プロダンスリーグ「D.LEAGUE(以下:Dリーグ)」にてDYM MESSENGERS(以下:MESSENGERS)を結成、運営する株式会社DYM。
ストリートダンスの発展と、スポンサー企業のビジネス拡大の両立を目指して日々邁進しています。
今回は、Dリーグ事業部で課長代理を務める野坂氏と、DYM MESSENGERS のTAKUYA氏、Yasmin氏に事業内容やDリーグ事業部の魅力などを聞いてみました。
企業が結成、運営するダンスチーム
――まずは、自己紹介をお願いします。
野坂氏: Dリーグ事業部の野坂です。新卒で入社し、現在は在籍5年目にあたります。
入社当初から役員になることを目標としており、新規事業開発部を経てDリーグ事業部の事業部責任者になりました。
TAKUYA氏: MESSENGERSディレクターのTAKUYAです。30年以上のダンスキャリアがあり、日本最大のダンスコンテスト「JAPAN DANCE DELIGHT」でハウスダンス初優勝も経験しています。現在はプレイヤーや振り付けだけでなく、スタジオやセレクトショップの経営なども行っています。
Yasmin氏:MESSENGERSメンバーのYasminです。9歳から本格的にダンスを始め、19年目を迎えました。ジャンルを問わずダンス自体が好きなため、いろいろなジャンルをかじりつつ(笑)各エッセンスをブレイキンに落とし込むようなスタイルで活動しています。2022・2023年には、2年連続でRedBull BC One World Final Bgirlに出場しました。
――Dリーグ事業部について教えてください。
野坂氏:プロダンスリーグであるDリーグにてMESSENGERSを結成し、運営しています。主たる業務は、チーム運営やスポンサー集めです。
Dリーグの魅力
――Dリーグの魅力はどんなところですか?
野坂氏:僕自身ダンス未経験者なのですが、ダンスをしたことがなくても楽しめるのがDリーグです。
まず、試合時間が短いんです。他競技では長時間の観戦が必要なケースもありますが、Dリーグは基本的に「1作品2分15秒」です。このスピード感は、SNSなどでショート動画が人気を博している現代社会に非常にフィットする部分かと思います。
さらに、Dリーグにはルールがほとんどありません。「時間内にオリジナルの楽曲を踊り切る」という程度のルールしかないため、初見でも気軽に楽しめます。
あとは単純に、かっこいい(笑)何も知識がなくても「かっこいい」「楽しい」と思えるコンテンツだという点が魅力です。
――MESSENGERSの特長を教えてください。
野坂氏:一言でいうと、「ダンスの玄人集団」です。Dリーグ全14チームのなかでも特にストリートダンスを極めてきたメンバーが集まっていると自負しています。
――なかでも注目のメンバーは誰ですか?
野坂氏:Keitricです。ダンスの上手さはもちろんですが、実は、僕たちは出身大学が一緒なんです(笑)年齢も2歳差で、似たような道を歩んできた者同士が違うフィールドで 頑張っている姿を見るのは、とても刺激になります。
TAKUYA氏:僕もKeitricです。彼のダンスは、本当にすごいんです。柔軟性があって、ブレイキンを軸にコンテンポラリーやトリッキングなどを融合させ、独自のスタイルで存在感を放っています。
一方で、どこか抜けているところもあって(笑)最近でいうと、1日に2回財布を失くして、同じ警察署から2回連絡をもらったそうです(笑)
Yasmin氏:Keitricはとても多才で、音楽も自作するんです。独学で習得したにも関わらず、1曲はストリーミング配信もしているはずです。
MESSENGERSで一番ファンが多いのは、TAKUTOですかね。実際に会いに来るファンの方が多くで、本当に大人気です。
DYM・MESSENGERSの軌跡と絆
――これまでのバトルで印象に残っているものはありますか?
TAKUYA氏:KADOKAWA DREAMS(以下KADOKAWA)さんとのバトルです。
僕たちのテーマが「ロストメッセージ」、対するKADOKAWAさんのテーマが「メッセージ」だったんです。僕たちとしてもかなり振り切った作品でしたし、互いのメッセージのコントラストがよく表れたラウンドで、そういったことがオーディエンスにダイレクトに伝わった感じがしました。
Yasmin氏:実際に、SNSを通して伝わってくる反響もすごかったですね。
――DYM MESSENGERSの「ここだけの話」はありますか?
TAKUYA氏:メンバーで長時間飲みます(笑)
Yasmin氏:最低でも6時間、最高だと12時間飲み続けたこともあります(笑)また、どんな組み合わせでも行けるので、頻度も多いんです。空いているメンバーがいれば、「じゃあ、行こうか」となります(笑)
――企業とチームはどういった関係ですか?
野坂氏:よく食事に行きますね(笑)
僕たち企業側の人間は、彼らにとってはいわゆる「オーナー」なのですが、DYMではそういった垣根はまったくありません。それこそ先週も、ダンサー全員と代表、僕とで食事に行きました。食べたいものがあれば、1泊して名古屋まで食べに行ったこともあります(笑)
また、社内にもMESSENGERSのことが好きな社員が多いのも特長です。彼らは 僕だけでなく、他の事業部の社員とも仲が良いですね。こういった交流は、他チームではあまり見られないように思います。
「ダンス」と僕たちの「仕事」は別物のように見えますが、心の奥底に持っている想いは似ていると感じるんです。僕は、DYMは「スマートにかっこよく働く」というよりも、どちらかというと「泥臭く汗水垂らして必死に頑張る」スタイルの会社だと思っており、MESSENGERSも同じにおいがします(笑)そういった部分で、互いに共鳴し合っているのだと思います。
スポンサー登録で拡大するビジネス
――DYM MESSENGERSのスポンサー登録をすると得られるメリットはありますか?
野坂氏:DYMの強みを活かしたビジネスマッチングです。現在、当事業部でスポンサー企業様を募り始めて1年と少しですが、すでにこれまでで 120社を超える企業様にご参画いただいています。この急激な伸び方は、Dリーグでもほかに類を見ません。
Dリーグ事業部では、月2回ほど開催されるスポンサー企業様同士の交流会だけでなく、DYMグルーブ全体がこれまで育んできた人脈を活かした精度の高いマッチングを行っています。その結果、年間スポンサー料をお支払いいただいたとしても「元が取れる」とご満足いただけるケースが数多くありました。他社のスポンサー参画では見えにくい費用対効果の部分を、なるべく早く実感していただけるよう努めています。
ダンスを通じて、よりよい未来へ
――今後の目標教えてください。
野坂氏: 目標は、大きく3つあります。まずは、「プロダンサーになりたい子どもを増やすこと」です。
TAKUYA氏:僕たちはダンスが好きで追求していますが、やはり自分たちが好きなことを、より多くの方に楽しんでいただきたいという気持ちも強いんです。自分たちが高みを目指すことと、より多くの方に広めていくこと、その両立を目指しながら子どもたちの希望になっていきたいです。
野坂氏:次は、やっぱり「勝ちたい」ですね。勝負の世界ですので、やるからには1位を目指したいです。
TAKUYA氏:これは僕たちの頑張りどころですね(笑)今後も研鑽を重ねて、ランクを上げていきます。
野坂氏:最後は、「本事業を黒字化させる」ことです。
27歳の事業責任者が黒字化させられたら、DYMの実力証明につながると思っています。「DYMという会社はすごいんだ!」ということを見せつけたいですね。
これらの目標の実現に向けて、僕たちと一緒に楽しく・泥臭く戦ってくださる方からのご応募をお待ちしています。