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司法試験に落ちて絶望していた私がまた頑張れる場所

こんなにのびのびと働けるのか!?

私がニコリーに入社して最初に持った印象です(笑)

しかしそれは、決して楽ができるという意味ではありませんでした。

人生最大の挫折

2016年3月に法科大学院を卒業した私は、その後2度の司法試験に不合格となり人生で最も強烈な挫折感を味わっていました。


もともと何かに情熱的に取り組むという感覚がよくわからなかった私は、適度に安全な人生を送りたいと思い、世間の評価や今の自分に何が出来るかを中心にものごとを考えていました。弁護士になろうとしたのも何か特別な情熱があったというよりも、弁護士の合格人数が増えて、この程度の難易度なら受かるだろうという安直な思いで志望していました。


しかし、結果として不合格となり、合格定員も年々減少していきました。

司法試験は試験自体もそこへ向けた勉強も想像以上に辛いものであり、この辛い日々を継続するのはその時の私には無理でした。思えばこの時人生で初めて情熱というものが、何かを達成するのに不可欠なものなのだと感じたように思います。


試験に不合格となった後は人生のどん底に陥った不安や絶望感に苛まれていました。

たとえ学識があっても、当時の私は社会に対して何ら生産的な活動を行なっていませんでした。そのため司法試験に不合格となった瞬間に私は、自分は社会にとって全く無価値な人間であると思いました。この時の考え方は今も持っていて、可能な限り多くの価値を提供してその分の報酬を貰うのが適正な働き方ではないだろうか、などと偉そうなことを考えながら日々業務に勤しんでいます(笑)

ニコリーとの出会い

ニコリーに入った切っ掛けは少し変わっていたかもしれません。

司法試験に落ち、就職活動をしていた私は、登録していた人材紹介会社でインターンとしてお世話になっていました。ある日社長からベンチャー企業興味ある?と聞かれ、普通に求人票を送ってくれればいいのに何なんだろうなと訝しみながらも、興味はあったので詳しい話を聞かせてもらいました。

社長の話によると、前職の同僚がベンチャーで働けるバックオフィス人材を探していて、私が向いてそうだから話を聞いてきたらどうか、ということでした。今から考えると求人票もないということは本当に何も整っていない会社だと容易に想像できそうですが、無我夢中で就職活動していた私には些細な問題に感じました。


情熱の発見

ニコリーの社長、檜垣さんとの面接は他に面接を受けた何社かと比べ、拙さのようなものを感じました。しかし、その口から出てくる コンプレックスを持つ人を笑顔にしたいというと言葉には何故かは分かりませんが物凄い重さを感じました。


私は、どんな美男美女でもコンプレックスがあること、それにより必要もなく心に傷を負うことがあると聞き、「ふざけんな」と思いました。

この時はじめて私は、自分の中に明確な情熱を発見出来ました。それまで漠然としていた私の中の情熱のあり方がはっきりしたのです。私に情熱発見の切っ掛けをくれた檜垣さんにはとても感謝しています。そして、この人と一緒に働きたい、コンプレックスを笑顔にしたいと本気で思いました。恥も外聞も投げ捨てて自分のコンプレックスを暴露し、一緒に働きたいという熱意を伝えたのをよく覚えています。


入社して分かったのですが、コンプレックスを持つ人を笑顔にしたいという理念は建前でも何でもありませんでした。社内会議でも、その理念を基軸に話し合いが行われていました。本物だからこそ言葉に重みがあったのではないかと後になって思いました。

ニコリーという働き方


イケてる社員

ニコリーでは、個性豊かな人が働いています。

・幼稚園に入園する一男のパパ

・外部のSEO向けセミナーに講師として呼ばれチケットを3時間で完売させるオタク

・三日三晩精力的に仕事を続ける帰国子女

どなたも尋常ではない速度で仕事をこなし成果を上げていました。取締役会で自ら厳しい目標を掲げ、その厳しい数値目標を優に超える成果を出しているのも納得できます。

リーダーシップ

そのような優秀な社員の中に放り込まれた私の最初の仕事は、経理作業の引き継ぎでした。

その後は明確な指示はなかったのですが、契約書の管理やドラフト修正、入社に必要な各種手続きの簡易化などを勝手にやるようになりました。自分でも驚きですが、やるべきことを見つけると会社のためにやらずにはいられませんでした。

誰にどのような権限があるか、このことからして明確なルールは提示されず、自分の管轄する業務の範囲もかなり曖昧模糊としたものでした。そのため誰かの指示で何かをするのではなく、問題を発見したら能動的に解決策を見出し、上司も部下もなく自ら主導的に動く必要がありました。

与えられた仕事をこなすのではなく、仕事を見つけて解決していく作業は強いプレッシャーを感じるものでした。しかし、漠然と仕事をしているよりも何が必要で何が不要かを常に考える必要があるため、自分が洗練されていくように感じて日々充実感で満たされています。



成果主義

ニコリーでは、オフィスへの出入りは自由で、自由に休憩を取れます。また、音楽を聞きながら、食事を取りながら仕事をしている人もいます。最初にも言いましたが皆さんのびのびとしています。

しかし、自己管理を一任されているということは、期日までに十分な成果を出すことに自分で全責任を持つ必要があるということでもありました。特に誰にも分からない分野に挑戦していくのがベンチャー企業の特徴ですから、誰かに相談することで必ずしも解決する訳ではありません。それでも成果を上げなければいけない厳しさ、自分で考え行動していくことへの楽しさがあります。

勿論困っていれば社員の方は皆さん協力してくださいます。驚いたのは、忙しいにも関わらず私のデスクにわざわざ足を運んで話を聞いてくれたことです。この行動で私は随分と救われました。

また、成果を上げるため社員の成長への投資は貪欲です。社員おすすめの本が壁際に並べられ自由に読むことが出来ます。外部での研修も望めば経費で行くことが出来ます。そもそも檜垣さんが自ら飛び回り、社員の自己実現に必要そうな情報をかき集め、場を準備してくれます。成長に意欲的な人ほど成長できる環境が整っています。

ベンチャーのバックオフィスという未知の領域

不確かな領域で

私は、ベンチャー企業でのバックオフィス全般を担当してくれという人によっては無理難題だねと言うような業務を行なっています。

そこには経理、法務、労務など専門知識の必要な領域が含まれています。

自由な社風というのは逆に言うと何も決まっていないことを意味している場合があります。本来あるべきものがなく、どうすると決めることが出来るのかも分からず、企業やそこで働く人達にとって何が最も良いかもよく分かりません。対応が必要なことは多岐にわたり、外部の権威と呼ばれる方に聞いても謎はナゾのままです。


理屈で分かっていても上手く共有できず形にできない、分かっていても手が回らない。そんな中で、しかし自分が動き変わらなければいけない強い危機感が常につきまといます。何かをするには、十分な理由を他の方に理解してもらう必要があり、どう言えば理解してもらえるか考える毎日です。

そんな中でも先日経費の統一的なルールに関して、全社員の同意を得ることが出来ました。

手探りで物事を進めることには、必要以上の労力が必要でしたが、だからこそ普通経験できないであろう自分で会社のルールを作るという経験ができ、大きな達成感を味わえます。

貴方の助けが必要です!

私は、司法試験に落ちて私は人生の崖っぷちにいました。自分を見つめ直し、真摯に向き合うことが不可欠な環境で私はニコリーに巡り逢いました。

もし、貴方が何かに挫折して、それでも挑戦を続けていくことを諦められないなら、もし貴方が、人生を充実させるために今までとは別の何かに挑戦したいなら、ニコリーは貴方に挑戦の場と成長の機会を提供してくれると思います。


まだまだやるべきことは山積みですが、コンプレックスを持つ方を笑顔にするため、コーポレート部で、私と一緒に働いてくれる人を募集しています!

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