感です。自身の業務が誰かの命や安心に直結していることに、日々誇りを感じているという声は、職種を問わずenstemで働く多くのメンバーに共通する実感です。
もう一つ、メンバーが語るのは「業界初」に挑む手応えです。生体データ活用という、まだ確立された正解のない新たな領域で、業界初の価値創造に挑むことに、大きなやりがいを感じているという声もあります。誰かがすでに敷いたレールの上を歩くのではなく、自分たちで道を切り拓いていく感覚。それは大変さと表裏一体でありながら、enstemで働く一番の醍醐味でもあります。
ー 未来の仲間へのメッセージ
現場で働く人たちの「見えないリスク」に、テクノロジーで光を当てる。この挑戦は始まったばかりです。日本交通での本導入決定という一つの節目を越え、enstemはこれからも、業界に前例のない価値を一つひとつ積み上げていきます。
ビジネス、エンジニア、バックオフィス。職種は違っても、私たちが向き合っているのは同じ景色です。誰かの命と安心を支えるという仕事に、自分の力を注ぎたい。そう感じてくださった方は、ぜひ一度お話ししましょう。
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