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【代表インタビューvol.1】創業から現在に至るまで

代表取締役 井関 貴博(Takahiro Iseki)

1975年1月 高知県生まれ 早稲田大学卒業後、大和証券系のベンチャーキャピタル 大和企業投資に入社、5年間ベンチャーキャピタリストとして、投資16社でそのうちにIPO(株式公開)5社、スーパーの肉のハナマサやメディア&リサーチのイードの社外取締役を歴任。

その後、ネットエイジグループ(現ユナイテッド)の取締役CFOとして入社、東証マザーズ上場し、東京証券取引所の鐘を鳴らす経験をする。

メーカー・小売業の想いをダイレクトに顧客に伝えるというビジョンのもと、2006年2月に当社を創業。

包容力があり、いつも穏やかで、ポジティブ!細かいことを言わない・・?

そんな、社員から親しまれ、愛される井関の創業ストーリーをご紹介



▼起業したきっかけ

私は大学を卒業後1999年にベンチャーキャピタルという当時は全く無名の変わった業種に飛び込みました。そこから、楽天やサイバーエージェントの上場などがあり、IT業界の快進撃が始まります。

ベンチャーキャピタルに5年在籍にした後に、ご縁がありネットエイジ(現ユナイテッド)のCFOになり、ネットエイジそのものも株式公開をすることができました。その中でたくさんの起業家やビジネスモデルに触れ、組織の急拡大に触れ、自分でも事業を起こしたい!と思うようになり、2006年にECホールディングスを設立することになります。

▼なぜイーコマース?

起業するにあたり、イーコマースという分野を選んだのは、ネットエイジの創業者の西川さんが「イーコマース1社だけだとパワーがないけど、八ヶ岳みたいに、8つぐらいの会社を束ねて経営していくスタイルって面白いと思わない?」という話を聞いたのがきっかけです。

当時は、今となっては当たり前のモールも、そこまでパワーを持っていませんでしたが、EC可率は今後さらに上がるのではないか?と感じてました。

当時住んでいた神泉の都営住宅、1階の共有スペースのホワイトボードに事業計画の議論し始めたのが最初の最初でした。

▼EC事業を始めたものの、だれもECのプロがいない、、どうしよう

ということで、新卒のベンチャーキャピタル時代にお世話になったEストアーの石村社長(ECのショッピングカートの草分けで既に上場もされていた)に会いにいくことになります。

石村社長にプレゼンをさせていただいて、直ぐに出資と業務提携をして頂きました。当時、社外取締役にも就任していただき大きな後ろ盾のもと、スタートすることができました。

が、、、信頼も実績もないベンチャーに仕事が舞い込むほど世の中は甘くはありません。

そこで考えたのが、”無料でECサイトを作ります、その代わり売上に応じて課金”という成功報酬型のアイデア。

今でいうクラウドモデルの先駆けを行いました。その結果、案件はかなり舞い込み、20、30サイトと運営案件は増えていきました。WEBデザイナーやディレクターも必要で、直ぐに社員も30人規模に。

順調に前進しているかと思いきや、一向に売上があがりません。

お客様のサイトの売上が上がらないと、当社の実入りも上がらない。一方で人が増えたので人件費はあがる、しかし、売上は一向にあがらない、そしてキャッシュが減る。

というどうしようもない状況でした。いつかは売上が上がるだろうという安易な考えでしたが、考えは甘くこの事業は縮小していくことになります。

ただ、この事業を通して、WEB制作、WEBマーケティングの人材とノウハウを得ることができ、ECサイトの受託制作、運用代行を行いながら、自社企画商品のネット販売の両軸を展開していくことに繋がっていきます。

▼停滞期、、、

2006年から、イーコマースの制作、運営受託、コンサルティングを始めて、メーカー支援事業からスタートをしましたが、どうしても、メーカー様の新商品の開発スピードや在庫の問題等、イーコマースだけでは、売上を思うように伸ばせない現実にぶつかりました。

その中で、自分たちでもブランドを確立し、商品を広げていきたいという思いを強く持つようになり、イーコマース事業が黒字化したタイミングの2011年頃から、スイーツ事業を展開。

当時はciappucino(チャプチーノ)というウーピーパイとカップケーキのブランドを展開し、そののちドーナッツプラントの事業を引き受けて行うようになりました。ただ、その過程の中で、製造の問題や店舗展開時のコストの問題にぶち当たり、神戸の会社との合弁事業に切り替え、展開していく流れとなります。神戸の会社が、工場と支店を関東に持っていたので、東京に拠点を置いている私自身がスイーツの事業を行うことになります(週の半分以上)。そうなると、ECホールディングスの事業展開に、時間もお金も割くことができず、売上高は3~5憶円、営業利益2~3000万円で停滞していた時期が続きます。


▼好転のきっかけ!

神戸の会社が大きく事業展開を変えるタイミングもあり、2016年に資本提携を解消することになりました。そのタイミングで私自身がECホールディングスに集中することになり、本格的に自社の通販EC事業に力を入れることを決断。インフォマーシャル(テレビ通販)を作成したり、広告宣伝投資を積極的に行うようになり、2016年度は久々の赤字を計上することになります。

私自身は、次の青写真を描いてましたが、金融機関からの借入も断られたり厳しい時期に突入します。ただ、その時期の社員の頑張りと広告投資を無理してでも継続できたことにより、2017年、2018年と事業を急成長することができ、売上も毎期2倍以上、利益も急速に出せるようになりました。

2018年下期に入り、2021年の売上高100億円達成に向けて、オフィス移転や新商品の企画開発、広告宣伝への投資をさらに加速している真っただ中にいます。


▼最後に、、、

ベンチャー企業なので、毎年毎年が生きるか死ぬかの激しい世界で、まさにサバイバル。

そのような環境の中でも、社員や取引先様、事業を相談できる経営者仲間、家族全てに恵まれ、事業の成長が確信に変わってきています。

創業間もないカオスの時期に入ってくれた10名の社員の存在も大きいです。それぞれが各事業部の事業部長を担ってくれており、ベンチャーなのに落ち着いているねと言われるのはこの創業の仲間たちがしっかり会社を運用してくれている結果でもあります。

ビジネスの世界は勝負の世界、これだけ時の流れが速いと、『地道に積み上げていく部分の物事(企業文化やPDCAなど)』と『全ての環境や世の中の流れを読み解き、適切に素早く判断をして進めていかなければならない物事』を使い分けながら舵取りをしなければいけません。

私自身が高度な経営力を身につけなければなりません。頑張ります。

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