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【社員インタビュー】経営理念に魅せられて

橋本 早由利(2015年入社)


〇エンプラスとの出会い

エンプラスに入る前は、家の近所でアルバイトをしていました。食品系の製造工場で、製造から箱詰め、ネットショップなど一通りの業務を経験して、なにか勉強しようと思ったとき、どんな会社でも必ず必要になる「簿記」を選びました。独学で勉強して簿記2級を取って、せっかくなのでそのスキルを活かして転職をしてみようと思ったんです。いろいろな会社を受けてみたけれどいまいちお互いしっくりくる会社に出会えない中みつけたのが、エンプラスでの経理事務の募集でした。

〇入社してすぐ、長期のお休みに

入社は2015年11月でした。経理事務として面接は受けたものの実務経験がなかったので経理としては難しいという結果でしたが、スキル以外の部分で私の海外経験のことや学校で英語を使っていたことなどをみて「別の部署の請求周りの業務をお願いしたい」と今の社長がおっしゃってくださったのがきっかけで入社となりました。高齢の家族と同居していたこともあって、フルタイムではなく時間の自由がきくパートとして働き始めました。

ところが入社して一ヶ月立たないうちに、家の事情で当面出社できない状況になってしまいました。ある日突然「しばらく出社できません」の一報を入れたきりなんのアクションを取る余裕もなく、結果的に全く連絡できないまま1ヶ月以上もたってしまいました。なんとか落ち着いた1月末頃、もう後任の方が決まっているはずだという気持ちで、最後のご挨拶にと会社に伺ったんです。純粋に、短い間でも一緒に働いた会社の方々に、ちゃんとお会いして、ありがとうございましたってご挨拶をしたいという気持ちで。でも顔を出してみたら、また一緒に働きませんか、っておっしゃっていただけて。「いいんですか?」って、ありがたい気持ちでいっぱいで。そこから仕事復帰して、今日までこうして働いています。

〇パートから時短社員、正社員へ

同居していた家族のこともあって、しばらくはフルタイムではなくパートで働いていました。と言いつつ、家族はそのときもうすでにみんな割と大人だったので、多少の融通がきいてしまって結局残業をすることも多々あって。パートから時短社員になって、そうこうしてるうちに子どもたちが巣立ったりと家庭環境が徐々に変化していったこともあって、そろそろフルタイムで、という感じで社員になりました。

エンプラスは宅建士の資格を持っていると手当が出るんです。簿記と同じで宅建も広く使われている資格なので取っておいて損はない!と思い立って入社してから自力で取りました。

〇どんなお仕事ですか?

会社から出す請求書を作ること、そしてその支払いのチェックをするのも私がいる部署です。大きく言うと、お金周りの管理。そのほか、少し前からサービスアパートメントの契約書作成も私達の部署で一括して対応するようになりました。

請求だったり出金管理だったりの、いわゆる経理的な業務はそれこそ入社前から馴染みのある分野だったけれど、サービスアパートメントの契約書作成は、宅建をとって以来実践で使ったことのないスキルなので学ぶことがたくさん。業務を通して会社がやっていることを理解して全体がみえてくる部分もあって、毎日新しい発見がある感じですね。知的興味も湧いて、もちろん大変なこともあるけど総合して楽しい!

エンプラスのいいところというか、自然に発生した社風のひとつに、「自由さ」があげられると思っています。業務に関係ないことで自分の興味や好きなことが、気づいたらつながっていることが多々あるんです。例えば、去年会社の引っ越しがあったのだけど、私気がついたら新しいオフィスの家具を選んだり、引っ越し業務にどっぷり浸かっていたんですよね。もともとそういうのが好きで、自然と引き寄せられてしまった感じかな?(笑) 誰かに押し付けられたりしたわけじゃなくて、自主的に、個々が自然となにかを始められる自由さがエンプラスにはあると感じています。逆にいうとその自主性に頼ってしまうと「まとまりがない」ということになってしまうのでしょうけれど。それが今後課題としてあがってくるのかもしれませんね。

〇子育て、介護を経験したからこそ分かる、エンプラスの働きやすさ

子供や高齢の家族がいたこともあって、入社当初は時間に融通が効くのはとてもありがたかったです。その後もこちらの生活環境の変化に合わせて働き方を一緒に考えてもらえる会社との関係性はとても貴重だと思います。

私は、入社した時点で子供たちはある程度大人だったのだけれど、妊娠出産子育てをする同僚たちをみていると働きやすい環境で本当によかったなあと思います。法律の関係で制度は設けられているけれど産休や時短制度を実際に使うのはハードルが高いなんて話も珍しいことではない中で、働く人が安心して家族のことを思いやれる環境であることはエンプラスのいいところです。

〇海外での生活

エンプラスでは日本と海外の間でのリロケーションサービスを行っていますが、実は私自身も長い間海外で帯同生活を送っていました。最初の帯同は30年くらい前のアフリカ。今みたいに「リロケーション」という言葉もメジャーじゃなかったし、手厚いサポートなんて全然受けられない中、初めての海外生活でアフリカへ。今考えると若かったからできたなあ、と(笑) アフリカの後はタイにも帯同しました。

最初のアフリカでの生活は楽しいことも厳しいこともたくさんあったかけがえのない思い出がたくさん詰まった4年間。その頃はまだまだ情勢が安定していなくて危険も少なくはない生活で、文化や環境、考え方が違うのだから摩擦が生じるのは当たり前。日本にいたら絶対経験しないであろうことをたくさん経験しました。でも私達家族は、関わる全ての人たちと真摯に向き合うことで広がっていくものがあると思っていてね。周りの人達に恵まれて、家族のようなすてきな関係性を築くことができたんです。常に「命」について考えさせられる、自分にとっての原点的な部分をくれた大事な4年間。帯同生活が終わって一番最後に空港から飛び立ったときに、「ああ、無事に飛び立てた」って、本当にほっとしたのを昨日のことのように思い出します。

エンプラスのリロケーションサービスを通して関わるお客様も多かれ少なかれ、私が経験したような海外生活の酸いも甘いも味わうのだろうな、と思います。そのお一人お一人がかけがえのないすてきな海外生活を送れるように、エンプラスの一員として日々の業務に真摯に向き合おうと、気の引き締まる思いですね!

〇私の人生に通ずる、エンプラスの経営理念

今回このインタビューのお話をいただいたときに、これだけは絶対に伝えたいと思っていたのが、エンプラスの経営理念である「人との出会いを大切にし、生涯付き合える会社となる」ということ。パートとして入ったとき、毎朝朝礼で唱和されているのを噛み締めながら「結局一番大切なのはそこなんじゃないか」って、ずっと思ってたんです。思い返せば、アフリカやタイでの海外生活の中でも「真面目に生きていないと、ちゃんとしていないと、生涯付き合ってもらえないだろうな」という思いがあって、それってこの経営理念に通ずるところがものすごくあると感じています。今回のインタビューで当社の5つのVALUEの内、一番好きなVALUEとその理由についても聞かれたのですが、一つに絞れないくらい全部好き。どれもまだまだで耳が痛いけど(笑) でも、やっぱりこのVALUEも理念に繋がっていて、実は経営理念を噛み砕いている気がするんですよね。 エンプラスとしても、私個人としても。もちろん人間だれも完璧ではないのでどうしても怠けてしまう部分はあるのだけど、それでもできる限り、真面目に、ちゃんと、向き合う姿勢が大切なんだと、この経営理念を胸にこれからも日々の業務に励んでいきたいです。

〇最後に、今後のキャリアについてきかせてください

今後のキャリアについては、多分何歳になってもずっと考えていかなくてはならないことですね。私が今時点で思い描く今後のキャリアは、決して大それたものではないのだけれど、まずは目の間の自分の課題を一つずつクリアして、知識を身に着けて経験を増やし、業務支援グループでのマネージャーとしての仕事でちゃんと結果につなげることが大事だと考えています。

と、言いながら、実はすごく誘惑に弱くて仕事も学びも、お尻に火をつけないとがんばれないタイプなのです。。持ち前の元気と健康で今まで乗り切ってきたのですが、去年は神経痛に悩まされてしまって大好きなゴルフもできなかったし仕事も思うように集中できなくて、自分の健康への過信と自己管理不足に大反省。今年はまず健康第一、体調管理を万全にすることを当面の課題としていきたいです。

今後エンプラスがより大きくなったときに備え、業務支援グループも効率よく皆さんのお手伝いができるよう、私自らも先頭に立って業務改善を進めていきたいです。

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