エイトノット 木村です。
今回のポストでは、エイトノットの事業紹介と、代表 木村の自己紹介をさせていただきます。事業紹介といってもまだまだ始まったばかりの小さなスタートアップですので、変わっていく部分もたくさんあるかと思いますが、よろしくお願いいたします!
当社は「あらゆる水上モビリティをロボティクスとAIで自律化する」をテーマに、2021年3月に設立されたスタートアップです。現在は、EVロボティックボートというロボティクス技術を活用して自律航行する小型の電池推進船を開発中で、将来的には複数台をネットワーク管理下においたオンデマンド型の水上交通の実現を目指しています。
社名の由来
エイトノットは「八の字結び」という、ロープや釣り糸の結び方から。この結び方は簡単に結べて、簡単には解けないという特徴があります。現代では様々な技術革新を背景に、人と人とが簡単につながることができるようになりました。さらに自動運転やドローンといった新興の技術も数多く登場し、人々の暮らしを変えようとしています。当社は自律航行という新しい技術を活用し、水上移動をもっと安全に手軽にすることで、海によって隔絶された世界を強く結びつけたいと考えています。
ロボティクスエンジニアの開発チームと
船舶スペシャリストによるパートナーシップ
チームは主にロボティクスの開発に従事してきたメンバーで構成されていて、既存技術を上手に活用しながら、スピード感を持ってサービスインまで開発を進められる体制が整っています。船舶を進化させて自律航行化するというよりも「テクノロジーを活用して、水上を移動する手段としての最適解を求める」というアプローチを取っており、解決する課題に応じて水上モビリティとしてのベストな選択肢をご提案できるようにしていきたいと考えています。
他の企業とのパートナーシップも積極的に組んでおり、特に小型船舶を専門的に取り扱う企業と技術開発、営業の両面で積極的な協業体制を構築しています。これによりソリューションとしての自律航行船を早期に実現できるようになっています。自律航行技術の社会実装にはより多くの方々とのコラボレーションが必要不可欠ですので、もしご興味いただけた場合はお気軽にご連絡いただけると大変喜びます!
2021年4月にDRONE FUND様より資金調達&
広島県のアクセラ「D-EGGS PROJECT」に採択
自律航行船サービスインまでの簡単なマイルストーン
2021年 広島・大崎上島町にて小型EVボートによる自律航行の実証実験
2023年 物流分野で一部サービス開始
2025年 旅客分野でサービス開始
ひとつめの大きなマイルストーンである大崎上島町での実証実験ですが、こちらは「D-EGGS PROJECT」という広島県が中心となって運営されているアクセラレーション・プログラムに採択いただきまして、秋のデモデイに向けて走り始めたところです。
島にお住まいの方々にとってメリットのあるイメージを醸成できればと考えています。実施にあたっては、大崎上島町役場の方々や広島商船高専の教員の方々、生徒さんとも連携しながら一緒になって大崎上島の未来イメージを創造していけるようにしていきます。こちらに関してはまた別のポストでご紹介していきます!
最後に木村の自己紹介
略歴
カリフォルニア州立大学を卒業後、アップルジャパンを経て、デアゴスティーニ・ジャパン入社。「ロビ」をはじめとするロボティクス事業の責任者を務める。その後、バルミューダにて新規事業立ち上げを担当し、フリーランスを経て起業。SUP、ダイビングなどマリンレジャーを趣味とする。一級船舶免許所持、AOWダイバー。
ロボットと海が好きでふたつを掛け合わせたというのが、そもそものきっかけです。今も海のすぐそばに住んでいて、特に夏は朝風呂の代わりに海にドボンという生活をしています笑
ボートでもSUPでも、海の上にいるという体験は唯一無二のものだと思っていて、より多くの方々がもっと手軽に海にアクセスできる手段を構築したいなと考え、エイトノットを創業するに至りました。
生活に欠かすことのできない航路を自律航行技術で下支えしていくことももちろんですが、アイランドホッピングのような離島間を簡単に行き来することができるようになったり、他の輸送モード(自動車や自転車、列車)などと組み合わせてMaaSのような形でシームレスに海上移動をしたりできる世の中を実現したいと思っています。この辺りの話はまた改めて別のポストできればと考えています!