こんにちは!エニトグループ(with/Omiai)の採用担当です。
このほどサービス開始から13周年を迎えた『Omiai』。第二創業期に差し掛かる今、サービス強化に向けたエンジニアの積極採用に取り組んでいます。
今回はFlutterエンジニアを務める高田に、当社に入社した経緯やどのような価値観をもって日々仕事に取り組んでいるのか、話を聞きました。
株式会社エニトグループは20代を中心に価値観重視の出会いを提供しているマッチングアプリ『with(運営:株式会社with)』と恋愛結婚を叶えるマッチングアプリ『Omiai(運営:株式会社Omiai)』の二つのマッチングアプリ企業を運営統括しています。
Flutterエンジニア 高田 晴彦(たかだ はるひこ)
2010年4月にWindows系のパッケージベンダーに新卒で入社。開発部にてAndroidアプリ開発のほかOpenCVやTensorFlowを用いた画像認識の開発を行う。8年ほど在籍したのち、株式会社リサーチ・アンド・イノベーションへ転職し、Androidアプリ開発やエンジニア採用、技術広報など幅広い業務に従事。2023年4月に入社した株式会社KyashではAndroidアプリ開発に携わる。また、エンジニア向けのAndroidカンファレンス「DroidKaigi 2024」にも登壇。2025年1月、株式会社Omiaiに入社。
Flutterへの挑戦と第二創業期のフェーズ感に魅力を感じてOmiaiへ
ー今までのご経歴について教えてください。
2010年4月に新卒でWindows系のパッケージベンダーへ就職しました。入社して間もなく、パッケージソフトと連携するスマホアプリの開発プロジェクトが発足し、Androidアプリ開発に携わることに。当時はAndroid端末の第一世代が発売された頃で黎明期でしたね。パッケージベンダーといっても受託の要素が強く、手広くさまざまなことをやらないといけなくて、もっとAndroidに特化して仕事をしてみたいと思うようになり、Android専任のエンジニアを募集していた家計簿アプリを運営するリサーチ・アンド・イノベーションに転職しました。そこでは、レガシーコードの改善やコア機能リニューアルなどを担当していました。
ーそこから、なぜKyashへ転職されたのでしょうか。
1つのソースコードでiOSもAndroidも動作させることができるクロスプラットフォームに昔から興味がありました。なかでもKyashは、UIはAndroidらしさやiOSらしさを維持しつつも、ロジックはKotlinで共通化していて、他にもUI/UXのこだわりを感じたんですね。それで、Kyashでチャレンジをすることを決めました。Kyashでは、アプリ内のユーザー行動のトラッキングデータの送信やiOSエンジニアの開発者体験の改善などを担当していました。
ーエニトグループ(Omiai)に入社した決め手は?
決め手としては大きく2つあって、1つがFlutterに挑戦してみたいと思ったから。前々職では技術記事を書いたり、「FlutterKaigi 2022 」というカンファレンスに登壇したりと、ある程度Flutterにも触れていたんです。
Omiaiのように、Add-to-appでFlutterモジュールを統合してリプレイスするのは、Android開発の知見やノウハウがないと難しいところもあると思っていて、私の長年の経験が活かせる環境だなと感じました。
もう1つが会社のフェーズや規模感に魅力を感じたから。当社は今まさに開発体制の整備をしている最中で、積極的にエンジニアを採用しています。そのときには、必ず技術ブランディングが大事になると思っていて。私は、ここ数年カンファレンスの登壇や技術的な発信、広報に積極的に関わっていたため、そういった知見や経験も活かせるのではないかと思いました。
「属人化」から「標準化」へーFlutterリプレイスを成功に導くポイント
ー入社後に感じた、入社前とのイメージのギャップはありますか?
入社して間もないため、そこまでギャップを感じるような出来事はないのですが、強いて挙げるなら、開発組織力の高さですね。実は、入社前はマッチングアプリは地味なサービスというイメージで開発組織も小規模なのかなと考えていました。しかし、withにはプランナーが10人以上いるし、エニトグループ全体だとデータアナリストが数名いて、想定以上に磐石な開発体制だなと驚きました。
ー現在の役割や業務内容を教えてください。
Omiaiの開発チームでFlutterエンジニアをしています。現状では、Omiaiは完全にFlutterへリプレイスされていません。Flutterリプレイスによる技術的負債の解消と、ユーザへの新たな価値提供を両立するために、Add-to-app機能を活用して、既存のネイティブアプリに段階的にFlutterを組み込んでいます。開発計画や策定はテックリードの三枝さんと連携しながら進めています。
ー仕事で大切にしていることや工夫をされていることはありますか?
属人性を下げることを意識して開発していますね。属人化してしまうと、個人に業務や知見が依存して中長期的にはコードの品質低下や技術的負債につながる恐れがあるからです。具体的には、AndroidやFlutterの設計方法やコードの意図、システム構造などをドキュメントに残したり、コードレビューを実施したり、定期的な勉強会を開催して最新の技術やプロジェクトの知識をチーム全体で学ぶ機会を設けたりするといった取り組みを行っています。
Omiaiはここからさらに成長するフェーズ。大きなチャンスをつかみ取れる環境
ー今後の仕事の目標や展望について教えてください。
今はとにかくOmiaiをより良いサービスにすることに専念したいです。直近で取り組みたいこととしては、検証環境の整備ですね。まだ開発や動作確認が効率的にできないところがあるので、改善に取り組んでいければと思います。
中長期的には、Flutterやアプリ開発に特化せず、サーバーサイドや開発組織作りなど、幅広く関わっていける人材になりたいです。
ーどんな人と一緒に働きたいですか?
自ら課題を発見し、さまざまな人を巻き込んでリードしていける人がマッチしていると思います。併せて、Omiaiを通して良縁を生み出すことにやりがいやときめきを感じられる人だとなお良いですね。
技術面でいうと、施策を細かく数段階に分けてリリースすることをリードできる技術や経験をもつ人。やはり、ネイティブとの連携が必要になってくるので、iOSまたはAndroidの開発経験がある方だと活躍しやすいのかなと思っています。
ー最後に、Omiaiに興味を持ってくださった方へメッセージをお願いします!
マッチングアプリというと、「怪しいサービスなのではないか」「キラキラ系の人が多く働いていそう」という印象をもたれるかもしれませんが、実際は誠実に物事に取り組んでいる人が多いです。そこは安心して来てもらえたらと思います。
Omiaiはリリースから10年以上が経過しており、さまざまな技術的負債を抱えていました。このほどリアーキテクトを実施し、抜本的にシステムやデータベースを再構築した過去があります。さらなる成長を遂げるべく、現在はFlutterリプレイスをしています。Omiaiはまさにここから伸びていくフェーズであり、主体的に価値提供で貢献をしたい、課題を解決したいという方には非常にやりがいがある環境だと思います。ぜひ興味がある方はご応募お待ちしております!